« 2002年12月 | メイン | 2003年2月 »

朝起きれない人種

 シモキタ空間リバティの下見に下北沢へ。シモキタ空間リバティとは、「ワンダフルツアー」の会場となるライブ小屋のこと。読んで字の如し、シモキタの自由な空間です。なので普通の使い方はしません。ちょっと変則的なことにしようかと。変ちくりんな舞台配置で、皆様を混乱に落とし入れられたらいいのになんのなんななあん、とのん気に考えております。

 が、のん気に構えてばかりもいられない、つうことで、本日、舞台部の小島聰と、チブルの藤原俊一、私、そして、今回美術プランを考えていただくことになった長崎さん(以前このコーナーにも書いた人です)の4人で小屋の下見に行くことになったのでした。

 早朝からの下見ということで、気合を入れて早起きしようとした私だったのですが、なんか気がついたら2度寝してしまいまして、10分遅刻という失態。で、長崎さんて風貌は独特なんだけど結構しっかりした人で、だからきっと約束の時間には遅れない人だろうなあと思い、おそるおそる集合場所に行ってみるとなぜかそこには小島しかおらず、あれ?ってなもんで長崎さんちに電話したら、寝ぼけた声で開口一番「ごむぇんなさぁい」。シュンもシュンで15分ほど遅刻してくるし、なあんだかのん気な連中でほんと世間のちゃんと働いてる皆さん、ごめんなさいって感じです。

 リバティの小屋付きのスタッフさんはなんだかえらく快活な方で、寝ぼけまなこの我々には、朝からステーキ?みたいなインパクトでした。

 長崎さん、一時間遅れで小屋に到着。お詫びだと言って、着くなり我々に、どこかで買ってきたポカリスウェットを差し入れてくれたりなんかして、気のいい人。長崎さんてば。で、デジカメで隅々まで撮影したり、小屋の構造をスケッチしたり、長崎さん独自のアプローチで小屋をインプットしていくのでした。

 小島とシュンは今日のうちに、いくつかの作り物に取り掛からねばならず、そのために必要な寸法を細かく採寸したりして、気がついたら正午も過ぎて、予定の時間を迎えた我々は、快活なスタッフさんから名刺をいただいて小屋を出たのでした。見るべきところがたくさんあって今日一日では全てのことは確認できなかったので、また下見に行くことになるのでしょう。

 小屋に立つとなんか本番が迫ってんだなって実感が湧いてきまして、テンションもあがってきます。高揚感。皆様、どうぞお楽しみに!ムフー!

 で、そんな鼻息の荒さもそのままに、パスポートを受け取りに立川へ。

 生まれて初めてのパスポート。父さん、母さん、おらもいよいよパスポート持っても良いだけの人間になりました。国民年金は厳しいけど、少しずつまっとうな人間になっていくので、許してください。

 にしてもなぜこんな猫の手も借りたいって時期に(実際猫の手を借りたところで台本は進まない)パスポートなのか。

 オレも海外か・・・。

 このことはまた報告します。興味のある人は覚えておいて、興味のない人はでもやっぱり覚えておいてください。

 さてさて、明日は古川さんの稽古日。でもワシだって気は抜けないのさ。がむばるのさ。だから観に来て。そして笑って。よろしくね。

 じゃ。

2003年1月28日 23:36 | コメント (0)

秘書!秘処!秘所!

 自主映画、最後の収録。タイトルは「鬼コロ」。すでに先週撮影したシーンの編集も進んでいるらしく、2月の末だか3月の頭には試写となる運びだそうです。

 いやあ、前にも書きましたがスタッフの連中がみんないいやつらで、とても気持ちのいい仕事をさせていただきました。見習うべきことというか、勉強になったことがたくさんありました。そもそも今まで映像の現場に縁遠かった私ですので、いろんなことが新鮮で楽しかったですよ。4月には新たな作品に取り掛かるのだという。ぜひ関りたいものです。スケジュール次第なんですけど。

