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楽しみは続く
WSの募集が終了いたしました。ご応募いただいた皆様、ありがとうございます。
私も、WSの仕切りをやってくれてる深澤もばったばたしておりますが、とにもかくにも締切まで来てほっと一息、というところです。すぐに次の準備にとりかからねばならないのですが。
明日は深澤と打ち合わせ。なにやるか伝えなければなりません。頭の中にあるあれやこれやを一緒に整理してもらおうと、今頃、滑り込みで応募して来た方々への対応でテンヤワンヤしてる彼女をあてにするモッサリ作家です。WSと新作の構想を書き記す為の新しいノートには「台本稽古」という文字が躍っております。さて、どんな本を用意しようか。お、そんなこと考えてたら楽しくなってきた。
そして、外部の方だけにWSを体験してもらうのは、逆にやばいんじゃね?そんなにオレらすごくないんじゃね?と演出家、今さら我に返りまして、というわけでブルの内部WSもやることになりました。
こちらはこちらで現在のブルの弱点を把握し、今から来年の稽古開始までになにが出来るのかを考える催しです。おっほほーう、まじめー。つか、そういうのするの初めてだから普通に楽しみです。いろいろやってみようと思っていますが、ひとつ考えているのは、私がもう11年くらい前に書いて封印している手書きのコント台本を、現メンバーの稽古用台本として使ってみようという試みです。今手もとにあるそれのなんと粗野なことか。稚拙極まりない。内容の無さに驚嘆します。けどなんかしらんパワーがあり、正直、今コレに似たものを書いても及ばない気がするのです。我々が到るべき地点を見据える為に、まずは作家の土台になにがあったのかをメンバーと一緒に見てみるのも一興かと。いまやメンバーでその本の内容を知る者は、その当時から共演している篠原しかいないわけですので、それ以外のメンバーにしてみたら未知の体験になるはずなのです。
と書いて、もう一回読んでみたら、凄く恥ずかしかったのでやっぱりやめます。なにやろ。考えることが増えた!大変!
2006年9月30日 04:12 | コメント (11) | トラックバック
変な時間に起きてしまい
今日も猫さんとご一緒させていただき。おもしろいなぁ。生らっせぇらぁ、生にゃー。得した気分です。来月末にもまたお会いできるかもとのことで楽しみはまだまだ続きます。昨日も書きましたがコメディクラブキングのお仕事です。興味のある方はぜひ検索を。
WSの締切が迫っている。応募はぞくぞくと。なんだかわからんがドキドキしてきた。盛り上がるといいのだが、どうなのでしょう、ドキドキしてきた。
ちょっと酒飲んで帰ってきて、疲れ果ててそのままベッドに突っ伏し、気がつけばいつのまにやら深夜で、ああしまった、眠くなくなる寝れなくなる。寝ろオレ。寝なさい。ああ、どんどん目が覚めていく。
2006年9月29日 04:26 | コメント (5) | トラックバック
らっせぇらー
コメディクラブキングで猫ひろしさんと共演。控え室でいつものメンバーの大堀さん、長田さんらと一緒に待機してらして、その時にいろいろ話したのだが、とてもいい人でおもしろくて、つか想像以上に普通の人で、なんかほっとした。
すごく小さかったけど。
今日も行ってきます。では!
2006年9月28日 11:41 | コメント (4) | トラックバック
ハッ!!!としてグッ!!!
