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世田谷カフカが、

「世田谷カフカ」が、いよいよ明日、幕を開ける。


出演者は昨日から劇場に入り、演出のケラさん、スタッフさんとともにとことんまで、あらゆる技術的な確認をとっています。修羅場はどこまでも続きます。全ては明日とそれ以降の2週間のために。濃密な空間のために。それはそれは大変なリハーサルです。


どうかご覧いただきたい。カフカさんにもご覧いただきたい。


2009年9月27日 23:49 | コメント (6) | トラックバック

奇妙なものが生まれつつある

「世田谷カフカ」


「世田谷カフカ」


「世田谷カフカ」


毎日「世田谷カフカ」である。


遥か遠くの、今は亡き見知らぬ外国人のことと、彼が書き残したいくつかの作品について、劇団が全力で取り組んでいる。


面白いですよー、と簡単に言えないところがとても面白く、だから結局面白いと言っちゃうわけなのですが、私の思うそれと皆様の思うそれはまた異なるでしょうし、公演が始まると、それはそれはいろんな感覚が渦巻く、奇妙な本多劇場になるのでしょう。たまらなく奇妙な作品です。楽しみだぁ。まだ仕上がってないけど。


あと、今さら手前味噌なことを書いてしまって申し訳ないのですが、街の片隅の小さな劇場でならリスクも少ない、いくらでもチャレンジできようというものですが、本多劇場で大勢の観客を前にしてこんなにもチャレンジングなことをしようとする作家はそうそういらっさらないと、今あらためて思っています。メジャーマイナー渾然一体。この点についても、簡単に面白いのひと言では片づけられないものがあり、だから面白い。ケラさんはたまらなく奇妙です。


それから余談ですが(ここに書くもの全てが余談ではないかという疑問は置いといてほしい)、先日、役者数名と稽古後に飲んだ帰り、安澤先輩と一緒だったのですが、電車の中で見知らぬ女性の方から「あのぅ・・・、」と声をかけられました。一瞬、オレら今よからぬことでも話してたか?!と不安になったのですが、女性はとても楽しげな口調で、「喜安さんと安澤さんですよね?いつも観ています。」と続けてくださいました。ここ何年か見続けてくださっているとのこと。ありがたい。「ありがとうございます。ぜひ今回もお越し下さいませね。」的なお返事をし、微笑ましく駅で別れました。グンとやる気にさせていただきました。いただきましたが、東京、どこでどんな方が見ているかわからない、ちゃんとしよ、とケツがキュウッともしました。おちおち鼻くそもほじれませんぜ。いや、ほじりませんけどね電車の中では。ほんとに声をかけていただいてありがとうございました。


おっ、そんなことを書いているうちに(どんなことだ)、なぁんか燃えてきました。稽古場へ向かいますぜ。

2009年9月20日 10:57 | コメント (5) | トラックバック

軽やかな私

朝:前の日に作った、冷蔵庫に残っていた野菜とウインナーをぶちこんだだけのコンソメスープ(雑だけどこれがうまい)

昼:サブウェイでなんちゃらサンドとポテト(地元のサブウェイへの貢献度は相当に高いという自負があるが、なんちゃらサンドのなんちゃら部分がどうにも覚えられない)

夜:素麺にキムチと納豆とオクラをぶちこんだもの(これも雑だがうまい)


昨日の夜、どういうわけだかなにも食わないで、酒だけ飲んだらぱたっと寝てしまい、だから今日は朝から腹が減って目が覚めるという極端な案配であったのですが、レコーディングの効果は既に出始めていて、そこでいきなりドカ食いをしない、ちゃぁんと自制する私がいる。手慣れたもんだぜ!


でまあ、体重計が、ある日には体脂肪率5%を、ある日には27%を表示するといった荒くれマシーンと化してしまったので、数字についてはもういいやってな具合。感覚的に「体が軽いや、わーいわーい」となれば成功、ということにしております。


で、さっそくほんのり体が軽くなってきた気がして、うひょひょーいと街へ飛び出したら(実際はそんなでもない)、駅前の交差点で、同じ街に住むナイロンの峯村リエ先輩に遭遇。遭遇っつか、向こうは気づいていたのにこっちが全く気づいていないという状態で、先輩から小声で声をかけられる。


リエさん「キヤ坊、キヤ坊。(そう呼ばれている)」


キヤス「あっ、おざっ。(街で急に名前を呼ばれて、既にちょっとテンパッている)」


リエさん「顔が、顔が疲れてるよ。(半笑い)」


キヤス「あ・・・す、(なんて言おうとしたか覚えてない)」


リエ「頑張ってね。(優しい)」


人混みの中に消えていくリエさん。それ以上なんも言えなかった私。


私の感じていた軽やかさは、いったいなんだったのか。

2009年9月16日 22:29 | コメント (3) | トラックバック

こうるさい?