 なんせ舞台だけでも予定はパッツンパッツンな今年です。

 しかしできるだけいろんなことに首を突っ込んでいきたいと考えている。首突っ込んで抜けなくなってもまあ、いいのではないかといったおおらかさでもって臨みたい。やる気十分。さ、まずは台本。

 ・・・なんだろうねえ、進まないもんだよねえ。明日の稽古は私の担当なので、なんとか明日には間に合わせたい。がんばるさ、今日こそは。

 ミーティングラッシュも続く。一昨日は制作ミーティング、昨日も引き続き制作ミーティング、で今日は舞台ミーティング、明日はチブルに衣装部を交えたチブルミーティング。

 というわけで私の秘書募集。もう、私のスケジュールとかいろいろ管理してください。分厚いシステム手帳かなんか持って、ピッとしたスーツで。

 んでタイトなスカートから滑らかに脚線が伸びる感じで。ちょっととんがり気味のパンプスでカツカツって感じに颯爽と歩き、歩くたびに柔らかな髪が風になびくとなお良し。伊東美咲みたいな顔なら文句なし。吉岡美穂でもいい。長谷川京子も。ていうかかわいけりゃ誰でもいい。だれか秘書に。秘密の秘に書くと書いて秘書になってください。よろしくお願いします。

 さて、いいかげん台本書きます。では。

2003年1月26日 14:40 | コメント (0)

稽古!稽古!稽古!

 どうも自分の書いたシーンのセリフが気に入らない。

 というわけで今日の午後はずっとパソコンの前で台本とにらめっこでありました。なかなかスラスラとは行きません。前にも書いたと思うのですがこれはもう修行。苦行。つらくても苦しくても投げ出すわけにはいかないのだ、と自分に言い聞かせ、なんとかなるまで脳みそ絞り続けるのです。やれやれ。

 本日の稽古は藤原俊一の台本を中心に。役者が急遽稽古に来られなくなったりして、稽古の進行が大変そうだったけど、まあ、何とかやりくりしてくれていました。

 ブルのみんなは藤原のことをシュン君と呼ぶのですけど、シュン君はほんと独特な空気の持ち主でして、これはなかなか人には真似できないもので、なんつーかオリジナルで、私はそんな彼の役者っぷりをとても気に入っているのですが、作家としての彼もその辺の持ち味を遺憾なく発揮してくれそうな気配です。なんともいい加減な作品ですよ、シュンのは。

 まあ、シュンはちょっとどうかと思うくらい話し下手と言いますか、言葉の少ない人間なので、演出つけるのにも時間がかかりまくるのが玉に瑕です。じれってえの。いや、なんとかしゃべろうと努力してるんでね、その心意気はよくわかってるんですけども。役者よりおもしろかったりするからなあ、存在が。ずるい男ですよ。

 チブル連の作品のキャスティングがほぼ固まってまいりまして、いよいよ私の出番が近いか、といった状況です。打ち合わせラッシュを潜り抜けたその先には、台本地獄と稽古の嵐。気は休まりませんが、その歯ごたえに、モチベーションはあがる一方です。筆は進みませんけども。

 なんだろうね、誰か台本の書き方教えてくれねえか?チブルを見習えってか?

 明日はトビの自主映画の最後の収録日。さくっと行ってきマース。では。

2003年1月25日 02:22 | コメント (0)

どうでもいいことですが

 「小笠原鉄平のぼく、がんばります」は志半ばにして頓挫とあいなりました。残念な限りです。きっと今頃小笠原は大学の卒論を書き終え、同じ大学の同輩たちとウハウハ言いながら酒でも飲み交わしていることでしょう。いいな、大学生。

 今さらなんですけども。

 さて、今日はテニスとドラドラの収録日。先週食事の誘いを断ったこともあり、今日こそはとテニスの面々と昼飯を食い、夜は夜で主演の朴さんの誕生日パーティーに顔を出しと、なんだかのんきに過ごした一日でした。毎日ブルのことで頭がパンパンになりそうな中、声の仕事が一服の清涼剤になってくれたりするわけですな。