どうした理由かわからないのだが右の背中から脇腹にかけての肉を痛めたようで、体を左に曲げたり捻ったりすることが非常に困難な状態になってしまった。ぎっくりともまた違う不思議な感覚。とにかく肉がガッチガチのビッシビシだ。あー、まいった。
というのが2日前。で、だいぶよくなってきましたが、わかっていたこととはいえこういう体とこの先もずっとつきあっていかなければならないのは、なんというか途方に暮れる。やれやれだ。でもしかたがないのだ。じっくりつきあっていくよ、だから不意打ちだけはやめておくれ。
つかそろそろ体の手入れを始めなければならない時期にさしかかってきたと思うのは、そういう事件があったからだということだけではなく、いよいよWSの日程が迫ってきているからだし、ナイロンの稽古が迫ってきているからだ。カラフルメリィの時は反省することが多く、楽しかったりへこんだり、浮き沈みが激しかったので、今度こそはじっくりと引き締めて稽古に臨みたいのですよ。必要なのは日々の心がけですな。今日オシムがインタビュー受けてる記事を読んで影響をギュンギュン受けておるだけだということは内緒です。
あとあれです。単純に体重が落ちないという問題があります。
ま、現在コレといった対策をしていないので減らなくて当然なのですが。そろそろ本気で減らしにかからねば。稽古のためとか言ってるよりこっちの方が自分自身にとってもわかりやすい問題点です。
しばらく使っていなかった毛布を丸洗いし、干して部屋に取り込んで、仕事から帰ってきたらすっげえクシャミ鼻水が出たのは今日の話で、これもまたまいっています。なんだ、ダスト出まくりか?
そんなこんなでモッサリしておるので、結局のところ今はのんびりやっとけや、という具合に自分と話をつけたのでした。おやすみなさい。
2006年9月26日 01:04 | コメント (7) | トラックバック
秋。雑話。
不思議なもので片付ければ片付けるだけいらないっぽいモノは出てくる。今日もいらないっぽいモノが出てきて箱に詰めてったら二箱分もありやがった。なんだかな。どうやらウチはまだ少し広く使えるらしい。上手に使えばもっと快適になるのだろうか。快適になれ、我が家。
総会のあとに飲みに行ったという話は先日も書きましたが、その時小島と話していて、いらない服をあげることになりまして。片付けつつ小島にあげられるものも物色しているわけです。と、人に話すと、しかし小島とキヤスではサイズがどうなのか?と言われるのですが、身の丈が同じなのに、こうも人に与える印象が違うものかとしみじみ思います。まあ、かたやなにを着てもピタピタッとし、なにかというと人からなにかスポーツしてました?と聞かれる男で、かたやなにかっつうと痩せを理由に不憫がられ、なにをしても痩せてるわりにはと言われる男である。まあ、いたしかたなしか。
そんなことを思いつつクローゼットを探るとなかなかよいジャケットが出てきた。うむ。これからの季節によい感じ。ああそうか、肌寒くなってきたものですな。
いよいよ、鍋をつつき、カタンでもやりたくなってくる季節です。モノポリーでもいい。最後はケンカになるわけですが。
2006年9月24日 02:25 | コメント (21) | トラックバック
たらふく
たらふくとはなんともよい響きである。やはり「ふく」の部分の効果が大きいか。ただ、「たら」のゆるい響きも見逃せない。なんともよくできた言葉ではないか。
新米を食ったのです。うまい。モノの味の違いなどわからない私ですが、しかしこれはどういうことでしょう。うまい米は本当にうまい。米が好きなばかりに米太(ぶと)る悩みの尽きないことは大きな問題ですが、しかしうまい米が毎日のように食えるのだからそれは好きになるのも無理はなく、そんなうまい米が出来る土地に生まれたことは幸せなことに他ならないのであります。おいしくいただいておるよチチハハよ。たらふく食いましたという話。