「八王子スーパー強盗殺人事件」の捜査のために中国に渡った捜査員の映像が、ニュースで流れている。そこで気になったのは、その捜査員のサングラスがやたらかっこいい感じだということで、そのかっこよさは、むしろちょっと変じゃないか?と思うかっこよさだ。


マトリックスみたいだ。


捜査員なのだから、面が割れてはいけないという事情があると想像するし、だからサングラスをかけることは全然いい。しかし、その細いサングラスは、ほとんど顔を隠していない。なんだそれ、と思わずにいられない。


というどうでもいい話。事件自体はどうでもよくない。


早起きをして、稽古前に仕事を片づけようとして、ちょっとつけてみたテレビに気を取られたのだ。


コメンテーターのピーコさんが散々、民主党だか社民党だかのことを、連立について懐疑的であるってことを言いたいのだろうが、「民社党、民社党」と言い間違い、その都度微妙な顔をする小倉さんが映る様にはちょいとうんざりだ。頼むぜピーコ。ていうかそもそもファッションの人なんじゃないのか?


さ、仕事仕事。そして稽古。今までも佳境。ここからはもっと佳境。

2009年9月14日 11:47 | コメント (2) | トラックバック

黒いインクの輝き

ブルtopに、次回公演タイトルが。メルマガ受け取ってくださってる方は、そちらですでにご存知のことでしょう。


まだ公演詳細はご報告できませんが、いよいよ始動です。


題して、
2008年度サンモールスタジオ最優秀団体賞受賞記念公演
ブルドッキングヘッドロック10周年記念公演
ブルドッキングヘッドロックvol.18
女々しくてシリーズ


「黒いインクの輝き」


長い!長いね!「黒いインクの輝き」だけでいいね!


女々しくてシリーズと銘打つ以上は、「女」をテーマにした作品になることはまず間違いないわけですが、前作とは全く違ったアプローチの作品になることも間違いなく、もっと言えば、近年のブル作品の「オマエ」「とける」「ケモノミチ」のいずれともタイプの違う作品になる予定ですから、これはぜひご覧いただきたい。いつだってご覧いただきたいわけですが。


前の「女々しくて」は、「女の人生」を長い長いスパンでとらえた作品でした。今度のは、女のなにをどんな風にとらえることになるのでしょう。私自身、とても楽しみです。


あと、来年打つブルの公演は全て「ブルドッキングヘッドロック10周年記念公演」となります。なぜなら10周年だから。


10年もやっててこんなもんかい。


と思います。世の中、パパーッと出てきてパパーッと遥か彼方へ行ってしまう方々がおりますもの。しかしまあ、10年続くものもなかなかありませんし。ありがたいことなのです。ありがとうございます。あ、いけない、まだ10年経ってないうちに言っちゃった!


とか暢気に言っといて、10周年向かえる前にぶっ倒れないよう、のらりくらりとやっていきます。

2009年9月11日 23:26 | コメント (1) | トラックバック

あの計り方どうにかならんのか

「世田谷カフカ」の稽古は粛々と。


毎回のことですが、結局この時期稽古しかしないわけですから、稽古は、稽古はと、話すことは稽古のことばかりになるのです。普段稽古なんかしない人が聞けば、どこの女の話だ?となるのでしょうか。ならないのですか。ああそうですか。


実際には、家でPC相手に仕事をしていたり、先のことの打ち合せをしていたり、まあいろいろあるんですが、なぁんかんなこたぁどうでもいいぜ!と思う今の私。


結局稽古なのです。


あでも更新した時くらいあれを書く。


昼:外で書き物しながらサブウェイでサブウェイクラブ
夕:稽古場でサンドウィッチとケータリングの菓子を少々
晩:家で素麺をオクラ入りの麺つゆで


あっさりしてんなぁ。あっさりブーム来てんなオレん中で。この後の反動を堪えれば、そこに身軽な体が待っているのでしょうか。


ところが、最近、家の体重計が妙なのです。昨日計ったら58キロで、お、いつのまにか60を切ってたかと思ったら、今日は62キロだったりして、ご覧のようにどう考えても4キロも増えるような食事はしていないし、なんだかぼんやりした気持ちにさせられています。


さらにあろうことか体脂肪率5%なんて表示を出しやがって、ボクサーじゃねえんだよ・・・と、わかるよそんなウソ・・・と、心の中で呟いて、体重計の上でビヨーンと伸ばして計るあの、先に棒状の機械がついてるものを持ちながら、天を仰いでいます。


よっぽど、ようし!体脂肪率を計るゾウ!と思わなければ、だいの大人がビヨーンと伸びるもの先に棒状の機械がくっついているものを持って、真っすぐ前に手を伸ばし、小さい台の上でジッと直立しているなんて状況に耐えられるはずも無く、だから私だってそれはそれは「計るゾウ!」の意気でビヨーンと伸びるものを持ったのですのに、なんなんだよ!


