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その辺にいる塵、クズ

 そうだった、ゴールデンウィークでした。

 まったくもって関係ないですな。GW。まあなんせ自由業みたいなものですから。つーか日々休みみたいな。人生休んじゃってるみたいな。人生台無しみたいな。母さんごめん、年金払えません。

 クズが集まる場所、ブルドッキングヘッドロック!!

 さ、ベープのコーナーがオープン。

 わ、カタカナの多い文章。カタカナの読めない人には何のことだかですね。ベープとは、金田英太郎のこと。小さい男です。身体的にはもちろんですが人間的にもなかなかどうして小さい。すぐ面白いことを言おうとします。いわゆる「狙って言う」のです。狙ってるのが見え見えです。そんなおもしろ発言にいちいちつっこむのはほんと疲れます。あと、よく働きます。働くのはいいのですが、自分の働きをアピールします。こんなに働いてるぞ!とは言わないのですが、体全体からそう言わんばかりの空気がにじみ出ます。そんな働きをいちいちほめるのはほんとうんざりです。あと、オープンしたコーナーを読んでいただくとお分かりかと思うのですが、謙虚です。でも謙虚をアピールします。これは正確には謙虚ではないということになるのかもしれません。だって、あのコーナーの文章、謙虚の折り詰め弁当みたいな、謙虚で腹いっぱいみたいな、僕、謙虚じゃないのが食べたい。みたいな。そういった気分にさせられるじゃないですか。そんなアピールするな。もう。ほんとベープはベープが好きな。小物め。

 すばらしい!私はそんなベープが大好きです!うそ!
ごめん、大好きではない!でも普段まったくといっていいほど嘘をつかない私が嘘でも大好きというほどなのだから、どれほど好きなのかは押してはかっていただきたいものですよ!

 そりゃあ確かにうっとおしいけど、それぐらいアクが強くなくては。ただでさえ人数の多いブルの中で、しかし彼は確実に「ベープ」というポジションを確立しようとしています。恐るべきしたたかさ。まあ上手だしね、芝居。うちで一番ダメ出しの通りが速い男。認められたくてしかたがないのです。きっと凄い自己顕示欲なのでしょう。役者なんかやってればそういった欲は少なからず持っているものでしょうが、彼はきっと人よりちょっと多く持っているのです。ぜひ努力していただいて、今のまま、より大きな小物として大活躍していただきたいと願っています。大きいんだか小さいんだか。しかしベープはそんな自分を嫌がってるふしもあり、ベープなりに苦悩はしている様子で。でも私が求めるベープは小物なベープなわけですから、彼の苦悩はしばらく続くことになるのでしょう。芝居なんかやってるから。

 私は人の欠点が大好きです。魅力的な欠点を持ってる人を使いたい。きちがいはダメです。適度に、普通にいきてくぶんにはあまり問題にされないような欠点がいいのではないでしょうか。

 クズは集まるべくして集まったのです。

 それは作品にも言えることで、私の書く本には、そこそこダメ、みたいな人がたくさん登場します。で、ダメな人はダメな人らしく、ダメな状況に陥っていきます。悲劇です。だいたいどの作品の主人公も、きちがいになるか、報われないか、死ぬか、という結末を迎えます。私はそれを笑います。ニヤニヤ笑いたいのです。やな性格です。

 今回もニヤニヤしたいと思っています。この「ニヤニヤ」が大事です。

2002年5月 4日 12:30

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