 あとねえ、なんか靴を衝動的に買ったりして。疲れてんだな、発散したいんだと思う。皮のね。素敵なのをね、買いましたさ。わーい。なんだかあまりにも個人的なことですが。

 例のごとくこれからワンダフルツアーの台本のことを考えます。いよいよ本番まで一ヶ月をきり、いやがおうにも体温を上げていかねばなりません。やるさ。やってやる。チブルどもが書き上げてきた台本、どう料理するか、どうぞ私の手並みにもご注目ください。

 ではでは。

2003年1月23日 22:39 | コメント (0)

いつもより早い時間に

 久しぶりに自分のために使える時間ができたので、先日購入したノートパソコンをいじってみました。そしたらしばらくすると突然エラーが連発するようになりまして、修復するのにすべての時間を費やしてしまったのでした。

 もう、パソコンって。疲れるよ。もっとエラーとかにぜんぜんうろたえない強い心と知識を身につけたいものです。

 台本のことを考えていた。お祭り騒ぎだってことではあるものの、ただただ軽々しいものにしてしまうのはどうかと思われ、いろいろ心は揺れ動く。そもそもそれがまずいというものだ。確固たる軸を作らないと。いまさらだけど、作家陣から台本が出揃いだした今だからこそできる作業だ。ただのコント集ではない、ブル独自の、我々だからこそ生まれる空気を味わっていただきたいと思っています。
 
 さて、今からデザイン系の仕事をしなければならない私です。いいね。台本書く時とはまた違う脳を使う感じが。リハビリな感じっつうか、ストレッチっつうか。これも今回の公演のための仕事。昨日も書いたと思うけど、今回デザイン面でいろいろ私自身が絡んでる局面がありまして、そういったところもご来場いただいてご確認くださいな。

 あ、そうだ、ボブサップの試合ビデオに録ったんだった。それでも見ながらやるか。ああ、なんて緩やかな日。久々だな、おい。明日はオール曽我部デイだし。曽我部のシーンの稽古ってことね。だから準備も若干楽なのさ。じっくり、でも確実にこなしていこう。そういう日はやはり必要だ。

 では。

2003年1月21日 22:51 | コメント (0)

ダイハードロケ

 若干ですがお久しぶりです。今日も打ち合わせに作業にとこんな時間になってもまだ寝れない私であります。

 チブルの連中と打ち合わせのあと、制作を担当している寺井の家で今回の企画に関する作業。どんな作業で、それが本番でどんなふうに皆さんにお目見えするかはまだ内緒。ぜひ御来場いただいて直に確かめてください。
いろんなことやってますから。

 あ、そうだ。自主映画、撮影して来ましたよ。夜の川崎の、なんか人っこ一人いない河原で。20時に撮影を開始して終わったのが26時。その間私は上半身ランニング一丁という、真っ当な人間では考えられない格好で寒さと戦いまくりましたさ。月がねえ、満月でねえ、近くが工場地帯で、夜中なのに延々巨大な煙突から煙りを吐き出す様がなんか凄かったなあ。で、煙りを追って見上げると満月なのさ。ランニング一丁でも、異常な寒さに感覚がおかしくなりながらも、月がキレエだなあとか思えるなんて、人間てなんてのんきな生き物なんでしょか。

 で、次の日は銀座でゲリラロケ。ランニングで。日曜日で、人でごった返す銀座の町中を軽やかにランニング姿で駆け回ったのでありました。いやあ、最初は恥ずかしいったらなかったんですけども、さすがにカメラが回ってると思うとやれるもんですね。交差点の真ん中で信号変わってもカメラ回す監督の心意気が私に勇気を与えてくれたのかも知れません。でも皆さんは絶対真似しないでください。怒られますから。おまわりさんに。

 気持ちの良い連中で、寒かったり恥ずかしかったりでけっこうハードなロケではあったものの、なんだかすがすがしい気持ちで仕事が出来ました。今後もぜひ一緒になにかを作って行けたらと思いましたよ。ほんと。まだワンシーン撮影が残ってるんですけどね。でもそれは室内なんで。ほっと一息。どこかで御覧いただける日が来ればいいですけど。

