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トルシエはラモスが嫌いなんだって

 よく降る雨だよまったく。晴天と雨天ではまるでテンションが違う。自分に余裕がある時はね、いいんですけど、別に雨でも。

 さて、稽古は順調。私の台本を除けば。いやいや、いつもの調子なんでね、大丈夫。

 今まで3回公演をうたせていただいてるんですけど、今回はキャスティングが新鮮なことになっています。初めて御覧になる方や、役者の顔なんてひとつも憶えてない方には、そんなことをいわれてもまったく「へー」としか言い様がないでしょうが、少なくとも私的には新鮮なのです。これまで個性的なキャラクターで脇を固めていた役者たちを中心に持ってきて、またひと味違った空気を出してもらっています。

 作品が少しづつ形になるにつれ、恐怖とか狂気とか、そういう事前のコンセプトもあまり気にならなくなってきました。縛られなくなってきたっつう感じ?あまり意識し過ぎても窮屈そうに見える作品になってしまっては、うちのいいところが伝わらないと思うので。あたりまえのことか。

 人のダメな様を見てニヤニヤ笑う。という基本的なスタンスは相変わらずなのです。

 いや、もちろん恐ろきちがいな舞台になることは必至ですので。怖いのが好きな人も苦手な人も、笑えるのが見たい人もそういうのダメっていう人も、ぜひぜひ御覧になっていただいて、賛否両論お願いしたしますので。来て。マジ来て。ワールドカップワールドカップ言ってる場合じゃないよ!世の中ではけっこう面白いことがひっそり行われてるんだから!ワールドカップ楽しみなんだけどね!!

 「ベッカムが驚異的な回復を」と言うニュースを見て、ほんと嬉しい。彼が来るのと来ないのとではもう大違いでしょう。今回は。イングランドにはぜひぜひ頑張っていただきたい。バカみたいに強いアルゼンチンも大好きなので困ったもんですが。やはり点が取れるチームが好きなのは多くの方と一緒でしょう。個人的にはオランダが好きなので、今回の予選落ちはほんとうに残念でたまりません。前回大会のオランダとか、取る時はほんと取るじゃないですか、点。ブラジルもよくなってきたそうですね。決勝トーナメント、日本はブラジルとあたるでしょうか。そもそも決勝トーナメントに行けるでしょうか。行けるんでしょうけど、(心底祈ってますけど)すんなり行けない時のあの日本人独特の悲愴感をね、見たい気もする。前回のアジア予選みたいな。「行けなかったら腹切ります」みたいな。いや、言ってませんでしたけどね、そんなこと。あの可哀想な感じがまたいっそう見てるこっちの気持ちを昂らせるじゃないですか。あと、やっぱりニヤニヤしたいんです。いっぱいいっぱいな状況の日本、つーか、日本の理事長の岡野さんとか見てね。ニヤニヤしたい。ほらみろ。みたいな気分で。ほんと私はいやな性格をしています。

 フォルツァ!ニッポン!!(ラモス風)

2002年5月11日 13:55 | コメント (0)

書く気には波がある

 本日、我々の仲間の曽我部真実が出演している舞台を観に下北沢へ行った。曽我部は女子高生の役をやっていた。まったく舞台とは恐ろしいものである。

 さて、私は今からツインピークスを観ようと思っています。ビデオでね。もう懐かしい気分すらしてしまいますね。

 そのあと台本も書くし、公演内容をまとめたコメントも書くし、やることいろいろあるのになぜかこのコーナーを書いている。ここ数日なぜか書く気まんまんな私がいるのです。いつこの気力が途切れるかわからないので、いまのうちにがむばります。じゃ。

2002年5月 9日 23:41 | コメント (0)

元手もないくせに

 最近、音楽を聴きながら台本を考えるのがちょっとしたブームである。

 もちろん世間一般のことではない。私個人のこと。元来音楽をあまり聴かない私です。聴く時は芝居のBGMを決める時くらいでした。それがこの前のスクラッチの稽古をしている時に必要に迫られてポータブルCDプレイヤーを購入しまして、で、稽古の時に使ってたんですけど稽古の時しか使わないのはもったいないと思いまして、ファミレスで台本を書く時などに持って出るようになりまして、で、音楽聴くようになりまして。

