« 2006年1月 | メイン | 2006年3月 »

ここからここから

 無事せなかの初日を終え。今日もほろ酔い。昨日は昨日でおなかの初日打ち上げだったのですが、今日はせなかの初日打ち上げということで。初日が二日続くなんて、めでたいやら、うざったいやらで、なんとも不思議な感覚ですが、せなかの連中もほっとした顔、引き締まった顔、いろいろあっていい飲み会になった様子です。私は概ねスタッフさんらと談笑を。毎公演お付き合いいただいているので、音や明かりの事だけでなく、作品そのものの事について、あるいは演出についてなど、いろんなことを相談させていただけるので、ほんとうに助かります。もう、超絶感謝。スタッフさんの想いに応えるためにも、さらなる向上を果たさなければなりません。
 
 今日も知人が観に来てくれて面白かったといってくれてほっとする終演後。なんだろう、すげえ今回知人の感想が気になる。演出に専念してるからかな、知人の作品に対する感想がいつにもまして丁寧な気がして、で、それを聞く私もいつにも増して真剣なのです、な気がしますのです。

 ただなあ、私の知人は全て、演劇の見方がわかってるというか、見方が上手なんで、多少の私の拙さはうまいこと汲み取っていただけてる感じで、それではやはりダメだなと。普段演劇を観ない方にも、世の中にはこんな面白がり方があるんだ、ということが伝わらなければ。伝えたいのだ、なんとしても。

 今日のせなか初日、特に大きな問題もなく、いい出来になってると思うのですが、もう少しお客さんに声を出して笑ってもらえる雰囲気にしなければならない。特にせなかはお客さんの笑い声が凄く重要な作品の構成要素になる気がしていて、笑い声が入ってはじめて埋まるなにかなのだ。

 いや、笑ってくださいなどと馬鹿げたお願いをしたいわけではない。こちらがなんとしても笑わせなければならないのだ。そして笑わせられたときが、我々の面白がり方がさらに深くお客さんに伝わった時なのだ。

 考えなければならないことは後を絶たない。おなかもせなかもあと4回ずつ。残された時間は少ない。私もブルもいつだって崖っぷちだ。楽しくて仕方がない。

2006年2月25日 01:56 | コメント (9) | トラックバック

さらに

 無事初日を終えました。おなかの初日打ち上げから帰ってきて書いてます。ほろよい。ほっと一安心なのです。

 今日は林さんが所属しているオトメチックジャパンの役者さんがいらっしゃってて、好評な感想をいただけてほっとし、ナイロンの後輩であるところの植木にも好評なリアクションをいただけてほっとし、ほんとほっとした一日なのであります。

 おなかはチャレンジだったのです。チャレンジ。ほんと。せなかの数倍チャレンジ精神。私にとってある意味処女作。それが概ね受け入れられたことに大いなる喜びを感じています。

 もちろん安心したからといってここで歩みを止めるつもりはない。むしろここから。いろんなことがわかり、いろんなことが発見できたので、ここからさらに役者と細かい確認を重ねていきます。もちろん初日は初日でベストだと思いますが、芝居は生もの、楽日にはさらにクオリティの高いおなかが出来上がっていることと思われます。せなかしか観ない予定の方、ぜひ、おなかもお願いします。

 今日観ていただいた感想に、せなかがどうなってるのか凄い気になる、ていう言葉が多く、それがまた手ごたえ。

 明日はせなか。こちらはブル色満開。ギャグとえぐみとなんかいろんなものが渾然一体となった強烈な一作です。今日、サチンやバイシや馬場、吉田、深澤、よしこが醸し出したのとは全く違う空気を、小島・西山・寺井・野原・かほりがおもいっきり吐き出します。

 おなかに負けないせなかです。お楽しみに。

2006年2月24日 01:27 | コメント (5) | トラックバック

いよいよだ

 大勢の方に誕生日を祝っていただきました。このブログにもたくさんの書き込みをいただき、本当にありがとうございます。感激です。稽古場では、せなかおなか、そしてスタッフさん方に囲まれて、ローソクの火なぞ吹き消させていただきましたよ。幸せな誕生日でした。本当にありがとう。感謝。言葉で言うのは簡単だ。なんとかお返しをしていかねばなりますまい。

