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昨日と今日のブログです

昨日は、動物電気の役者さんであり、乱雑天国の作・演出でらっしゃる松下幸史さんが、さらにそれらとは別で組んでらっしゃる、キャプテンクーコッチというバンドの、ライブの、打ち上げ?兼、忘年会的な?合同飲み会?みたいな?にお呼ばれしてまいりました。ふう、説明終了。


松下さんとは、ブルをご覧いただいてたり、乱雑天国を拝見していたりで、そこそこに顔は見知っておるのですが、それ以外の方々は初めてお会いするような方も多くてド緊張。でも動物電気の主宰、正岡泰志さんとたくさんお話が出来てとても楽しかったですって、感想がとても普通にブログっぽいな、なんか。前回の「とける」に出演していた國武綾さんが仲を取り持ってくれてね。若いのによーできた子やでほんま。いろんなおっちゃんおねえちゃんにかわいがられておる。たいしたものです。しかしまあ、わたくし酔っていたとは言え、しゃかりき泰志さんをつっこみまくってしまったのだが、よかったんだろうか。久しぶりに「とける」の軍沢役でおなじみかどうかは知りませんが、佐藤幾優さんなんかともお会いできて、「とける」の打ち上げで全然話せなかったから、そういう話を思い出し思い出ししながら話したりもして。真面目になったりふざけたり、大忙しで、なんせ楽しかったという話です。なんにでも首をつっこんでみるものね。


そして今日はブルの【コンクリートジャングル】岡山誠が出演している、コントユニットリッチVol.1『SUPER JACKPOT』を観てきまして。なんでもサチンこと永井幸子も宣伝イラストで協力しているとか。みんなやっとるねー。


かつてブルに出演してくれた市場絹枝さんと、岡山くんも含めた何人かで立ち上げたコントユニットみたいです。来年の予定が当日パンフレットに書いてあったからどうやらやつら、本気です。面白いネタ、ちょい間延びしているネタ、いろいろありましたが、総じて新鮮でおもしろくて。おそらく今のブルではあまり求めてあげられない仕事を岡山くんがやってて、それが特に楽しかったのです。元ハイレグで、現EHHEの山田伊久磨さんと終演後にお話をさせて頂いて、それもなんだか嬉しかったし。そう言えば昨日も元ハイレグの正岡泰志さんと話したし、なんだハイレグジーザスだ、わー、すげえ、オレが東京出てくる頃から客席で観てた方々とお話しできるようになるなんて、なんか普通に感動っす。ってやっぱ普通にブログだなこりゃ。


さてと、これでひとまず年内のメンバーの客演活動は終了でしょうか。来年もちょこちょこみんなやるようです。どんどんやるしかないので、どんどんやっていこうよと思います、オレも。いろんなことやって、いろんなおもしろを集めてこれるといいですね、オレも。


しかし年内はまだゴールデン街劇場の下見だったり、チラシの打合せだったりが残っているので、お休みモードにはなれませんね。やっぱり年内はギリギリまで東京だろうか。来年の頭は久しぶりに実家にいる予定です。


あ、あと今年のMー1。どうなのかな。結果についてもうちょいじっくり吟味したい感じなのはオレだけですかね。圧勝っちゃあ確かに間違いなく圧勝なんだけどなあ。オレはどうしても途中で集中が切れるんだよな、チャンピオンのネタ。まあしかし、うまい漫才は果てしなく凄い。

2008年12月21日 21:42 | コメント (5) | トラックバック

働け考えろ

ブルの寺井義貴が出演しているKENプロデュースPRESENTS『ビキニも夢見る白い部屋』を観てきた。普段ブルの演出助手をやってくれている加納健詞くんが作・演出だ。あと、今年の連作に客演してくれた黒木絵美花も出演していたり。小さな小屋に大勢のキャスト。なんか昔のブルを思い出した。いや、今も昔もタイトルに「ビキニ」とか「夢」とかつけられないけどオレは。寺井が噛まないか心配だったが、ていうかそんな事心配してんじゃないよされてんじゃないよって話なのだが、なんせ無事噛んでなくて面白さ半減だ。ウソ。よかった。黒木は安心して観れた。よかった。しかし気になったのは、小さな小屋だからこその観劇上の困難だ。お客さんたくさん入ると見えない場所とか出来ちゃうのな、当然ながら。