 さて、寝る。明日は久しぶりにがっつり時間が取れそうなので、たっぷり台本と向き合おうと思っています。すっかり芝居漬けです。

 なぜだか左手が痺れてきた。やばい。ねまーす。

2003年1月21日 05:14 | コメント (0)

稽古初め

 稽古初めでした。まあ、どいつもこいつも正月もへったくれもないといった顔つきで、当たり前のように稽古は始まっていくのでした。

 小島は三ヶ日も貴族で働いてたそうです。ベープは(金田)今日背中に青いドカチン用のヘルメットをぶら下げてきました。明けても暮れてもバイトです。誰かお金をくれてやってください。

 さて、今日は作家陣がそれぞれに用意してきた台本に全て目を通すっつーことで、ザーッと読み上げたところで時間終了。ま、最初だからね。こんなもんさ。

 にしてもあれな、新鮮な。だって、だってあーた、け、稽古初日に台本が!

 ブルドッキンヘッドロック史上初の珍現象!珍はおかしいけども。すごいよ!稽古に台本があるんだよ?!すごくない?

 普段どれだけ台本の上がりが遅いか。皆さんはいいですよ、仕上がったの見てるんだから。逆ギレだけども。
ま、ありゃあいいってもんでもないからね。どっちだよ。お、今日はオレ自分につっこむな。ツッコミデイ。

 稽古も始まってしっかりしなきゃいけないのに内容がバカばっかり。バカなことをしっかりやろうとすることほどバカなことはありませんね。こんなバカ共をどうぞ皆様愛してやってくださいませ。

 では

2003年1月19日 03:18 | コメント (0)

どういうことだろう、

 なんだかえらく忙しい。引き受けすぎたか?

 まあ仕方ないさ。やれるだけのことをやる。無駄には過ごすまいよ。

 っつうわけで今から担当の仕事を1つやっつけます。それをやっつけて、いよいよ明日はトビの自主制作の撮影だ。夜中に川崎。ぎゃー。その前に仕事絡みで銀座に行かねばならんし。スタッフワークの打ち合わせがまめに入ってるしで、ってここまで書きながら、前にこのコーナーで忙しさをぼやかないと書いたような書かなかったような、そんな気になったのでぼやくのはヤメ。
やるさ。やってやるさ。

 しかしまあ忙しいのは紛れもない事実で、昨日、テニスとドラドラの収録だったんですけども、どちらの現場でも食事に誘われたのですけど、お断りする羽目に。ていうかここんとこお断りっぱなし。すんません。ヒマな頃が懐かしい。夕方近くまで愚にもつかない話をし続けていたあの頃よ。皆さん、また今度ね。

 さて、こんなもんで。結局ぼやいちまったかしら。ま、そんな日もありまさあな。

2003年1月18日 02:51 | コメント (0)

チブルは思うままに

 稽古。稽古稽古。日々稽古であります。今日は曽我部と古川さんのシーンを稽古。作家2人に稽古の進行をまかせて、私はスタッフワークについてひたすら打ち合わせておりました。

 あまりの仕事量に顔面蒼白な勢いであります。とくに衣装。ばんがれ、カホリ。あと小道具も作り物がたくさんありまして。藤原俊一が小道具担当なんですけど、作り物が多いのが藤原俊一のシーンでして。自分で自分の首を絞めておりますよ彼は。

 曽我部は曽我部で鍋物を食うシーンだからということで、実際に鍋を稽古場に持ち込み、なんかマズーイ鍋物を作ったりしやがりまして。曽我部の稽古の日は毎回鍋を作るんだそうで、どうすんだろ。毎回自分で用意するんだそうなんだけど。

 宗像さんは火を使いたいと言い出すし、映像の本数もやたら増えてきてますし、これホント本番に辿り着くのか?辿り着かせますけども。

 この「どうすんだこれ」っていう、途方に暮れそうな心境が逆に楽しかったりするからまったく私もどうかしてますよ。楽しいね。やること山積み。予定、押し気味。ばんがりまーす。

