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そして心のふるさとへ

どうも。


大阪公演を昨日終え、今日から広島。


第2の故郷といえば言い過ぎで、住んでいた当時は金もなかったし、なにをするでもなく、ひたすら友人の家で酒を飲んだり飲まれたりする日々であったから、たいした知識は無く、まあちょっと地理がわかる程度にしか馴染みはない。が、それでもやはりあの時期が無ければ今の私は無いのであって、街のことはよく知らないし、少々景色も変ったように思われるが、今もこの街に何人かの仲間はいるはずで、彼らがいるお陰で、やはり広島は別格だ。


今日は移動だけなので、どのように過ごすかそれぞれが頭を悩ませている。私も悩ましい。もはや誰も知り合いがいないであろう母校の広島大学にふらっと行ってみるなんていう、だからなんだ的な発想も頭をよぎるが、本当にただふらっと見渡して帰るだけになるだろうし、だいぶ山の中だし、あまりはしゃぐのもどうかと思われるので、少し市街地を歩いたら、あとはじっくり、考えねばならないことを考えるのもアリなのではないかと思っている。喫茶店でお茶なんて、当時の私には到底できもしない時間の使い方だったはずだ。


ホテルの窓から、青い空と平和記念公園が見え、なかなかに爽快である。灼熱の太陽も若干優しく感じるのは、勝手な思い込みか。

2010年7月26日 14:46 | コメント (3) | トラックバック

名古屋を経て大阪

名古屋の暑さは異常だった。お客さんはとても元気だった。素晴らしい。私個人としても、8年振りの名古屋は、いいことがいろいろあって、楽しい名古屋であった。


で、大阪。昨日は移動日で、たくさんの自由時間を与えられ、これも何年振りだろう、一人で大阪を歩く。思い起こせば高校3年の夏。単身赴任で大阪に勤めていた父親の元に転がり込み、予備校で美術の勉強をしたのが大阪一人歩きの最初だったように思う。といっても愛媛の田舎者であるので、予備校と父の住まいを往復するばかりで、どこに遊びに行くこともなかったような気がする。ので、思い出らしい思い出もないのだが、唯一、デッサンの授業に突然ガウン一枚の女性が現れ、おもむろに全裸になってこちらに向かって座り、なにをどうすればいいのかというようなポーズで固まられたことは、今でも克明に覚えている。若く、そこそこ美人だった。そういう職業があるということがなにも知らない田舎者には衝撃だった。そして、それにかけらも動揺すること無く子細にデッサンしていくかなり美しい美大志望の女子がいるということが、なんかよくわからない敗北感を私に与えた。


まあそんな事はどうでもよく、今日から大阪公演。楽しみたいのである。

2010年7月24日 12:21 | コメント (1) | トラックバック

動きだす夏

どうも。明日から、ナイロン100℃「二番目、或いは三番目」の公演のため、名古屋、大阪、広島、北九州、新潟、いわき、と全国各地を回ります。


途中何度か東京には戻りますが、真夏の長旅は、楽しそうやらなんやらかんやらで、大変です、きっと。なるべく楽しめる方向でアレします。はしゃがない程度にね。


広島の知人友人、行きますので、見かけたらよろしくお願いします。


東京の楽日を終え、この二日間は、旅の準備と、各種打合せに忙殺されておりました。一つはブルドッキングヘッドロック10周年記念公演第3弾にして、区切りの第20回公演であるところの、


『嫌な世界』


へ向けての、ブルドッキングヘッドロック総会。タイトル決定!10年目&20個目の最重要公演のタイトルが嫌なタイトル!ナイス!ナイス決定!お楽しみに!


そしてもう一つは、ナイロン100℃ side session


『亀の気配』


次第に具体的になっていく作品の姿。楽しみ!無条件に楽しみ!お楽しみに!


他にもちょこちょこと楽しい話がそこかしこから届いています。梅雨もあけたことですし、わっしょいわっしょい行くしかありませんな。

2010年7月21日 23:55 | コメント (2) | トラックバック

タコすごいね

やはりスペインでしたか。


しかし、イニエスタの顔は、なんていうか、私が言うのもなんだがおもしろい顔だ。シャビもクドい。イニエスタ、ロッベン、スナイデル、あと、ルーニー。近年、優秀な選手は禿げる傾向なのか?しかし、あんだけの能力を持っていて、あんだけの戦いを見せてくれるなら、やはり素敵だ。個々の力では、オランダの選手がスペインを凌駕する瞬間が何度もあったし、オランダのケンカ腰の守備はたびたび流れを呼び寄せていたが、総合力でやはりスペインだった。またしても1−0でやんの。あーあ、4年後かぁ。


試合終了まで見続けてしまったことで、本日はすっかり寝不足。


しかし、それでもグッと踏ん張って、楽屋入りまでの時間を使ってデスクワーク。おかげでひと山越えました。この山を越えたことはとても喜ばしい。わーいわーい!