WSについて考えている。なんせ2日間。限られた時間だ。無駄に過ごさせるわけにはいかないのだが、あまり気合を前面に出すのは自分が参加者なら勘弁してほしいと思うし、だから、なにを伝えるべきか、なにを体験していただきたいか、慎重に考えておかなければならないと思うわけだ。
おそらく台本を用意するのだろう。用意した台本をもとに丁寧に芝居を作りこんでいく作業は、ブルの特徴だと思うというかいつもそれしかしてないのでそれをするしかないというのはあるものの、いきなりそんな作業に入ったところでうまく行くとは思えず、だからそこへの持って行き方の方が重要だ。
いろんな人がいていろんな面白がり方がある。私が思う面白いを面白いと思わない人もたくさんいるだろうし、逆に私が何かを観て面白くないと思うことは多々ある。なにを面白がるかだ。私がなにを見ていて、なにを面白がっているのか。それを知ってもらう工夫とそんな催しが必要なのだろう。
ふむ。
ふーむ。
ふーーーむ。
眠くなってきた。満腹なのである。
2006年9月22日 22:02 | コメント (7) | トラックバック
みんなやっている
庭劇団ペニノと「UNDER GROUND」とシスカンパニー公演「獏のゆりかご」を観る。
ペニノをやっと観れて気分がいい。とても集中力を必要とする作品でしたが、自然と集中できる作りになってて感心してしまう、えらそうですいませんけど。物語らしい物語はなく、はっきりと聞こえるセリフもほとんどなく、ほぼイメージのみなのに最後までちゃんと観れてしまうのがとても面白い。私は好きです。観客も物音ひとつ立てられないというのは気を使って大変ですが。映像作品にする手もありますが、舞台でやるから面白いのだろうなあと思ったり。またひとつ刺激いただき。
「獏のゆりかご」は昨年拝見したグリングの青木豪さんが作・演出ということで凄く楽しみにしていたのですが、またもや期待を裏切らぬ出来で、なんというか焦りというのでしょうか、面白いのにヤキモキしてしまう。ま、なんせこちらもちくちくと刺激いただき。
なんだかなー。ばんがんねばなー。
前に受けたオーディションは落選。残念。で今日また別のオーディションへ。そっち方面でもばんがらねばならない。
2006年9月21日 23:34 | コメント (7) | トラックバック
有意義な一日
昨日はブル総会がありまして。サクサクとメンバーに必要事項の伝達を済ませまして。メンバーページ更新用の写真も撮りまして。新しいスタッフさんの紹介がありまして。あと、なんかありまして。そんな感じ。
新スタッフについてはいずれご紹介します。
で、帰りにメンバーらと飲むことに。とてもくだらない飲みでしたが、楽チンなのでとてもよいです。でまあいろいろあったのですが、その辺の事もいずれっつうことで、じゃあ今日の更新はなんだっつう話しですが、ためてもいいことはないので更新だけはしてしまおうと。
篠原の提案するゲームに負けて「負けないで」を歌う小島。本人史上屈指の屈辱とのこと。
篠原の提案するゲームはだいたいが思いつきなので3回に2回の割合で失敗しますが、今回は成功だった模様です。大笑いしすぎた篠原のGパンの股間のボタンフライが全部はずれていた、という人間離れしたエピソードをもって飲みは終了。ほんとうにくだらない。
2006年9月20日 00:49 | コメント (6) | トラックバック
ばんがってねーん
昨日の話しになってしまいますが、西山ちゃんの出演しているスペクタクルガーデンの「99%」を観に新宿へ。