 話は変わるけど、アプト出身だというヤスダさんがBBSに書き込みをしてくれて、それを受けてブルをよく手伝ってくれる瀬口が書き込みをしてくれている。前にもやはりアプトの先輩同士がウチの掲示板を介してやり取りをしてらしたし、あと、声の仕事を通じて私を知った方がこのページまで辿り着き、やはり掲示板の中で交流してくれたりしてて、なんだかそういうのは楽しいというか嬉しい。別にブルのホームページだからといってブルのことばかりでなくてもいいのではないか。いろんな人がそれぞれの目的を持ってここを訪れ、そこで偶然の出会いを経験したりする。なんつーかネットならでは。今さらな言い方だけど。たくさんの、いろんな分野の人と交流を持っていきたいですよ。ぜひこれからも思うさま掲示板に書き込みをしてください。可能な限りレスポンスしていきますので。

 さて、明日はテニスにドラドラ。早く寝ないと声出なくなっちゃうからね。寝まーす。

2003年1月16日 01:59 | コメント (0)

踊れチブル連

 今日も稽古。今日は、村田さんが書いてきた台本と、古川さんが書いてきた台本と、あと、宗像さんが書いてきた台本を読み合わせしたのでした。

 シネマロケッツでも脚本っていうかネタの執筆を担当しているだけあって、村田さんの書いてくる台本は、いい具合に村田節が効いてて安心の出来。古川さんの台本は、古川さん独自の着眼点が面白い。オレには思いつかないっていうか、思いついても台本にはなかなか出来ないモチーフを扱っているので、これからの稽古が楽しみです。そして宗像さん。前回公演ではお手伝いとして参加してくれていたのですが、晴れて今回からメンバーとして、しかもブル初の脚本家志望として参加してくれているのです。彼女は前回公演、稽古場に来るようになって数回目の時に、自分で考えた絵本の草稿を私に読ませてくれたのでした。その作品の中には彼女のキャラクターというかイメージにぴったりの、独特のリズムが刻まれていました。まだまだ荒削りだとは思ったのですが、ウチのどのメンバーも持ってない異質の雰囲気は、今回の企画の中で上手く機能するのではないかと思い、ていうかもともとあんまり基準とかないんだけど、台本の執筆は未経験のまま、今回、参加してもらうことにしたのでした。ちょっとした賭けです。

 で、今日持ってきた台本。執筆はもちろん演出も未経験ということで(彼女は演劇というものに携わること自体初めて)、稽古の進行は私がすることになっていたのですが、これがなかなかどうして演出のしがいがある面白い出来なのでした。いいぞ宗像。その調子。人の話聞かないけど。どうかと思うくらいピュアだけど。オレと同い年だけど。でもそれでいいぞ宗像。我が道をまっしぐらに。恥ずかしいからという理由でメンバー用の写真を撮らせないのも、まあ、よしだ。でも今度撮らせてね。

 というわけで、そんな宗像華代先生の作品が見れるのはジャンプだけ、じゃなくてブルだけなので、どうぞ皆様こぞって劇場へ足をお運びくださいませー。

 今日はとあるスタジオで伊予弁のサンプルを録音するというお仕事をしてきました。さすがに東京で何年も暮らしていますと、自分の田舎の方言がどんなだったか、うまく思い出せないもので、同じく愛媛出身の私のマネージャーとあーだこーだといろいろ考えながら録音に臨んだのでした。親と話す時くらいだもんね、ベタな方言使うの。なんか妙に緊張するお仕事でした。お仕事報告でした。

 さて、寝るか。明日はトビとリハ。あと制作の打ち合わせ。なにもない日は1日もない1月なのだ。

2003年1月14日 03:07 | コメント (0)

カメラ抱えて

 さあ、いよいよ前売開始。どうぞみなさま、一枚でも多くチケットをお買い上げになるが良い!

