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伏せている

ずいぶん更新を怠った。申し訳ないとも思うが、そぉんな毎日見てる方もそうそういないでしょ?とも思うし、なんせ自分のブログなので更新したい時に更新するしかないとも思うので、数少ない更新を楽しみにしてくださってる方々におかれましては、本当にごめんなさい。ちょびちょびやります。


て感じのテンション、現在。


なんだかなぁ。なんか突き抜けないのは、いろんなことが複合的に私を取り巻いているからなので、なにがどうとも言えないわけですが、なんだかなぁ。


いや、しかししかし、世田谷カフカ。


ありがとうございました。もういい加減、自分の不出来を嘆くのにも飽き飽きしていますが、あいかわらず公演中もずっと不出来に嘆き続けておりました。なんだかな。そんな私ですのに、いろんな方が楽しんだ旨の感想をくださいまして、本当に本当に感謝の毎日でした。皆様のお陰でがんばれました。これからもがんばります、そっと。もっとどうにかならないか、考えを止めないように。今さらですが、ご来場、ありがとうございました。このブログを通じてご声援くださった皆様も、ありがとうございました。


その後、ちょいちょいいろんなお仕事を、楽しかったり悶々としたりしながらやらせていただいて、ここ最近は来る11月〜1月の演劇のための準備をしております。


準備が大事です。ですが、準備よりも稽古がしたいです。体とか頭とか、メタメタになるまで使いたい。せっかくケラさんとカフカさんからもらったいろんな刺激です、ただ思い出的にしてしまうのはあまりにもったいないのです。


やはりなにかの渦中にいないことが、なんだかなぁ、と思わせる要因の一つのようです。


RONNIE ROCKETの「ともだちのいもうと」を観ました。

ナイロンの新谷さん、柚木、12月世話になる仗桐安、ブルの西山。なんだったら服部さんも秋枝さんも知ってるから、全員知ってる人の「知人劇」であるにも関わらず、知ってる人だぁと思うことがほっとんどなく、純粋に物語を堪能させてもらいました。職業的な感想かもしれませんが、それって凄いことだと思いました。往々にして、知ってる誰かが出てるからという理由で観に行き、知ってる誰かの演技を確認して帰ってきてしまうことが多くなってしまうわけですが、「ともだちのいもうと」はそんなこととは関係なく、観てる間にちゃんと観客として私の心が動く瞬間がありまして。普通に観劇できることってあまりないんです。だから凄いと思うんです。出演者の皆さんに気のきいた感想を言えなかったのは申し訳ないですが、そこには少なからず嫉妬もあったからでしょう。そういうお芝居です。明日までですがよかったら。


あと、シャンプーハットの「沼袋十人斬り」も観ました。こちらはまたまったく別の意味で凄かったです。開演後、シャンプーの人たちであることをとてもとても意識しながら観ることになるのですが、わかっててなお心の底を揺するのようなオカシミとか切なさが襲ってくるのです。なんと言うか、ずーっとゆっくり揉まれているような感覚。こちらはもう、嫉妬ではなく、敬意。途中、赤堀さんてデヴィッド・リンチみたいだなぁと思ったりして、そう思わされた時点で完全にKOです。あ、そうやって書いてたら、ちくしょうと思ってきた。どうやら嫉妬も無いわけではないようです。


いい芝居を観たことも、なんだかなぁ、と思わせる要因の一つでしょう。


今は雌伏の時。そのことを楽しまねばなりますまい。

2009年10月24日 13:30

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コメント

私は毎日喜安さんの日記みてますよ!
更新してなくても、なんだか心境がでている感じでいいです

喜安さんと小野坂さんの取材されている雑誌見つけました!
高くてお金の無い女子高生には痛い出費でしたが
もー!かっこいいですなああ!
かっこよくてしかたないです!
これは買うしかないだろぉおああー!!と

喜安さんが何をするにも応援しています
たまには力をぬいた演技も素敵ですよ


退却

投稿者 真優 : 2009年10月24日 19:04

かっこいいって言われてるきゃっさん、面白いです。ごめんね←


あらためて、千秋楽おめでとうございます。

あーー、みたかったなあ…本当に。今でも絶賛後悔中っすよ。

でもね、カフカではないけれど最近舞台二つほど観ましたよ。(カフカの前にチケット手に入れてたんですよ。ほんとだよ←)

一つは劇団おぶりが〜どってちっちゃい劇団ので、けっこうダンス的なのも取り入れてて新鮮でした。阿佐ヶ谷だったので気軽に行けたし。

もひとつは、地図から消された島ってやつで、浅草でやってました。
これがはんぱなくて。まじで。
今まで沢山の舞台みてきたけど、一、二位を争いますわ。
役者、裏方とカンパニー全体素敵だったんですけど、脚本演出、特に演出がもううわあああって感じでした。(わかりづらい…)
鄭光誠(チョンガンソン)さんていうんですけど、きやっさんとはまた違う世界の方だったですよ。
また観たい。寧ろ何回も観たくなる舞台でした。

でね、今すっごい芝居したくてたまらんです。おもいっきり影響されて。あーーー!わたし今テスト期間中!!←


まあなにはともあれ、ブログ更新出来るだけの余裕が心にあるようでよかったですわ。

リンダリンダリンダリンダリンダもみたいなあ行きたいなあ←


あっそういえば、今日アド街で吉祥寺特集しててね、yucca26位だったよ!

投稿者 まちださん : 2009年10月25日 00:15

おばんです。

自分の足りないトコロに気付かなかったり、気付かないふりをする人が多いなか、なんだかなぁーと思える喜安さんは、強いです。素敵です。格好いいです。
焦らず、ゆっくり、でも、確実に。キラリと光る感性をお持ちなのですから…。

いつも、応援していますね。

投稿者 雄人 : 2009年10月25日 01:39


こんにちは、喜安さん☆

お仕事お疲れ様です★

喜安さんのblogはほぼ毎日チェックしていますよ(^O^)/
ただ、私もコメントするのに時間あけちゃいますからf^_^;
blog更新はボチボチ、喜安さんのペースで楽しんでます☆★☆
お仕事が沢山で忙しいと思いますが、最近寒くなりましたのでお身体に気をつけて下さい☆★☆

私は喜安さんの作品、好きですよo(^-^)o

では☆

投稿者 やよい : 2009年10月28日 14:45

「伏せている」とかいうタイトルつけてはるし…
病気で入院でもしてはんのかと思って、ドキッとしましたやん。

いろいろいろいろ思いを膝っこぞうに貯めて、今はジャンプの準備で屈んではるやね。

もう、もうもうもう、悶々しちゃってください。
でもって、いつかそのウチどぴゅーんとジャンプしちゃってください。
そのパワー、ガッツリ受け止められるだけの感性を持つわたしであるように、自分もありたいと思っております。
(といいつつ、いつも2回観ないとちゃんと理解できないおバカですみません)

投稿者 ようこ : 2009年11月 3日 19:51

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