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再演という名の初演

今日は一日脚本の修正作業。なんでって来月から稽古に入るからです。なにのって?以下のですぜ。

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「リンダリンダラバーソール」
(原作:大槻ケンジ「リンダリンダラバーソール」〈メディアファクトリー刊/新潮文庫刊〉)

12月2日(水)~6日(日) 全労済ホール/スペース・ゼロ

お問合せ→サンライズプロモーション東京 TEL:0570-00-3337(全日10:00~19:00)
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特設ページとか無いんですよね。前回もだけど。そういうもん?


チケットぴあ、イープラス、ローソン、CNプレイガイド、スペースゼロチケットデスク、でチケットが取り扱われております。よかったら。


AAAの西島隆弘くんが主演。カワイイ顔をして、そうっとうに男前な性格をした、文字通りいい男です。ああ、「主演」つーのはこういうことなのかしらね、と思ったものでした。初演の時。


一年振りに男前に会います。楽しみです。


しかしその前に脚本の修正。


これはもう、イローンな事情があってのことですけども、キャストの顔ぶれも若干初演とは異なりますし、当然ながら初演を観た方にももう一度新鮮な気持ちでご覧いただきたいというのがありまして、書き直しをばね、少々ね。


しかしアレなんですね。私、再演て初めてなんですね。ふと思えば。同じ作品を二度作るって、どういう作業になるのでしょうね。これ、ある意味初演じゃないですか?なんせ初体験はいつだって甘酸っぱいものです。今からビンビンにドキドキしております。


で、読み返してみたわけですよ、初演の台本を。一年寝かせて改めて読むと、いろんなことが見えてくるものでして。これ、ナイス。とか。なんでここをこんな風にしてしまったのか。とか。


なんなんでしょうな。あの時はこれで良いと思ったものが、今はまた別の感覚で目に飛び込んでくる。この一年で、良い方向に私が変化したのだと思いたいものです。やってみなければわかりませんが。


なんせ稽古、そして本番です。その後にはすぐブルの女々しくてシリーズが待っています。こちらの構想もビンビンのギンギンで妄想中。増量した女優陣をどうアレしてやろうか、考え出したら、たまりませんでしょうともさ。


年末年始もへったくれも無い、そんな季節がもう少ししたらやってきます。今のうちに、できることはなるべくできておきたい。例えばそうねー・・・恋?


バッハハーイ!!

2009年10月26日 20:35 | コメント (5) | トラックバック

伏せている

ずいぶん更新を怠った。申し訳ないとも思うが、そぉんな毎日見てる方もそうそういないでしょ?とも思うし、なんせ自分のブログなので更新したい時に更新するしかないとも思うので、数少ない更新を楽しみにしてくださってる方々におかれましては、本当にごめんなさい。ちょびちょびやります。


て感じのテンション、現在。


なんだかなぁ。なんか突き抜けないのは、いろんなことが複合的に私を取り巻いているからなので、なにがどうとも言えないわけですが、なんだかなぁ。


いや、しかししかし、世田谷カフカ。


ありがとうございました。もういい加減、自分の不出来を嘆くのにも飽き飽きしていますが、あいかわらず公演中もずっと不出来に嘆き続けておりました。なんだかな。そんな私ですのに、いろんな方が楽しんだ旨の感想をくださいまして、本当に本当に感謝の毎日でした。皆様のお陰でがんばれました。これからもがんばります、そっと。もっとどうにかならないか、考えを止めないように。今さらですが、ご来場、ありがとうございました。このブログを通じてご声援くださった皆様も、ありがとうございました。


その後、ちょいちょいいろんなお仕事を、楽しかったり悶々としたりしながらやらせていただいて、ここ最近は来る11月〜1月の演劇のための準備をしております。


準備が大事です。ですが、準備よりも稽古がしたいです。体とか頭とか、メタメタになるまで使いたい。せっかくケラさんとカフカさんからもらったいろんな刺激です、ただ思い出的にしてしまうのはあまりにもったいないのです。


やはりなにかの渦中にいないことが、なんだかなぁ、と思わせる要因の一つのようです。


RONNIE ROCKETの「ともだちのいもうと」を観ました。

ナイロンの新谷さん、柚木、12月世話になる仗桐安、ブルの西山。なんだったら服部さんも秋枝さんも知ってるから、全員知ってる人の「知人劇」であるにも関わらず、知ってる人だぁと思うことがほっとんどなく、純粋に物語を堪能させてもらいました。職業的な感想かもしれませんが、それって凄いことだと思いました。往々にして、知ってる誰かが出てるからという理由で観に行き、知ってる誰かの演技を確認して帰ってきてしまうことが多くなってしまうわけですが、「ともだちのいもうと」はそんなこととは関係なく、観てる間にちゃんと観客として私の心が動く瞬間がありまして。普通に観劇できることってあまりないんです。だから凄いと思うんです。出演者の皆さんに気のきいた感想を言えなかったのは申し訳ないですが、そこには少なからず嫉妬もあったからでしょう。そういうお芝居です。明日までですがよかったら。


あと、シャンプーハットの「沼袋十人斬り」も観ました。こちらはまたまったく別の意味で凄かったです。開演後、シャンプーの人たちであることをとてもとても意識しながら観ることになるのですが、わかっててなお心の底を揺するのようなオカシミとか切なさが襲ってくるのです。なんと言うか、ずーっとゆっくり揉まれているような感覚。こちらはもう、嫉妬ではなく、敬意。途中、赤堀さんてデヴィッド・リンチみたいだなぁと思ったりして、そう思わされた時点で完全にKOです。あ、そうやって書いてたら、ちくしょうと思ってきた。どうやら嫉妬も無いわけではないようです。


いい芝居を観たことも、なんだかなぁ、と思わせる要因の一つでしょう。


今は雌伏の時。そのことを楽しまねばなりますまい。

2009年10月24日 13:30 | コメント (5) | トラックバック

カフカ、折り返して数日

休演日をさほど休演日らしく過ごせぬまま過ごし、そこから既に3ステージをこなし、気がつけば後半戦も半ばにさしかかっています。「世田谷カフカ」。ヘトヘトですが、それでもここ数年のナイロンの中ではステージ数も少ない方なわけで、一回一回終わっていくのがとても寂しくあります。劇団は、大変だけどやはり楽しい。


お越し下さった皆様、ありがとうございます。これからいらっしゃる皆様、いらっしゃい。


いろんなご意見がございましょうけども、どうかあの空間に身を委ねていただいて、カフカの、あるいは世界の不条理を満喫していただければと願っております。頭で考えてどうにかなるタイプでないことは確かです。


東京は台風一過。気持ちよく劇場へ向かえそうです。各地の皆様、ご無事でらっしゃいますか?

2009年10月 8日 14:06 | コメント (7) | トラックバック