 本日は、つーかもう昨日なんだけど、ブルメンバーのトビこと石飛篤史と久しぶりに顔をあわせました。現在トビは映像方面の仕事に専念するために、ブルの活動には全面的な参加はしてないんですけども、そのトビが自主制作でショートフィルムを撮ることになり、その出演者として私に声をかけてくれたのでした。トビと私の2人芝居になるとのことです。

 で、その打ち合わせ。かなりの人見知りな私としましては、トビの連れてくる監督を初めとするスタッフの皆さんと顔をあわせるのは、かなりの覚悟というかエネルギーが必要になると思っていたのですが、しかしいざ会ってみると、みなさんいい感じの人達で、ほっと一安心というわけでありましたさ。

 あいさつを済ませると早速打ち合わせに突入。やんわりといろんなことが決定しまして、とりあえず後日トビとリハをすることになりました。で、来週末には撮影。なんつーかサクサクしてていい。

 あと、知らない人達と仕事っつうかなにかを作っていくという、その緊張感がたまらない。お互い相手のことをどんなもんなのか探りながら話を進めていく内に、だんだんとなにかが分かりあえていく。楽しい作業です。短い期間ではあるけど、存分に楽しんでやろうと思います。稼ぎとかじゃないですからね。やりたいことをやれる。そういうスタンスを大事にしていきたいものです。

 そして実はもう一人、メンバーのバイシーこと篠原トオルも現在自主制作で映画を撮っておりまして、その作品にも私、出演させてもらうことになっておるんですが、その撮影が明日、都内某所で行われるのであります。なんか自主制作づいている私であります。

 篠原はブルの映像班のチーフでして、私が舞台上で使用する映像は、全て彼に発注し、彼が作ってくれることになっているのです。なんとも心強いではないですか!役者としても魅力充分な彼ですが、映像作家としてもその個性をどんどん発揮していただきたいと願って止まない私です。そんな彼がこっそり制作中の作品、どこかで公開されることがあれば、ぜひ皆様御注目いただきたいと思います。私も出てるし。公開されるのかどうか定かではありませんが。

 で、今度の『ワンダフルツアー』では、おまけ企画のようなものが用意されておりまして、土曜日には、篠原が過去に制作した映像作品が公開されることになっております。興味のある方はどうぞそちらも覗きに来てやってください。なぜか私の作品もちょこちょこっと上映することになっておるのですが。私も昔、大学時代にちょっとなにかにかぶれて撮ってみたことがあるんですよ。それをね、今さらなんですけど、なんか見せろっていうから、見せることになったんですけどね。お蔵だしってやつですね。期待はしないでください。でも来てください。お待ちしておりまーす。

 さて、稽古場日誌もスタートしまして、リンクコーナーも出来たり、徐々に盛り上がってきた当HP、これからさらに盛り上げてまいりますので、どうぞみなさま、まめに覗きに来てやってくださいな。本番へ向けて加速する一方でまいりますので。じゃ、今日はこんなもんで。

2003年1月12日 02:58 | コメント (0)

こっちの方があったかい

 帰ってきました。あっという間だったです。田舎はなんだか雪だか雨だかわかんない、なんかベシャーッとしたのが吹き荒れていて、全然瀬戸内の温暖な気候とかじゃなかったです。あー寒かった。むしろ東京の方があったかいぜ。

 結局前回の書き込みを済ませた後、さらに2003年と私の文章を仕上げたりなんかして、寝ずに飛行機にライドオンする羽目になった私でした。

 前に乗った時に頭が破裂するんじゃねえかってくらいひどい頭痛にやられまして、鉄雄とかこんな気分だったのかなとか思ったものだったんですけど、あ、アキラのね。だから今回寝てねえっつうことですっげえ不安だったんです。で、ドキドキしながら離陸を待っておりましたら、次の瞬間ふと気がつくと松山空港。

 爆睡。もうどんな勢いだったかはかりしれないほど寝てしまっておりましたとさ。

 つうわけで頭も痛くなく、勢い勇んで空港を飛び出してみりゃ、その、なんだ、ベシャーッとしたのが吹き荒れてまして。ほとんど家を出ることなく過ごした2日間でしたとさ。

 頭でも痛けりゃあ、痛いことネタになんか書くんですけど、で、ベシャーッとしてなきゃどっか繰り出しことネタになんか書くんですけど、ほんとなんもなかったの。いや、もちろん両親とばあちゃんの無事な姿を拝んできたとか、そういうのはあるんですけど、それはここで書くことでもなし。あ、あった。書くことあった。

 パソコン、いきなり故障。

 買って次の日だぞ!!おい!!どうなってんだ!!誰か!!おい!!