ずいぶん荒削りな部分があるなと思ったら、作家の方が用意したプロットを踏まえて、役者さんが日々の稽古の中、エチュードの要領でセリフを足したり引いたりした結果がそのまま生かされているからなのだということで。なるほど、そういう作り方もあるにはあるが、乗れてるところはしっかり乗れてても荒いところはしっかり荒いので、観ているお客さんは危うく感じたり物足りなく感じたりして、クライマックスへ向けて気持ちが加速しきらないのではないかと感じたのでした。つか、しきらなかったのです私。というわけで少なくとも私には無い作り方だなと思います。対応する役者さんとそれを許容しながらコントロールする演出には敬服するものの。
そういやエチュード自体、ここ数年はもうほとんどしないもんなウチ。今度やる公開WSでも、ただエチュードやってみましょうってことはないと思います。だって、闇雲にエチュードやると、やる人によってはいたたまれない感じになるのだもの。頑張っちゃったりするじゃないですか、面白くしようとしてね。そこに絡むのは無茶だと思うようなとこに割って入ってったりね。突拍子もないこと言って共演者が普通に引いちゃったりね。面白いものは見たいけど、役者の強欲は見たくないのです。そんなふうに考えるからウチは押しが弱い集団になっちゃってんだなとは思うんですが仕方がない。ささやかに面白くありたいのです。
話がそれた。で、そんな作品の中で試行錯誤している西山ちゃんはよく踏ん張っていると思いまして。
私的視点から見た場合のアラはいくらでもあるのですが、彼なりに凄く粘っていることが感じられ、なのでぜひ大阪楽日まで粘り続けて、どんどんいいものに進化させてってねんと切に願うのであります。きっと今回の客演、彼にとってよい刺激になっておるはずです。
終演後、久しぶりに篠原、寺井、永井、川原と飲みに繰り出し。飲み屋のおじさんのキャラに一喜一憂してみたり、まあなんせ気楽な酒宴で、人の芝居を観に行った後の酒ってのは楽チンなものですな。
2006年9月18日 03:49 | コメント (4) | トラックバック
ジワーン
業者に来てもらい、DVDレコーダーは見事復活。すばらしい。保証期間中だったので無料だったこともすばらしい。
しかしなによりすばらしいのは、業者の方の丁寧で整然とした作業姿勢である。
黙々と解体、修理を進めていく。ひとつのネジを外すのにどれほど懇切丁寧に取り組むのか。いくつものドライバーが用意されており、私が認識しただけでも3種類のそれを使い分けていた。プロにとっては、ネジ山を痛めないための当然の技なのだろうが、私はその様子に心躍る。また、内部のコードを固定する為に張られたテープをはがすためだけに専用のへらを使い、少しのノリの跡も残すまいとする技など、地味極まるが、心の中で大喝采を送ったほどだ。これもプロなら当然の気づかいなのかもしれないが、まあ、もう、すばらしい。
しかし確認しておかなければならないのは、私は業者のそれをサービス精神と受け止め、そのことに感動しているのではないということだ。
ただもう技術である。だからむしろその業者さんにはサービス精神とか無しであってほしい。ただ己のこだわりの為だけにドライバーを使い分け、へらを使っていてほしいのだ。そんな職人的動きとこだわりにこそ私は心奪われる。静かに、柔らかく、確実に一つ一つのパーツが処理されていく。その様のなんと美しいことか。稀に、そういう仕事をしている方を見ると、なんか体中がジワーンとしてくるほどだ。ある種の恍惚感だ。ん?もしかして変態か?いや、それでもいい。
例えばだが、見事なオペなど見たらおそらくジワーンとなるはずだ。静かな室内に計器類の音と、あと血と肉が触られる音だけがする感じが非常によいではないか。なるほど、今気づいたが作業の音だけが聞こえる、そのシンプルさがどうやら重要なようだ。うむ、音は大事だ。で、いよいよ変態である。が、ほっといていただきたい。