来年、ブルはもっと小さい小屋で公演を打つ。「とける」の公演中、当日パンフと呼ばれるチラシたちを挟むアレに書かれていた通り、あるいは『ビキニも夢見る白い部屋』で配布していただいた予告チラシに書かれている通り、新宿のゴールデン街劇場というところで打つのだが、なんせ小さいのだ。今年のサンモールスタジオよりもさらに。さらにね。だってわざわざ小さい小屋を探して選んだんだもの。そりゃ小さいに決まっているのだが、ああ、小さな小屋には小さな小屋なりのいろいろがあるなあと。観て思ったのです。ああっ、劇場下見が待ち遠しい。チラシの打合せも始まったからだろう、今自分の中ではブルの次回公演が熱いっす。んなのあたりまえか。


「リンダ」が終わって一段落したはずの私の頭の中に、新たな発想が蠢いています。それはいくつかの頼まれごとが舞い込んできたおかげなのですが、なんせとてもとてもありがたいことです。いつだって働かされたい私なのです。頭使ってないとダメなんだ、余計なことばかり考えて。


よし。がんばろ。あっしまった、がんばろつっちゃった。


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前回から始まった今年の思い出シリーズ。あと何回も続かない自信マンマン。


「リンダリンダラバーソール」の出演者からいただいた寄せ書き。寄せ書きって!どこまでいいやつらなんだ!しかもあんた、ちゃんとしてんのよ、ラバーソールの靴紐とかさ。ちゃんと紐をさ、くっつけててさ。タバコはっつけたのは馬場チ。吸えないけどねこれじゃあね。感謝!

2008年12月20日 14:11 | コメント (3) | トラックバック

教室のようだ

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総会の際に、山口かほりにプリントアウトしてもらった写真。実際にはちょいピンぼけですが、なかなかに良いので掲載します。楽しそうでいいじゃないですか、たまには。


これで一つの企画が完全に幕を閉じました。いや、いずれDVDになるから完全ではないか。まあいいか。2007年のワークショップで出演者を探し始めたことから考えると、丸1年もの間、連作「役に立たないオマエ」と「とける」について取り組んできたことになります。よくまあ飽きなかったもんだと思います。あらためて、出演者、スタッフ、観客の皆様に、感謝いたします。毎回、参加してくださった方々がこれくらい笑える現場であるよう、精進してまいりますか、まいりましょう。


続編を期待するというお声をたくさんいただきました。毎回絞りきるつもりで書くので、今のところこの学園ものについて3作目を書く気はまったくありません。ごめんなさい。3年全員卒業しちゃったし松山いなくなっちゃったしね。アラちゃん塾だし。そしてそれらのキャラ全部うちのメンバーがやった役だしね。次書いちゃったらほとんどメンバー出れないからね。今は書く気はありませんけど、いずれその気になれば。・・・どうだろう。なんせ気に入っていただいてありがたい限りです。


次回作の準備は着々と進行中。乗り越えなければならない問題はあいかわらず山積みで、いつになったら平坦なところを軽々と歩けるようになるのかちっともわかりませんが、まあそういうもんなんでしょうな、演劇とか劇団とかって。それでも楽しいんだからもう感謝感謝。

2008年12月18日 11:32 | コメント (1) | トラックバック

お誘い

どういうわけだかいろんな人からまだ忙しいのかと聞かれる。当分会ってなかった人にまで言われる。人づてに伝わるほどのことではないのですよ実際は。これまでどれほど忙しぶっていたというのか。すいません、忙しぶる姿に余裕が無いことがとてもお恥ずかしいです。


で、12月初旬に「リンダ〜」を済ませて一段落したので、忙しいのか?と聞かれれば、いえ一段落です。と答えるのですが、そうすると今度はいろんなお誘いを受けるわけです。


ありがたい。今年お世話になった方から、例えば飲みのお誘いなんかあったりすると、それはつまり、もうちょいこいつと付き合っても良いかもね、ということなのであろうから、大変嬉しいことなのです。今年は、初めてお仕事をさせていただいた方が多く、新たな出会いの分だけ新たな喜びがたくさんあった一年だったのでしょう。おかげで一段落のはずも一段落でない有様になっておりますが。ありがたい限りです。


先日は、今年の始めにナイロンで一緒に地方を回らせていただいた、岡田義徳くんが自ら脚本演出を手がけた舞台、「イッセーオカダ」を観に行く。高橋一生さんとの共同執筆・共同演出による二人芝居(厳密にはもうお一方出演されていましたが)。もうね、なんかかっこいい!と思ってしまった。とても繊細でとても集中を要する(演者も観客も)舞台を、たった二人で押し切るその姿勢がなんともパンクなのだ。しかも二人ともテレビや映画や舞台でじゅうぶんなキャリアを積んでいるであろうに、下北沢の駅前劇場でひっそりとやっちゃってたりするのだ。ずいぶんひねくれてるように思える、ミーハーな人は寄せ付けないと言わんばかりのやり口なのだが、逆にだからこそ観客誰もが必死になって食らいついていたように思う。1時間という上演時間も潔くていい。やりたいことやってるなあ。かっこいい。見習うべきものが多々ありましたというお話です。