 すっごい嬉しはずかしな勢いで、マニュアルなどと一緒に実家まで持ち込みまして。で、いろいろしようとしましたら、立ち上げてすぐに液晶画面になんだか得体の知れない黒い影。

 「おいおい、さっそくか?」事態の深刻さをしらない私は、余裕しゃくしゃくで、ディスプレイのデバイスをインストールしたのでした。しかし、事態は変わらず。

 「・・・まったく、これだからパソコンはさ」多少の不安は見て見ぬふりをしつつ、でもドキドキしながら全てを初期化することを決断。「ま、買ったばっかりだからね。初期化ったって、今が初期だからね、これは洗礼さ!」と、なんだかよくわからない励ましを自分に与えつつ、長時間の初期化作業を遂行。・・・で、やっぱり事態は変わらず。

 「おい!なんぞこれ!こうたばかりやろが!ええ?!なんしよんぞ?!おま、新品ちゃうんか?!」と、ここに来て思わず方言丸出しで怒りを露にする私。いや、もちろんそこは実家。両親とばあちゃんにだけは心配をかけまいと、心の中で叫ぶにとどめた立派な私なんですけども、なぜか母が、ずーっと私の後ろで私がなすすべなくモサーッとキーボードとか叩いてる様を見つめておりまして、私としては全然大丈夫!をアピールしていたつもりなのですが、やはりそこは母、息子の異変に気付いたのでしょう。ズーッと私の後ろでだまーってこっちを見ておりまして。「むしろ母さんが気になって気になって仕方がないよ母さん!」と、怒りの鉾先を突然母に向けたりなんかして、いや、もちろん心の中でですけども、それくらい荒れましたというお話しです。 

 んで、もう日付けも変わる深夜、腹立ちもそのままにサポートセンターなる所にフリーダイヤルなるもので電話をかけてみましてところ、なんだか素朴そうなお姉ちゃんの声で「ただ今混雑しております。そのまま45分お待ちください」みたいなことぬかしやがる。「このやろう!ファッキンだ!てめえなんかファッキンだ!」と、電話の向こうのお姉ちゃんに叫んでみてもそれは録音なので、向こうにダメージがあるはずもなく、これはいわば天に向かって唾を吐くだな、と、あってんだかあってないんだかよくわからない例えなどおもいついてみたりする私。

 しかしここから執念深い私は、ちゃんと45分間電話をきらずに待ち続け、サポートのお兄さん、通称サポートボーイズ(嘘)とのアクセスに漕ぎ着けたのでした。

 で、そとづらの良い私は、さっきまでの怒りなどどこ吹く風で、紳士的にサポートボーイズ(嘘)とざっくばらんな会話を繰り広げ、そうこうする内に、サポートボーイズいい奴じゃんとか思い始め、最後はむしろすがすがしい気持ちで電話を置いた私なのでした。外では、うっすら白んできた空の明かりの中を飛ぶスズメの声が聞こえ始めていました・・・。

 丸め込まれた?オレ。

 次の日、昼過ぎにどんより目を覚ましてそう思った私でした。

 ま、結局、ブツを取り替えていただくことになりまして、思ったより全然早い対応で最終的には満足だったんですけども、なんかさ、パソコンてさ、疲れる、こういうのが。イーテラはえらいよ。コメント更新お疲れです。

 みんなのコメント、人柄が出ていて面白いね。個人的には稲兄(イナニイと読む)のが稲兄ぽくて笑った。そう、こういう新年でも変わらずその人らしさをキープする人に私は憧れるのです。稲兄のはまた写真が、新年なのに残念な顔してはるから。