 まあ、選曲作業の延長なんですけど。けっこう集中できるものなんですね。中学とか高校の時、全然音楽を聴かないことで、友人たちとまったく話をあわせられなかった記憶があるのですが、なるほど勉強の時など聴いてるとけっこう集中できたのかもしれませんなあ。

 今は今回の「ゆっくり~」の選曲のためにハードロック?ヘビィメタル?そういう結構ギトギトしたのを聴いています。今までそういうジャンルの曲はほっとんど聴いたことがなかったのでとても新鮮です。ただ、たまに激しすぎて気持ちばかりがえらく焦ってしまうこともあります。で、思い出すのが、少し前にアメリカのハイスクールだったかで銃による惨殺事件があって、その時話題になった、犯人の若者が好んで聴いていたのがマリリン=マンソンだったというエピソードで。ああ、確かになんか耳もとでけっこうな音量で聴いてたら、知らず知らずのうちにベロとか出してハーッ!!とか言い出しそうな気分になってくるかもしれんなあと思いました。

 普段はジャズやテクノ、クラブミュージック?みたいなのを好んで聴く私です。ジャンルとかよく分からんのですけど。邦楽は言葉が聴き取れてしまうのであまり好みません。

 で、今までそんなに音楽に親しんでこなかったくせに、CDプレイヤー買っちゃうと今度はMDプレイヤーが欲しくなるから不思議なものです。今までそんなの欲しいと思ったことなかったのに。基本的に家電好きな私ですから、町歩いててちょっと時間があれば家電屋さんにぶらり立ち寄ってしまう私ですから、欲しくなるのも無理はないかもしれませんが、しかし買って本当に使うんだろうか、オレ。どうなんですか、便利ですか?MD。便利なんだろうね、みんな買うもんね。どうしよっかなあ、買うかなあ。でもそしたら今度はいいヘッドホンが欲しくなると思うんですよお。うん、なる。絶対。で、そのうち自分の部屋にもいろいろ導入したくなってきてアンプ買ったりスピーカー買ったり、もうキリがねえええええ!!音楽好きな人って大変だね。いくらつぎ込む気ですか?憧れますけどね。「こんどうちスゲえスピーカー入れるんだ。ヨーロッパからね。」みたいな。漠然とした言い回しですけど。素人なんで。好きなことにドンドンお金つぎ込んじゃう人にはホント憧れる。もしかしたらお金に憧れてるだけなんじゃ?とおっしゃる方もいらっしゃるかと思いますが、ええ、確かにそれはそうなんですけど、でもつぎ込むという行為が。いいですね。つぎ込んでみてえ。

 で、このたびちょっとした好奇心でビール酵母?買ってみました。どうでしょうか、

 健康食品につぎ込む。

 なんだろう。「音楽につぎ込む」とは明らかに違う。
なんでもつぎ込めばいいというものではないっつーことがわかりました。

 つねづねお洒落さんでいたいと願っている私なのでーす。きゃは。じゃ、バーイ。

2002年5月 9日 03:25 | コメント (0)

さて、台本を書こうと思うのですが、

 昨日は1日オフ。台本のことばかり考えていた。

 ばかり考えていても劇的に書けるということはまず無く、いったいなにをしてたんだ、という空しい気持ちになることがしばしばです。

 それでもその積み重ねが結果に繋がるのだと信じてやっていくしかありません。まったく、いつまでたっても楽にはならないものです。

 それでも、「お、これは!」という閃きがあることもあって、その時はとっても楽しくてたまりません。

 ただ、それをすんなり受け入れていいものかどうか吟味する時間が必要です。特に今回、なるべく疑ってかかるようにしています。これがまたつらい。せっかく思いついても却下することの方が多くて。