さらに。今年の夏にお世話になった監督と食事をしたり。「リンダ〜」の出演者が集まっているという深澤宅を訪問してみたり。まあ賑やかなこと。監督と交わした酒の席では、驚きのニュースを聞かされたりして、それはとても個人的なことなのでひとまず控えますが、なんせ面白いことになっているのです。深澤宅にあいつやあの子がゴロゴロしていることもかなりの面白さでしたが。


今日は、ブルドッキングヘッドロックの総会。今日の議題は「とける」の決算。その後は、おつかれと忘年を兼ねた会が催されるとのことで、いい酒の飲める決算だといいねって話です。

2008年12月16日 17:39 | コメント (2) | トラックバック

主宰と作家

主宰西山と次回公演について打合せ。いつだって打合せ。彼との打合せから全てが始まって行くのだ。


自分の中でほんのりと形になってきているものを、言葉にして伝えることでより明確にすることが出来るという意味で、打合せはとても有意義だ。自分一人ならいくらでも先延ばしに出来てしまうので。チラシ打合せが始まる直前のこのタイミングで打合せを仕掛けてくれたことは、非常にありがたい配慮。ナイスタイミング主宰!なのである。


前回と前々回の連作モノは、僕が主宰だった当時の名残のような物を抱えながら運営してもらわねばならなかったという点で、彼にも妙な気苦労が多かったと思う。しかし次回以降は、彼自身が劇場を選び、彼自身が向かいたいと思う方向へ劇団を導いていくのだ。そこには今までとはまた違った気苦労が待ち受けているだろう。もうきっと艱難辛苦の道のりだ。


主宰を降りた身の者が言うことでは到底無いのだが、今からが本当の勝負なのだと思います、ぜひ踏ん張ってください。オレも踏ん張ります。


我々はなにかを作ることでしか自由を、人生の豊かさを、喜びや悲しみを表現できない。劇団は、その作業のための最適な環境でなければならない。主宰はその環境を作らねばならない。大変なのだよな、と簡単な言葉で申し訳ないが改めて思う。彼ができることはなんだろう。今の僕が劇団のためにできることは、面白い作品を作ることだけだ。だからまあ、面白くします。ともに面白くしようぞ。と、今日打合せをして思いましたとさ。


部屋はいつまでたっても片付かないし、OFFの日をどう過ごしていいのかも、頭がとっちらかってまとまらない。だったらいっそ演劇のことでも考えようじゃないか。さあもう来年だ。
気づけば夏が冬になっていたのだ。春になるのなんてあっという間に決まってるじゃないか。

2008年12月12日 23:25 | コメント (5) | トラックバック

タイムラグ

ナイロン100℃の松永玲子先輩が出演している、「空の定義」を拝見するため六本木へ。おおう、久しぶりの演劇鑑賞。安澤さん、廣川さん、皆戸、みのすけさんもいらしてて、なもんでちょいと飲んで帰ったりしました。こんな気楽な飲み、いつ以来だ。楽しかったーん。


昼間は昼間で、来年後悔予定の、違うよバカPC、公開予定の映画の試写会に行ってみたり。ほんとちょちょいですが、ちょちょいと映り込んでいるので、お時間ある方は何回も見て、見飽きた頃に僕を探すゲームなんかしてみたらどうでしょうか。とってもくだらない(褒め言葉)映画です。いずれ告知します。


前にも書きましたが、こういう仕事をしていると、仕事したタイミングと、皆さんにご覧いただけるタイミングとにタイムラグが生まれます。いつした仕事だ?みたいなね。それと同じように、報酬の支払われにもタイムラグがあるんですね。こんっっっなに忙しい月だったのに一っっっ銭も入って来ねーよ!なんてこともあるのです。こんな話されてもあれでしょうが、心配なのは11月分の報酬です。11月って、リンダとブルの稽古ばかりしていて、それ自体はどちらも全うなお仕事なわけですが、しかし稽古はいくらしても稽古なのでそれだけでは報酬にならないのです。まあ通常のタイムラグで考えると、11月の分は2月辺りか?と思うのですが、てことは34歳の誕生日を迎える頃、僕は「一銭も入って来ねーよ!」と叫んでいるのではないかと、今からおののいているわけです。大丈夫かそんなんで、34歳だぞ。


でまあ、なにが言いたいかって、遊びに行ったり、洋服買ったりしたいねー、だけど今はしゃいでほんとに大丈夫なのー?って話。そういう欲求をここ最近ちーっとも満たしてなかったので、なんせ欲望だけはドロンドロンに渦巻いているのです。はあ、年末め。やれやれだぜ。