 実は日付が18日から19日に変わる直前までせなかの連中のダメだしをファミレスで行っていて、それに夢中になるあまりいつのまにか誕生日を迎えていたことも忘れて、なんか普通に帰宅してぐったり夜食なぞつついていた有り様で、メールで祝われて初めて「ああ・・・」と気づいた私なのでした。まあしかし人から祝われて初めて気づくのも、なんというか幸せですね。覚えていてくれる人がいることの幸せ。オレも覚えておこう。そこから始まるお返しだ。


 そして、面白い作品を作る、というお返しだ。


 いよいよ『亀の気配』が初日を迎えます。今回出演してない私ですが、なんでしょう、期待と不安の入り混じる心模様は、いつもとはまた違った様相を呈していて、どうなるんだろう、ああ、もう、早く幕が開けばいいけどおっそろしく怖い。

 ギリギリまで粘ります。ギリギリまで面白くします。諦めてたまるか、さっきよりも面白く、今よりさらに面白く。

 ぜひご覧いただきたい。先に繋がるであろう、ブル史に残る一作を見逃すなかれ。


 明日は「おなか」

2006年2月23日 01:12 | コメント (5) | トラックバック

竹内力が

 稽古を終えて帰宅し、しばしの休息つーことでテレビなぞダラ見しつつメシを食うひと時、ふとブラウン管に登場したのは(ブラウン管て表現がなんとも30代な私ですね)、男の中の男、竹内力。

 CM。アイスの。旨チョコアイスの。CM。竹内力が。竹内力が旨チョコアイスの。CM。竹内力が。15秒の枠の中でめいっぱいの竹内力を表現する竹内力さん。そんな力さんがCM中にひと言、


 「おなかとせなかがくっつくじゃろう!!!!!!」


 力さん、こっちもおなかとせなかがくっつきそうです。もうすぐくっつきます。どっちが先にくっつくか勝負です。力さん、力さん、オレ、オレ実は、力さん、オレ、力さあああああああん!(絶命)

 絶命しちゃだめだ。はい、というわけで稽古は佳境。ここ最近ずっと。もうね、朦朧。空気が薄い。稽古場のこと。

 ある日など、カペタの収録があって、途中で稽古を抜けて収録を済ませ、戻ってくると2月とは思えぬ体感温度。稽古場。なんつーかね、どうかしてるよ、役者さん。熱気凄いよ、役者さん。人が18人集まって、延々くだらないことを繰り返すと温度が5、6度上がるのでしょうかね。もっと人の役に立つことに使えばいいのに、そのエネルギー。どうもそうはいかない様子です。せめて観に来ていただいた方々を満足させられたなら、エネルギーの無駄遣いも許されるというものでしょう。なんとかします、面白く。

 というわけで、竹内力も応援しているブルドッキングヘッドロックを(ウソ)、どうぞ皆様よろしくお願いいたします。

2006年2月17日 23:32 | コメント (22) | トラックバック

がっつりいくのである

 丸一日稽古。この時期になってくると他の事は手につきません。手についてたらいけないのかもしれない。頭一杯舞台のことを考えなければ。油断するとすぐぼんやりする私は、もう若くないのですね。糖分を取ろうね。あ、今日はチョコの日だったか。

 バイシの稽古場日誌にもありましたが今回台本がほんとに難産で、予定通りなら1月の頭に上がっているはずだったものが2月の頭に上がっているわけですから子供だったらこれ大問題。で、オレが執筆で不在だった稽古場でバイシとババチが、今回は双子だからなお大変、と話していたのだそうで、なるほどうまいことを言う。たしかに双子。同時に完成したおなかとせなか。繋がってます。いいさじ加減だと思います。いいさじ加減をいい具合に楽しんでいただくべく、もう、なにかひりだすのではないかという勢いでうんうんうなりまくった私であります。そして、元気に稽古場で動きまくる私であります。台本書けるとマジ元気。たぶん役者の誰よりも元気。疲れきった役者に過酷な集中と体のキレを要求します。ごめんね、役者さん。もうしばらく無理していただきます。そんな感じの、どんな感じの?、まあ昨日今日です。

 で、明日から本格的に稽古場を作りこみ、いよいよ追い込みをかけていきます。ほんと丸一日。夜、稽古場を出るころには、体が稽古場臭くなるほど稽古場にいます。世の中の動向に疎くなること間違いなし!こんなだから世間とうまく折り合いがつかないのね。