 基本的に、その瞬間その瞬間の面白さにこだわりたくて、それは視覚的にも聴覚的にもなんですが、だから意識の中で物語を進行させようという思考が働き出すともうダメ気味。物語は芝居を作る上で重要な要素のひとつなんでしょうけど、今回は他にもっと重要なものがあるような気がして、そのためになんとか物語を壊そうとガムシャラになっておるのであります。

 パンクなスピリットでまいりたいものです。

 なんだか書けないから暗い文体になってしまっているようですが、体はいたって健康です。朝起きてすぐ腹筋運動とかするし、うんこバンバン出るし、これ書いてるし、元気だけはありあまっております。もどかしい限りです。あと一ヶ月、苦行は延々続くのですね。

 ジョジョの第四部を読んだり、ビデオをちらっと見たり他にもやってることはあります。考えてない時の方が閃くことが多いからです。

2002年5月 8日 12:27 | コメント (0)

よし、がんばれ

 ベープのコーナーに続いて、テッチンのコーナーが登場。我々は小笠原鉄平のことを愛情を込めてテッチンと呼びます。

 しかしテッチンの日記は笑えない。

 彼の根暗さが滲み出てます。あと意味がよくわからない所があります。注釈の括弧が多いのも気になります。それから、とても中途半端なところで2ページ目に移るのが読みづらいです。

 容赦なし。オレ。自分の文章の下手クソさはこの際棚に上げさせていただいております。

 やめちまえとか書き直せとか言う気はまったくありません。今の調子で走り続けてくれテッチン。とっ散らかった文章を書いてしまう、とっ散らかった君が私の心をくすぐって止みません。

 いや、まじ面白いんスよ彼は。分かりづらい面白さだけど。みなさん、そうとう目を凝らして彼を見てください。見えてきますから面白さが。見えてこないこともありますけど。見えてくると病み付きですぞ!ただ、残念ながら今回の作品に彼は出演しておりませんので。あと、残念ながらあの文章は笑えませんので。

 昨日のベープに続いて、なんだか身内大好きな私ですが、仕方ないです。身内だから。なんとかみなさんにうちの役者の魅力を知っていただこうと思い、個人コーナーを続々オープンさせておるのであります。稽古場日誌とあわせ、応援よろしくお願いします。

 稽古場日誌では藤原俊一が本領を発揮しつつあります。番外公演でも独自のナンセンスワールドを展開した彼ですが、稽古場日誌もどんどん稽古場から遠ざかって、俊一ワールドへ変貌していくことを期待している私です。

 さて、稽古は、まあ、進んだのかな。明日もう一度確認した時にどうなってるか。今日何時間もかけて伝えたことが、役者の体に吸収されているか。明日の出来で少しは先が見えてくるかもしれない、と、期待して、私はいいかげん台本を書かなければならないですね、わかってますよ。

 ケツに火がついて真っ黒だ!

2002年5月 6日 01:44 | コメント (0)

その辺にいる塵、クズ

 そうだった、ゴールデンウィークでした。

 まったくもって関係ないですな。GW。まあなんせ自由業みたいなものですから。つーか日々休みみたいな。人生休んじゃってるみたいな。人生台無しみたいな。母さんごめん、年金払えません。

 クズが集まる場所、ブルドッキングヘッドロック!!

 さ、ベープのコーナーがオープン。

 わ、カタカナの多い文章。カタカナの読めない人には何のことだかですね。ベープとは、金田英太郎のこと。小さい男です。身体的にはもちろんですが人間的にもなかなかどうして小さい。すぐ面白いことを言おうとします。いわゆる「狙って言う」のです。狙ってるのが見え見えです。そんなおもしろ発言にいちいちつっこむのはほんと疲れます。あと、よく働きます。働くのはいいのですが、自分の働きをアピールします。こんなに働いてるぞ!とは言わないのですが、体全体からそう言わんばかりの空気がにじみ出ます。そんな働きをいちいちほめるのはほんとうんざりです。あと、オープンしたコーナーを読んでいただくとお分かりかと思うのですが、謙虚です。でも謙虚をアピールします。これは正確には謙虚ではないということになるのかもしれません。だって、あのコーナーの文章、謙虚の折り詰め弁当みたいな、謙虚で腹いっぱいみたいな、僕、謙虚じゃないのが食べたい。みたいな。そういった気分にさせられるじゃないですか。そんなアピールするな。もう。ほんとベープはベープが好きな。小物め。