おやすみなさい。

2008年12月11日 23:07 | コメント (3) | トラックバック

ホッ

ダラダラと数日を過ごしてしまった。


しかたがないじゃないかとも思う。なんせ半年間、ナイロンだブルだリンダだと、ずうっっっと複数の作業を並行して行ってきたのだ。もういいかげん頭の中がパンパンだった。そろそろ空気を抜いてやらねば、どうにかなってしまうよ、と思っていたところだったのだ。


「リンダリンダラバーソール」の公演が、無事終了いたしました。


多数のお客様にご来場いただきました。千秋楽のカーテンコールでは、なぜだか急遽舞台に上げられ、予想通り醜態をさらしてしまいましたが、舞台上から見る博品館はお客様の笑顔で埋め尽くされており、ああ、やってよかったなあと思ったものでした。たくさんの拍手がとても嬉しかったです。


ご来場くださった皆様、応援してくださった皆様、ありがとうございました。


大変だったなあ。ほんとに大変だった。最初にお話をいただいたのは2年も前でした。それからとにかくありとあらゆる「大変」が我々に襲いかかり、その都度どうにでもなれ!と思ったものですが、だけど投げ出さずにほんとよかったと思うのは、あれだけ大変だったくせに、いざ稽古に突入すれば、やっぱりこれが楽しくて楽しくてしかたがなかったからなのです。初めて関わる演劇というものをなんとか理解してくれようとしたavex制作陣、難しい条件の中でベストを尽くしてくださった各スタッフ陣、そしていつだって笑顔を絶やさずに演出についてきてくれたキャスト陣、関わる全ての方に助けられたと思います。


キャスト、スタッフの皆様、ありがとうございました。貴重な機会を与えてくれたavexの皆様、ありがとうございました。


初めて関わった外部公演。不慣れな私でした。なんとかやりたいと思っていたことはやれました。それでもなお面白くない部分や、もっとなんとかなるんじゃないの?という部分があり、それはもうなんというか、僕自身の力量不足です。残念。力量を、もっと、もっともっとつけなければならないのです僕は。そう思わせていただけた公演でした。


いや、それはもうこの半年間、ずっと思い知らされ続けてきたことではなかったか。ワタクシ個人としても、ブルという集団としても、昨年あたりからどんどん外と関わるようになり、今年になってそのことが少しずつ明確な形を成してきています。そこで浮き彫りになるのは様々な不足分。この不足分を埋めずして、次は無いのだと思います。若くはないのだし。


先の見えないこの世界、常に進歩進化を自らに課していなければ、と自分に言い聞かせ、そろそろダラダラから抜け出そうと思います。


放出することに費やした下半期でしたが、よく考えれば上半期だって100曲歌ったり、「オマエ」を作ったり、いろんなロケに行ったりと、不思議な濃密さ加減でした。気づけばいろんなことをさせていただいています。「テニスの王子様」は一段落したように見えて実はモゾモゾと動き続けているようだし、6年振りのあの作品も帰って来ます。


一体何者だ?と言われよう。さらに様々なことに首をつっこみ、その経験を次のなにかに活かし、さらにその次に進もう。螺旋階段のようにぐるぐると回りながら登っていくのだ。と思ってきましたし、今も思います。よし、やる気でてきた。


というわけでこれからは吸収の日々だ。好奇心を持って日々を積み重ね、来年を迎えようと思うのだ。


もう終わった気になっちゃった。まだ20日も残ってるじゃないか。次々と飲みに誘われる。そういう季節なんだなと、夏以来、久しぶりに季節のこととか思ってみる。


ホッと一息なのです。

2008年12月10日 23:49 | コメント (3) | トラックバック

突入!

ついこの間、「とける」で小屋入りしたと書いたはずなのに、また小屋入りしている。気がつけば12月だ。


「リンダリンダラバーソール」が、いよいよ博品館劇場へ。銀座だか新橋だかのオモチャ屋のビルの上にある、中の壁が緑色の変った劇場です。お越し下さる方、おまちしてます。


ありがたいことに、ブルの公演では今現在不可能であろう仕込み日稽古までさせていただく。ありがたい話だ。このありがたみを本番に活かさなければならない。


明日は場当たり。ヒリヒリする一日が始まる。いつだってこの日が一番きつい。乗り越えろ、と自分に思う。気づけば7月だか8月だかからずーっと稽古舞台稽古舞台稽古だ。さあ、乗り越えて、穏やかな年末でも迎えようじゃないか。

2008年12月 1日 23:15 | コメント (6) | トラックバック