ただ、こうやって書いてくると凄くマニアックなことのように受け止められる方もいらっさられると思うのだが、ジワーんは以外と簡単なところにもある。やわらかくキーボードを叩くみどりの窓口の人、優しく書類に必要事項を記入するカウンターの向こうの受付の人、靴の試し穿きをお願いしたらいい感じに靴紐を通してくれる店員さん、無言で丁寧にパンクを直してくれる自転車屋さん、などはちょくちょくジワーンだ。オペでなくてもいい。その程度でいい。
もうそこらじゅうにジワーンきっかけはあるのだ。たかが知れている。いるのだが、このジワーンは私自身を優しい気持ちにもさせてくれるので、ぜひちょくちょく出会いたいものなのである。
というわけで今日は少し優しい気分だ。甘いチョコをちびちび食べたい気分だ。よくわからないのだ。
2006年9月16日 00:06 | コメント (9) | トラックバック
鮭を焼きながら
うっかり明日と書いてしまいましたが、西山の芝居は明後日でした昨日の時点で。
というわけで今日は少し時間が出来まして、なのでかねてより懸案だったDVDレコーダーの不調を解決すべく、業者を自宅に招くことにしました。
無くてもよかったDVDレコーダーも、いつしか使えないとすっげえ困る一品に成長し、いや、私の方が成長し、というわけでここ最近再生できたりできなかったりする彼に一喜一憂する羽目になっていたのであります。サンセの植え替えで気を良くした私の「小さな懸案事項の解決」運動は着々と進行しております。
鮭を焼いております。のでこの辺で。では。
2006年9月15日 12:04 | コメント (5) | トラックバック
大きくなって復活
サンセの植え替え、無事成功、でしょうか。
植え替えたばかりなので様子を見てみなければなりません。よりによって今日の東京地方はえらい肌寒さだったので、夕方の風にふかれつつ、土慣らしのためにたっぷり水をやるのが逆にダメージになるのではないかと不安に思いましたが、まあそういうもんだろとふんぎってやってやりました。久しぶりに土をいじって楽しかったのです。こういう楽しさを思い出すと、次はガンプラとか組み立てたくなります。
以前からトイレにミドリを置きたいと思い小さな窓のへりに小さな観葉植物(多肉系)を置いてみるのですが、どうなんでしょう、空気が悪いのか、気温が低いのか、枯れるのです。窓際っつうのが寒いんだな、多分な。北側だしな。もう2つ枯れてリタイアですよ。つい先日まで植え替えたのとは別の小さなサンセを置いていたのですが、そいつもシワッとしてきたのでソファ付近に退避。で今日、外でも育つ耐寒性の持ち主、アイビーを購入しトイレに配置することにしたのでした。頑張れアイビー。不毛のトイレに潤いを。お願いします。
ついでに部屋も片付けてちょっとすっきり。でも疲れてぐったり。というわけでおやすみなさい。
明日は西山の芝居を観に新宿へ。
2006年9月14日 23:38 | コメント (3) | トラックバック
オアシスへの道
4年位前に購入したサンセヴェリアを自室のPCデスク近くに置いてあるのだが、そのサンセが最近一株、また一株と枯れていく。まいった。植え替えをするには時期を逃し、どうしたものかと日々手をこまねいている。
これまでにずいぶんと「お部屋のオアシス化運動」に貢献してくれたサンセなのだ。多忙を理由に、なるべく手のかからない奴をと思って探したもので、なかでもサンセは水をあまりあげないでいい種類のアレなので私にはちょうどよかった。しかもなんだかマイナスイオンとかいう、目に見えない、ほんとにあるのかどうかもわからないけど体にいいらしいなにかを発してくれるという説もあるらしく、日々消耗していた当時の私にはジャストなシロモノだったのである。で、近所の花屋をはしごしてついに見つけたサンセは、その辺の花屋さんで売っているものにしては背が高く肉厚なとてもスタイルのいいサンセで、お値段も手ごろなそれを私は即買いし、部屋の中でも花形ポジションのデスク周りに配置、その甲斐もあって、やがて彼はオアシス化運動の中心選手へと成長していくこととなるのだった。