 すばらしい!私はそんなベープが大好きです!うそ!
ごめん、大好きではない!でも普段まったくといっていいほど嘘をつかない私が嘘でも大好きというほどなのだから、どれほど好きなのかは押してはかっていただきたいものですよ!

 そりゃあ確かにうっとおしいけど、それぐらいアクが強くなくては。ただでさえ人数の多いブルの中で、しかし彼は確実に「ベープ」というポジションを確立しようとしています。恐るべきしたたかさ。まあ上手だしね、芝居。うちで一番ダメ出しの通りが速い男。認められたくてしかたがないのです。きっと凄い自己顕示欲なのでしょう。役者なんかやってればそういった欲は少なからず持っているものでしょうが、彼はきっと人よりちょっと多く持っているのです。ぜひ努力していただいて、今のまま、より大きな小物として大活躍していただきたいと願っています。大きいんだか小さいんだか。しかしベープはそんな自分を嫌がってるふしもあり、ベープなりに苦悩はしている様子で。でも私が求めるベープは小物なベープなわけですから、彼の苦悩はしばらく続くことになるのでしょう。芝居なんかやってるから。

 私は人の欠点が大好きです。魅力的な欠点を持ってる人を使いたい。きちがいはダメです。適度に、普通にいきてくぶんにはあまり問題にされないような欠点がいいのではないでしょうか。

 クズは集まるべくして集まったのです。

 それは作品にも言えることで、私の書く本には、そこそこダメ、みたいな人がたくさん登場します。で、ダメな人はダメな人らしく、ダメな状況に陥っていきます。悲劇です。だいたいどの作品の主人公も、きちがいになるか、報われないか、死ぬか、という結末を迎えます。私はそれを笑います。ニヤニヤ笑いたいのです。やな性格です。

 今回もニヤニヤしたいと思っています。この「ニヤニヤ」が大事です。

2002年5月 4日 12:30 | コメント (0)

とりとめもなく

 立本恭子女史が稽古に合流。いよいよ出演者が揃った。

 最近役者の多くが迷宮に入りかけておりまして、どうしてやろうかと考えております。立本さんが来てくれたことで新たな勢いが生まれれば、とも思ったのですが、逆に変な緊張感に捕われてしまっています。

 まあ、予想はしていたことです。最初は楽しいもんです。難しくなってきて、どうしていいか分からなくなってきて、つらくなってきてからがほんとの稽古だと。稽古っつーか修行?みたいな。ね。楽しい芝居やってるからって稽古場がいつも楽しいわけではありませんな。

 で、昨日の稽古では、役者の頭の中を整理する作業から始めました。じっくりと。私が台本に書いたことの意図を伝えていきます。言葉を見つけ、それを伝え、理解してもらう。少し芝居が変わって、ちょっとだけ手ごたえを感じました。まあ、まだこれからですが。

 昨日の稽古にも見学者が来てくれました。カホリの友達。21歳だそうで、カホリよりも年下で、それはそれは若いことでしたよ。いいですな。ぜひ参加していただいて平均年齢を下げてほしいものです。お兄さん通り越してオッサンになっちゃってる人いっぱいいますから。うち。

 若い人大歓迎。若くない人も大歓迎。おじいちゃんおばあちゃんみたいな人がメンバーになってくれたら面白いのにねえ。どうですか、60歳以上の方。ぜひ見学に来て下さーい。しかしそうなるともう、地域のサークルみたいなことになってくるな。そうなりゃそうで面白いか。なんでもいいのかオレは。

 ブルメンバーは随時増員中。よかったらどうぞ。気がついたら外人とかもいたりしてな。

2002年5月 3日 12:11 | コメント (0)