 この後チブルのやつらと打ち合わせ。いよいよ稽古がそこまで迫ってまいりました。前売も始まります。どうぞ皆様、よろしくお願いいたします。じゃ。

2003年1月 6日 15:57 | コメント (0)

みかんの国よ

 本日からほんの数日ではありますが実家へ帰らせていただくことになりました。別に旦那が浮気したからとか、義理のお母さんにいじめられたからとか、そういうわけではありません。そもそも私は結婚していませんから。ていうかオレ男だから旦那は変だし。なので義理のお母さんもいません。帰省です。ただの。

 久しぶりの帰省。墓参りするかな。そういうの大事にするタイプですよ私は。

 なので、ちょっとの間このコーナーはストップ。つっても2、3日だから普段のペースと変わらんのだけども。

 つーわけでみなさまが仕事とか始める頃におらあコタツ入っておっかあの作ったにぎりめしでもほおばるさ。

 あ、あとパソコン、セカンドマシーンつうの?購入!うわーい!わいわーい!モバイるぞー!まだセットアップも済んでおらんのでまだまだこれからなんだけども、使いこなす自信もないんだけども、まあモチベーションだけは高まる一方なのでなんとかなりまさあね!うっほほーいだ!

 じゃ、飛行機早いからAM5:00には起きなきゃいけないんでって、・・・今何時だよ?!

2003年1月 4日 03:58 | コメント (0)

2003年もよろしくどうぞ

 別項でも申し上げましたが、みなさま、あけましておめでとうございます。昨年はお世話になりっぱなしでどうもありがとうございました。今年もなるべくお世話になりっぱなしで行けたらなあと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 
 結局、書くかもしれないとか言いながら書かなかったので、なんか腑抜けた内容で昨年を締めくくってしまったこのコーナー。今年はそういったことがないよう、なるべくなるべく節目節目は大事にしていくことを心に固く誓う私です。というわけでさっそく初書き込み!

 なんでもかんでも「初」をつければ縁起が良いような気がしてくるから「初」という言葉は素晴しい。初風呂、初歯磨き、初トイレはもちろんのこと、初ドア開け、初ちょっとジャンプしてみる、初ごろごろ寝る、初鼻くそほじるなど、なんでも初をつけてしまえばおめでたいことになるので、ほんと1月1日はいいですよ。

 ところで昨年、一昨年と、なんかはしゃいだ感じの年越しを送ってしまった私だったのですが、今年になってようやく、年越しにそんなエネルギー使ってもどうにもならないということに気付き、地味な年越しを送りました。テレビを見ながら鍋を食い、蕎麦を食い、酒を飲み、寝、起き、雑煮を食い、寿司を食い、酒を飲み、アイスを食い、今に至ります。

 だめだよそんなんじゃ!

 とか言うなかれ。なんせ年越しだ。1月1日だ。こんな日くらい思うさま飲み食いしたっていいじゃないですか。甘やかせておくれよ!うわーい。

 さて、メンバー全員が「2003年と私」というお題でコメントを書くことになっておりまして、私も書かなければならず、〆切りは3日なんですけど、やはりこういうことは早めに考えた方がいいだろうと思い、今からそれを考えます。どーしよっかなー2003年。

 とりあえず目の前に迫っている『フライングシープ』。これを成功させねばなりますまい。もうすぐ稽古始めです。なんとかその日までにいろいろと準備を進めて、役者さん達を安心させてあげたいと思います。藤原俊一も宗像華代も古川雅子も村田賢嗣も続々と草稿を送ってきてくれています。曽我部も間もなく渡してくれます。そこからどう膨らませていくか。今まで経験したことのない作業に、緊張と不安と期待で今からドキドキですわ。みなさんもどうぞお楽しみに。
 
 その後もブルはもちろんながらナイロンの公演もいろいろ控えておりますし、今年もがむばるはめになりそうです。ま、やれることはなるべく全部やってしまいます。ので、お見逃しなく。

 今年もなあんかこんな調子ですけども、どうぞ皆様、よろしくおねがいしまーす。

2003年1月 1日 22:43 | コメント (0)