なるのだったと言われてもね。
そんなサンセが枯れていくのは非常につらい。のだが、時期が。これから寒くなるというのに。んー。たぶん土が痩せてきてんだよな。思い切ってやっちゃう?近くのDIYショップ行っちゃう?ついでに新人選手スカウトしちゃう?行っちゃうか。行っちゃおう。というわけで、じゃ。
2006年9月13日 17:11 | コメント (6) | トラックバック
まばゆい空
昨日の話しになります。
関東地方を襲った明け方の雷雨は本当に壮絶で、その時間にまだ起きていた私は、久しぶりの停電を覚悟しつつ、ぼんやりとアレコレをやっつけておったのです。そして数分後、雷が近くの公園の木を直撃したのではないかと思った刹那、部屋は見事に漆黒の闇、予想通り停電となり、私は結局、アレコレどころかなにも出来ないありさまになってしまったのでした。
というわけで、まだ眠りにつけそうもなかった私は、しばし暗闇の中、横にでもなってぼさーっとしていることにしたのですが、たびたび打ち鳴らされる尋常ならざる音にふと東の出窓を見ると、そこに映る雷光と枝葉の陰は、まるでドラマのワンシーンを再現したかのような陳腐さで、それを見た私は妙に冷静な気分になり、ああほんとに激しい雷がかすめるとお芝居みたいな感じになるのだなと、どうでもいい感想を抱きつつ、ゆっくりとベッドに横たわったのです。
それからどれくらいでしょう・・・。しばらくじっとしていたのですが雷の勢いは衰えるどころか増すばかりで、とうとうしびれを切らしてしまった私は、凄いな、とつぶやきながら玄関まで出て外を覗いたのです。すると薄暗い空いっぱいに、絶え間なく注ぐ愛の名、違う、雷光が溢れかえっており、それはそれは壮観だったのですが、それよりなによりあれはいったいどうしたものでしょうか、大型の台風が来た時などもそうですが、妙にテンションが上がってしまってしかたがないのです。ドアを開けた瞬間、「うわー!」と叫んでいる自分がいました。夜中、住宅街の真ん中にもかかわらず。でもしかし、そんな風にテンションが上がっている自分をかえりみ、ああ、まだそういうことでテンションが上がるくらいの若さは持ち合わせているのだろうかと、逆に冷静に思う私もいて、その相反する二つの感覚が同居する感じはなんとも不思議なものでした。気がつくと私はパンツいっちょでした。慌てて部屋に戻ったのですが、幸い、外を出歩く者は一人も見られず、だから私の姿も誰にも見られなかったはずです。
それから数分後、停電は復旧し部屋中の家電製品が息を吹き返したのですが、そこで気づくのは、いつも真っ暗にして寝ているつもりでも、部屋というものはそうとうに明るいのだなということで、見渡せば私の部屋には様々な電化製品が配置されているのです。あかるい。こんなに部屋のあちこちでかすかな光が瞬いているものかと、私は再びベッドに横たわりながら、やはり冷静な心境で、都会の夜の静けさを楽しんだのでした。
そしてふと思ったのです。この感覚はなにかに似ている。それはすぐに思いつきました。
花火。
夏の夜空にうちあがる花火、それを見上げる感覚です。花火大会の、あの見上げる時の期待の眼差し、炸裂するたびに沸き立つ血液、わけもなく張りあげたくなる声、そして事が終わった後の名残惜しさと夜風の涼しさにも気づける心の穏やかさ。それらは花火を見物した時の感覚に近いのではないか。そうだ、あれは花火なのだ!・・・そこまで考えた私の頭に、かすかな疑問がよぎりました。待てよ、するとあの時見ていたあれは雷ではなかったのではないか。そう、花火だったのではないか。私は花火を見ていたのかもしれない。そうだ、真夜中、私は花火を見ていたのだ。あの光と轟音に気づいた者がどれほどいただろう。寝ていた者のなんともったいないことか。私は夏の終わりの最高のパフォーマンスを心いくまで堪能したのだ!!