「2番目、或いは3番目」も順調に中日を向かえ、折り返し。日々の微妙な変化が楽しい。楽しまなければ損なのだ。


いよいよ本格的に「亀の気配」にまつわる諸々の準備が始まる。役者と演出。切り替えが大事。


2010年7月13日 01:52 | コメント (4) | トラックバック

終わらなければいいのに

決勝トーナメントに入り、どんどん盤石になていったスペインには、勝利の予感が強く漂っていますが、もう予想はタコにまかせて、ただ楽しめればいい。


NHKが、選挙の傍ら、時間をかけて盛り上げてくれている。やはりこういう時はNHKだ。大相撲を放送しないことについては、個人的には賛成だ。大相撲は一度ぶっ壊れればいいのではないかとすら思う。朝青龍の品格をどうこう言えないどころか、まだ朝青龍の方が笑えただけ良かったじゃないか。


あと、選挙特番。民放の選挙特番。なんだありゃ。クソつまらん。


話がそれた。ボールの性質がどうだとか、治安の悪さがどうだとかいろいろ不安もあったが、結局のところワールドカップはおもしろい。


4年前は、ジダンの頭突きに呆然としたが、だからこそ印象深い決勝戦だった。今年はどんな物語が生まれるのだろう。

2010年7月12日 03:05 | コメント (0) | トラックバック

おろろ

ドイツ敗退。これだから予想はするべきじゃないんだ。


スペインがしぶといということについては以前も書いたが、やはりしぶとい。点を決めたのだってDFのプジョルだ。こうなってくるともう予想は無駄だ。オランダにしろスペインにしろ、面白い試合をしていただければいい。面白いにこしたことはないのだ。


私自身、なにか面白いことはないかと、漠然と考えている。それはとても漠然としたことで、それは活動欲とでも言おうか、しかしそれは、なにか面白いことがしたいという程度のもので、じゃあ具体的におまえはなにがしたいのだと言われると、うまくこたえられない、まだそんな段階の考えだ。


例えば、個人的に旅行に出て、写真など撮りまくってみるなんてのもいいのかもしれないが、それは7月後半にもなれば、ナイロンの「2番目、或いは3番目」で各地を回るので、そこでちょっと1、2枚パシャッとやれば案外満たされるのではないかとも思う。


演劇をやってもいいが、年内には「亀の気配」と「ブルの第20回公演」が待っている。今年書かせていただいた台本は、長短編交え、今後の予定も入れて、5本。充分な気もするし、あまり量産するのもどうかと思う。そもそも公演をうつ隙間などあるだろうか。


なにか新しいことに取り組んでみるのもいいかもしれない。例えば、私はPCを台本の執筆にしか使っていないわけだが、映像をいじってみたり、グラフィックをどうにしかしてみたりする術を身につけるのも、悪いことではないかもしれない。悪いことではないが、漠然と取り組んでも術が身につかないのは、これまでの経験からよくわかっている。し、趣味と実益を兼ねて、なんてうまい考え方はすべきでないとも思う。


といったわけでなにがしたいのかよくわからない。よくわからないが、なにかをしたいと思っているのは確かだ。その衝動をぼやかすことなく練り上げていきたい。そしてなるべくその衝動に素直でありたい。結果、形になるものもならないものもあろうが、まあいい。練り上げ、積み上げる、という経験が、私にはまだまだ必要な、そんな気がしているのだ。


いや、ただの現実逃避だったりするかもしれない。


2010年7月 8日 12:21 | コメント (1) | トラックバック

次の季節へ向けて

気づけばウィンブルドンも終わっていて、ワールドカップもあと4試合、寂しくなるが、それどころではないのが実際だ。準決勝で敗退したが、ピロンコワは素敵な選手だった。セリーヌはリアルゴリラじゃないのか。長年お世話になっているデタラメテニスも面白いが、リアルテニスはやはり面白い。だからそれどころじゃないと言ってるじゃないか、私よ。


「亀の気配」を書いている。まだ書いている。早く書き終わり、次のあれこれに手をつけなければならない。しかし、これまで、おいおいあと何日で初日だよ!という「せっぱつまり」という無形の力でなんとかして来た私だ。今、その力を使わずにがんばっているのだ。これはあれだ、言わば、火事場のクソ力をミキサー大帝によって分離封印されてしまったキン肉マンの如しだ。


現在連載中の「キン肉マンⅡ世」では、ネプチューンマンがこれでもかってほどひどい負け方をして、その世代の者としては非常に残念なのだが、まあそうなるだろうと踏んでいたので、いたしかたない。


話がそれた。


ようは、「2番目、或いは3番目」意外にもいろいろやってますよという話だ。


私にはまだほっっっっっっとんど情報が入って来ていないので、どうにも言いようがないが、長年お世話になり続けているアニメにもいくつかの動きがあるようである。そちらを応援してくださっている皆様におかれましては、どうか情報の収集をお願いいたします。うっかりすると、前日までなんのことかわからず収録したり出演したりしていかねない今の私です。「ゲゲゲの女房」は、見るのも録るのも忘れ、告知も忘れ、人から言われて今日だったかと思った始末です。