なんかバカにされてる気がしてならないのですがどうなんですか。あなたもしかして壊れたんですか?体重計。


いい。それより稽古なんだ。

2009年9月 9日 23:40 | コメント (2) | トラックバック

宴を終えて

テニプリフェスタ2009が、去る9月6日、無事終了いたしました。


大勢の大勢のご来場、本当にありがとうございました。


ペンライトで埋め尽くされた有明は、広大な宇宙でした。


思うさまはしゃぎ、結果、アザ作ったり声かすらせたりして、相変わらずの自分の大人げなさに辟易としてしまいますが、もう、やってしまったものはしょうがない。おいおいDVDにもなるようです。その時にまた反省するとしまして、今はとにかくホッとさせてください。


「蛇ガラ」のネタを一部組み込んでいただいたことについては、松井さんに大変感謝しておりますが、ああいう大きな空間では伝わるものも伝わらない可能性があり、なのでもう、やりながらずっと吐きそうでした。無言の「間」が伝わり、場内がえも言われぬザワメキに包まれた時は、逆に漏れそうでした。「蛇ガラ」聴いたことない人にも伝わってたらいいのですが。


「Chain Reaction」はもはや歌になっておりませんことについて申し訳なく思っておりますが、暴れることに(勝手に)重点を置いておりますので、息があがろうがなんだろうが、すいません、ご了承ください。


キャップと瓶の徹底したふざけぶりや、青学のチームワークについては言わずもがな。


思惑通り、じゅうぶん楽しませていただきました。貴重な体験をありがとうございました。たくさんのお手紙や差し入れも、感謝感謝。ゆっくり目を通させていただいております。


先生からいろいろお話を伺って、なるほど、今後の連載も目が離せんようです。今後も「テニスの王子様」をよろしくお願いいたします。


集合写真。ぼやけてる?
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2009年9月 8日 23:17 | コメント (17) | トラックバック

前日、宿泊先にて

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前日。写真は、リハを終えてホテルでご陽気に気勢を上げる人々、つか青学。ナイスフォトを撮ってくれたのは木内さん。ナイスフォト。


私のおどけ過ぎはご愛嬌。近藤がなぜ顔を隠しているのかは謎。純ちゃんと甲斐田さんは当然可愛いが、置鮎さんがそれにも増して可愛いのはどういうことか。広樹はバカみたいな量の酒を飲み、津田さんは飲んでないのにバカみたいなことを言い、成くんはバカみたいな人たちをひっきりなしにつっこんでいた。小野坂先輩がイベント本番では到底できないキチガイじみたことをひとしきりやり、それをおおいに堪能したところで解散。後は明日のお楽しみ。


しかしあれだ、こうして何年も何年も同じ面子で笑っていられるというのはなかなかにたいしたことではないか。一つの作品にたまたまキャスティングされただけなのに。


それは私の不徳のいたすところでもあると思うのですが、番組が終わればスッと自然消滅していく関係が多い中、こうやってたまにでも集まる機会を与えられ、与えられればなにかしないではいられない人たちばかりで、明日もきっと愉快なことになるのだろうし、そういう稀有なチームにめぐり逢えたことは本当にありがたい。


申し訳ない。明日はおおいに楽しませてもらう、こっちが。


今年の夏の思い出をしっかりいただいて、明後日からはまた演劇の人に戻るのだ。やり残し無く騒ごうと思う。

2009年9月 5日 23:59 | コメント (13) | トラックバック

諦めるのか足掻くのか

気づけば9月で。


そういったことを何度も何度も申し上げて申し訳ない。なんせいつだって、気づけばもうそんな頃?!となっているのです。


8月中に痩せたいと思っていた(過去形)。


なぜなら9月6日にイベントがあるからで、重い体を引きずっていてはテンションの高いことはできないと思ったからですが、その一方で、体力を維持しなければ稽古についていけん、だから食う、という考えもあって、日々その狭間で揺れておったのですが、もう何日も無いのにたいした結果が出ていないとなれば、残る手段は開き直りだけではないですか。


ということで過去形。


いや、もちろんその先の「世田谷カフカ」のために絞ったり膨らましたり、やるべきことはいろいろあるだろうから、なにもかも投げだすと言うわけではないのですが。


8月のうちに再開しとけばよかったかな、レコーディングダイエット。2007年末から2008年前半にやっていたダイエットプログラムです。んー、ちょっとやってみるか思いつきで。と言うわけで・・・、


朝:冷蔵庫にあったキャベツとオクラとウインナーをカレーソースで炒めてご飯にぶっかけたもの(文字にするとアレだが案外うまい)
昼:稽古場でおにぎり一個(最近は梅干し入りを握って持っていくのが習慣)、あと横町さんからいただいた果物を少々
晩:稽古後にキャスト数名と焼肉、ビール二杯、帰りにコンビニで買ったアイスクリーム


ああ・・・。晩がもうね。こうやって文字にしてみると、晩に諦めが爆発していますね。酒を飲むともう、どうでもよくなるんですよね。


まあ、楽しくやります。「世田谷カフカ」、楽しくやってます。観た方がいいと思います。

2009年9月 3日 23:30 | コメント (5) | トラックバック