・・・ふと気がつくと私はベッドの上。時間は正午。外にはうす曇の空。いつの間に眠りについたのか。ゆっくり頭を持ち上げ考える。昨日の夜、玄関まで出て空を見上げた私は、本当に本当の私だったのか、それとも。全ての記憶が曖昧で、だからあれが雷だったのか、花火だったのか、もはや判別すらつかず、ならばきっと花火だったのだと思うことで、私はまたひとつ夏の思い出を増やしたのでした。
TVのお天気コーナーを見ると秋の長雨だと報じていて、季節の移りかわりは止めようもありませんが、深夜の出来事に夏の勢いを感じとり、心沸き立つ思いができたことは少しだけ幸運なことです。
夜更かしもたまにはね。
2006年9月12日 16:28 | コメント (6) | トラックバック
元気
久しぶりに真夏の陽気。残暑ですか。暑くないと暑くないで不満を漏らし、暑けりゃ暑いで不満をもらす。ブーブー言っとるくらいが元気があってよろしいですな。
暑さで目を覚まし、ぐったりした体を引きずって今からまたもや劇場へ。観劇するなあ。観劇してばっかりだよお。それでも観に行けずに申し訳ないと思っておる公演が多々あるよお。やりすぎだよお。みんなよお。元気でなによりですけどよお。
ま、みんな元気ってことで。東京タンバリンの公演を観に三鷹へ。というわけでまた。アディオス。
2006年9月10日 13:35 | コメント (8) | トラックバック
羨望
フェスに行ってきました。プレビューにもかかわらず見事な盛況ぶり。これ、明日明後日の本番どうなるんだ。恐ろしいことになるんじゃないか。暑くなりそうだし。覚悟がいるぞ。ま、それがフェスの醍醐味なのだよね。
残念なことに今日になって夕方からCMのオーディションが入ってしまったため、ほとんどの出し物を見ることができず、ほぼ深澤のためだけにえんえん多摩センターまで行った形になってしまいました。と言うものの、一人ではどの出し物に飛び込む勇気も生まれず、こういうところは仲良しグループで来るべきねと痛感。見れなくても無理はなかったわけです。でまあお目当ての深澤はと言うと、
動きの鈍さが逆にママさんぽいと思いました。
いや、とても面白かったということです。会場で宗像とばったり会い、並んで鑑賞。体育館は立ち見も出る混雑ぶり。でも空調が効いてたのですっきり快適。体育館に空調!これに感動。凄いよ!大人計画!お客さんの中には面白さを理解しているのかどうか怪しい年配男性や家族連れも多数いましたが、そんな心配はどこ吹く風、わっさわっさ盛り上がっておりました。隣の宗像がとりわけはしゃいでおりました。
楽しいことがめいっぱいで。なによりです。しかしまあほんと、すんごい劇団・・・。
2006年9月 9日 00:33 | コメント (7) | トラックバック
フェス
明日はお出かけ、多摩センターへ。
多摩センターて!どんだけ早起きせにゃならんのさ!
深澤を見に行ってきます。結婚もしてないくせにママだと偽ってコーラスなぞやらかしておるというので関係者として確かめに行くのです。非常に楽しみです。おつまみでおなじみの市場や桔川、この間舞台を終えたばかりの宗像もどこぞに出演しておるということで会えたらなによりですが、どうなんでしょう、混んでたら難しいかな。あと、プレビューにどんだけの人が乗り込んでくるのかわからないので、どんだけのテンションで臨めばいいのかがわかりません。でも、すごいんだろうな、きっと。
・・・すごいなあ、大人計画。
2006年9月 8日 03:06 | コメント (2) | トラックバック
思考する日々
どうも自宅で仕事をやっつけようと思うと誘惑が多すぎていけない。気がつけば、立ち上げたはずのPCを放置してTVに夢中になっている。むっふーん甘い罠。
もう何年もこの問題と闘っているわけだが、いっこうにこちらに勝ち目が見えない。これは果たして私の脆弱な意志が最大の問題であるわけですが、しかしこうも負けると、なんなんだろう、なにか別の問題があるのではないか。
そこでひとつ考えるのは「もっていき方」だ。