あと、ブルの10周年記念公演第3弾の準備も始まっています。第何弾まであんだよと思われましょうが、第3弾で終わりです。一つの劇団で年間に3本の新作を作るのは、正直大変です。それでもやるのは、この第3弾こそが、ブルがほんとにまるまる10年経った末の公演であるからでありまして、つまり10周年記念とは、厳密にには第3弾のことを指すからです。


いろんなことがやりたいと思っている。細々とでも10年やってきたのだ。みなさんにも、ぜひ楽しんでいただきたいと思っている。


そんなこんなで、今年の後半もワタワタしっぱなしだ。梅雨が明ければ最高なんだが。

2010年7月 5日 23:40 | コメント (1) | トラックバック

強さとは

いや、そうなるんじゃないかなぁとは思っていたが、まさかアレほどの大差になろうとは。やはりドイツの勝利。アルゼンチン、毎度のごとく、勝負所で簡単に崩壊。


やはり、個々の力だけでどうにかなるものではない。なんにでもあてはまりそうな話です。


南米強し南米強しと言われた大会も、最後の4つになってみたら、結局3つがヨーロッパ。申し訳ないが、南米の人って、長い期間ムラなく仕事し続けられる気がしない。ごめんね、先入観だがね。で、結果、圧倒的なタレントパワーに頼らざるをえないのだが、残念ながら今やサッカーは、圧倒的なスターを生み出せるスポーツではない。メッシもC・ロナウドも絶対ではない。なぜなら戦術がなによりもモノを言うからだ。で、やはり今大会も、タレント頼みよりも戦術をしっかり遂行しようとしている国が多く残っている印象だ。が、その分、地味な大会と見る向きもある。スペインは、あんだけタレント揃いと見られながらも、ちっとも誰かが目立つことが無い。ので、しぶとい。


しかしドイツの4−0は凄いなぁ。まあ、20年優勝してないし、そろそろドイツ、という線もあるか。正直、スペインの決勝は地味すぎるので、どっちかつうとまだドイツでしょ?という個人的な好みも介入してくるが。しかしこれまでの戦い振りからみて、盛り上がりにくいよスペイン。ウルグアイは、PK線もあったし、ここまでの試合でだいぶ消耗しちゃってんではないかなぁと思うし、オランダも累積多くて下手したら準決勝で簡単にこけるタイプの国だったりするし(ただ、オランダのカイトは凄い。素人目にもあんだけ働く人がいると、勝つ気がする)、だから、ね、なんか最後はドイツっぽくないですか?このままだと。

2010年7月 4日 12:51 | コメント (2) | トラックバック

アンチ

よしよしよしよしよしオランダ勝利よし!!


内容で負けていようが、勝ちは勝ち。スナイデル!!


私のこの、本能的にブラジルが好きじゃない感じは、読売ジャイアンツが好きじゃない感じと同じようなもので、世間的に勝つ確率が高いと思われているチームが順当に勝つことに、どうにも面白味を感じないという、「結果」にまつわる部分が大きく、面白い試合をしてくれなくてもいい、勝たないでくれればいい、とすら思うのだ。今回みたいに、焦りに焦って、荒れ狂って一発退場が出るような試合をしてくれると、へっへへーい!と小躍りしたいくらいである。申し訳ない、意地悪なのだ私は。とはいえ、全盛期のロナウジーニョや、かつてのロマーリオ、ベベト、現役時代のドゥンガなど、好きな選手は多い。ブラジルが負けるのは望み通りだったが、ドゥンガ監督のチームがこれで終わったと思うと、それだけは非常に残念だ。


アルゼンチンは好き。なんか阪神的で。要所要所で勝てない感じが。オランダも同様。なんだかんだしれーっと決勝まで行っちゃうことの多いドイツは、だけど憎めない。


いずれにしろ、初優勝国が生まれることを、大いに期待します。


ちなみに、ジャイアンツのラミレスが、ホームラン打つとなんかゴテゴテしたパフォーマンスをするが、あれ、ヤクルト時代は好きだった。今はもう、ただただむっしょうに嫌いだ。


しかしこのアンチの姿勢。そのせいでいろんな苦労しているのではないかと、ふと思う。

2010年7月 2日 23:19 | コメント (1) | トラックバック

7月に入り、

ナイロン100℃「2番目、或いは3番目」も二回目の休演日。残念ながらまるまる休みになることはなく、ひたすらPCとにらめっこをしています。


次のことに関する作業が、もうずいぶん前から始まっています。


というか、いったん手放せてないといけない時期なのですが、手放せていない。そういう風にしかできないタチなので、これはもうしかたないと思うしかないのですが、なんせ今、「2番目、或いは3番目、或いは亀の気配」いう案配です。


いったん書き上げたはずの台本を、一から見つめ直すという作業は、私自身初めての体験で、こういう機会を得られたことは非常にありがたい。じゅうぶんに楽しみたい。

2010年7月 1日 23:37 | コメント (1) | トラックバック