 稽古も佳境で、Tシャツページも更新されて、バッジもそろそろデザインがあがってくるでしょ?なんか楽しくなってきましたね。皆さんも一緒に盛り上がってまいりましょう。ブルも春ももうすぐです。

 

2006年2月14日 23:29 | コメント (8) | トラックバック

いいのができてきてますぞ

NEC_0095.jpg
サンプルが届きました!いいよ!そろそろTシャツコーナーにも役者が着ている写真がアップされる予定!あと、なんだか締め切りが少し延びるんだと。寺井が言ってました。寺井がそういうの仕切ってるんで。なもんで迷ってる人、写真見て決めてもいいのです。よかったら僕とおそろいしてみませんか?
ちなみに僕はS。そう、アメリカの生地なので少し大きめなのだ!

稽古は順調。か?ジリジリですね。ジリジリ進みます。慌てて変な芝居させるわけにはいきません。じっくり体に染み込ませるように、演出をつけていきます。楽しいです。

もうすぐ固定稽古場に入り、朝から晩まで芝居三昧の一週間が始まります。これはもう、地獄です。でもその先に輝く未来があるのさ!たぶんね。

というわけで皆様のご来場を心よりお待ちしております!もうすぐですね、劇場でお待ちしてますよ、オレだって。

では!

2006年2月14日 00:32 | コメント (8) | トラックバック

やっと、やっとやっと、

 どうも!どうもどうも!(ざ・たっち風)帰ってまいりました、あの世のふちから帰ってまいりました、喜安浩平、もうすぐ31歳!ああ、人生折り返し!うそ、もう少し生きたい!だからこれ以上オレはオレの寿命を縮めるような思いをオレにさせるんじゃありません!もう!白髪が絶えないよ!

 台本を書き上げてね、いろんな仕事をやっつけてね、やっと今、ここにこうやって書けるまでにいたった私なのであります。そっと褒めてください。優しいあなたよ。

 一度に2本も書くなんて誰が思いついたのでしょう?オレです。この一ヶ月間、何度も自分を呪いました。オレのアイディアマン!と。2本て。普段1本書くのに死ぬ思いの私が一度に2本書いたら、ほんとに死ぬよ。で、死にかけたよ。あーつらかった。つらすぎて、目につく全ての人が敵に見えた。が!が!今!いや厳密にはちょっと前!私はその長く暗いトンネルから脱出することに成功したのでした!ああ!あんなに目に痛かったコンビニの明かりまでもがやさしく感じる!ストレス社会で生き抜くためのチョコをいったいいくつ購入したことか。ねえ貢献してますよ、クオカードでもください!いやむしろあげたい、そんな気分。あなたにもチェルシー、そんな気分。

 失礼。開放感が私に無駄な指使いをさせてしまいます。まあなんせ面白いであろう台本が完成したのです。厳密には、まだ本番まで時間があるのですから完成ということはなく、これからさらによくなるべく推敲を重ねるのですが、まあ目処は、じゅうぶん立った。あとは役者さん、プリーズ暗記!すいません!よろしくお願いします!

 今日は初の通し稽古にして、初の合同稽古。久しぶりの大人数。いやでもテンション上がるね。引き締まるね。いいタイミングだったよ、今日やれたのは。そしていろんな問題も発覚。やっぱいいタイミングだったよ、今日見つけられて、問題。各種トラブルやっつけて、ここからググッと完成度あげていくのであります。楽しいのであります。これからの作業が、一番楽しいのであります、個人的に。むふふ。

 あ!あと、Tシャツ予約!始まったね!いつの間にか始まったね!ずいぶん前からデザイン上げてた私ですので、待ちに待ってたですよ!今回のはね、前回に比べて一つ一つの版のデザインはシンプルですけど、版型の大きさや色、レタリングなど、前回以上にTシャツらしさにこだわって作った一品なので、これはもうぜひともお手元においていただきたいのであります。渾身。カメドクロが背面にズドンと収まる様は気持ちがよいよ?きっと。予約お待ちしております。今後もぜひぜひ続けて行きたい大好き企画なのです。

 さて、明日の稽古に備えて寝ましょうか。ではまた。グンナイ。

2006年2月 9日 01:47 | コメント (10) | トラックバック