もっていき方が不十分なのではないか。もっとギュンギュンに高めてもっていけば、もっと集中力高く臨めるのではないか。スポーツや格闘技などがそうだ。試合前、彼らはギュンギュンにもっていく。もっていくことで研ぎ澄まされた状態で場に臨める。そうだ、もっていくのだ自分を。
例えば、音楽を聴く者がいるだろう。本を読みふける者もいる。体を動かし続ける者もいるし、あえてぺちゃくちゃと喋り倒す者もいるだろう。また、以前見たTV番組で、松井秀喜選手は試合前、必ず全く同じ過程を経て試合に臨むと言っていた。それを彼はルーティンと呼び、彼の場合は必ずおにぎりを2個食べるとかそういうことらしいのだが、確かにそれはあると思うのだ。例えばそれは私の場合、舞台をやっている時に顕著で、開演前のウォーミングアップの時間を毎日同じようにすごさないと不安になってくる。同じ時間に楽屋に入り、同じ時間に食事を取り、同じ時間に体を動かし始める。同じ順序で体をほぐし、それはつま先から始まって下半身、腰まわり、背中、胸、肩、首、腕、でもういっかい足首の方に戻るのだが、このとおりでないと気持ち悪いのだ。いつもどおりできなかった日など、気持ち悪いなーという思いを引きずったまま幕が開いてしまう。これ、人から見りゃどうでもいいことで、そんなことで集中できないなんて残念な限りだが、このどうでもいいことが、どうでもよくないのだ。松井さん、分かります、あなたのおっしゃること(同学年)。
よし、わかった。PCの前に座るにあたってのもっていき方を見つければいいのだ。今日はそこから始めよう。こりゃ仕事どころじゃないな。もっていき方が決まらんことには集中のしようもないじゃないか。よし、気を落ち着ける為に一回ソファで横になろう。そして考えよう、もっていき方を。ついでに途中まで見たTVを見きってしまおう。気になって気持ち悪いからね、うん。ようし、もっていくぞ!やるぞ!ようし!横になったぞ!眠くなってきたぞ!
なんせ意志が弱いのが問題なのである。
2006年9月 6日 13:40 | コメント (6) | トラックバック
みんなやってる、オレもやれ。
とある打ち合わせを終え、ほんの少し気持ちに余裕が出てくる。打ち合わせの内容についてはいずれお知らせすることになると思うのですが、いやはや、慣れない仕事にどきどきで。ま、なんとか一つ目の山は越えた感じです。もう二つ三つ山はありそうなんですけどね。9月中旬にさらに打ち合わせ。早くご報告できるようにばんがります。
というわけでップスもまた少しずつ更新ペース上げていけたらなと思っておるますのでよろしくどうぞよろしく。よし、さてと、
昨日は元ブルメンバーの宗像が出演しているOi-SCALEと、カペタで共演中の前田剛くんが主宰しているマエタケスタ!を拝見。やめようやめようと思うのだが、どうしても空いた時間にぎゅっと詰め込んでしまうのでまたもやはしご観劇。一日にお芝居を二つ観ると、夜にはぐったりしてなにも出来なくなってしまうのでほんとやめた方がいいと思っているのですが、なんだろう、結局がんばれる時にはがんばってしまうものですなあ。
どちらの作品も、内容についてはいろいろ思うところはあったのですが、まあなんせ宗像も前田くんも終演後の笑顔が穏やかで、そんな二人と言葉を交わせただけで行って良かったと思え、ま、だから二本観て疲れたけど有意義な一日だったのです。どんどん観るぞう。
この数ヶ月、去年一年分の本数を軽く越す勢いで芝居を観ていて、結果、観ることの大事さを痛感中。おのずと自分のやりたい事も見えてくるものですな。とうぜん、簡単に結論は出せないのですが。観よう。そして考えるのだ。油断するな、すぐに脳みそが止まるぞ、オレ。来年の大攻勢、準備は今から始まっています。
でまあ、そんな流れの中にブルのワークショップが控えていて、そこでさらに、参加していただく役者さんだけでなく、自分自身もいろいろなことに気づきたいと思っておるのです。
にわかにワサワサしてまいりましたオレです。やってやれの精神で精進します。