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パンキースはどこかにきっと
なにもない一日。10月に入って初めてではないでしょうか。思いきりゴロゴロさせていただきました。おかげで顔が丸くなってしまいました。
やばい。やばいよ。リバウンド直撃するぞこのままじゃ。なんとかしないと。よしっ、鍛えるかっ。腹筋だな。腹筋。で、腕立て。よし。やる。やるよ。やる。明日から。やる。今日はちょっとアレだからさ。明日から。うん。よし。がんばるぞ、と。
・・・サッカーをやろうという話しをしている。夏はずいぶんやってたんですけど、稽古が忙しくなるにつれすっかりやらなくなってしまっていたのでした。ベープとシュンが中心になって盛り上げてくれそうなので便乗します。それでなくてもこれからはシーズンですからな。やります。ベープが稽古場日誌で対戦相手募集とか書いてたけどあれリアクションあったんだろうか?なかったんだろうな。あったらすげえ言いそうだもんな、ベープは。相手がいないとな。練習もほんとに練習だけの練習になってしまって、それじゃあ練習のための練習みたいな感じですよ。誰か相手してください。サッカーやったことなくてもいいです。むしろ未経験者歓迎。未経験者だろうがなんだろうが完膚なきまでに叩きのめします。ていうか叩きのめすのがいいので、なるべく未経験者とやりたいです。叩きのめされたいというMッ気の多いあなた。どうぞリアクションを。
11月に入ったらナイロンの稽古が始まってすこしづつ忙しくなるので、忙しくなる前になるたけたくさんやりたいなあ。と、今思っています。
やはり適度な運動、適度な汗、適度な緊張が必要です。芝居やってる間はそれらが否応無しにあったんですけど。役者なんて芝居離れたらほんとただの役立たずですからね。緊張感なんてありゃしない。他のメンバーはどうなんだろうか。もう一週間会ってない。たった一週間だけど。あんだけ毎日顔を会わせているとちょっと会わなくなっただけで随分会わなくなったような気がするものです。みんなちゃんと社会に順応してるのだろうか。バイトしてるのだろうか。芝居で抜けてた分いっぱいシフト入ってるんだろうか。バイト、か・・・。
いろんなバイトをしました。いろいろ。きついのばっかりだったなあ。いや、つってもそんなね、スゲえきついのはね、私頑張れない人なので無理なんでね、適度にきつい仕事だったんですけど。思い返すと笑える話はいろいろあるんですけど、当時労働者として渦中にいた私は、ただひたすらお金のために働いていましたさ。
その様々な経験のごく一部が、『パンク~』に登場するいかがわしい服装のバイト君達のシーン、通称パンキースのシーンに盛り込まれているわけです。
ヘルプの人はイヤな人でした。バイトのチーフはたいていダメな人です。とりあえずやりたいことができるようになるまでの腰かけのつもりでした。
もう、まんまです。パンキースの発する言葉。起こす行動。状況。私がどこかで見てきた風景をほんの少しデフォルメしたものです。だからすごくイメージがはっきりしていて、このシーンは書き上げるの早かったですよ。役者たちもどっかで共通する部分があるんでしょうね。飲み込み早かった。私自身、他のどのシーンよりも無責任で、でもたぶん一番客観的な視線を持って見れたのではないでしょうかね。
お客さんもたくさん笑ってくれてました。あえてパンキースのシーンを後半に持ってきた、その辺の計算が効を奏した感じで嬉しかったです。
オチアイさん(パンキースのチーフ)を始め、みんな最初はどの役者がやるか決めずに書き始めたんですけど、役を振って、その役者さんが消化していくにつれ、どんどんキャラが1人で歩き始めてくれて、作家と演出と演者がうまくかみあった素敵な時間でした。
猫のホテルの中村まことさんに観にきてもらってちょっと話したんですけど、パンキースんとこだけであと3倍いけるんじゃないかみたいなこと言われました。いや、じっさい3倍もの量のシーンだと、バランス悪いし時間長いし、観てられなくなっちゃうかもしれないんですけど、ただ思ったのは、パンキースの話だけで一本の作品が書けるかもしれないなということです。働く男達の愚にもつかないだめーな世界。いいね。書けるな、たぶん。
いつか書こうと思います。いつかね。
パンクという言葉が好きで、だから今回『パンクの園』なんてタイトルつけたんですけど、自分的には原点、みたいな思いがあって、で、そこからパンキースみたいな新たな世界が生まれていくんだとしたら、やはり『パンクの園』はブルの作品を語る上で欠かせない存在になっていくのではないでしょうか。自分的にね。
『パンク~』にはもう1つ大事な要素がある。町で暮らす女達の存在だ。そのことはまた今度。もう眠くなってきちゃったんで。明日はお仕事。ゴロゴロはしてられません。
雨に唄えば(WEST MOUNTAIN Mix)
冷え込んできた。夜はさすがにパンツいっちょでいられませんね。昼なら良いのかという話でもありませんが。
『パンク~』終了から早一週間が経ち、それまではあまり気付く余裕すらなかった季節の変化にも少しづつ目がいくようになって参りました。いいですね、余裕。仕事はたまっておりますが。
楽日、おもくそ打ち上げて迎えた朝、ほんの少しの睡眠で体を休ませインターネットラジオの収録へ。番組で共演中の声優さんがパーソナリティをやっておりますラジオに呼んでいただきました。途中で眠たくなってきて、どうも変なテンションではなかったかと後悔してももう後の祭りです。
で、次の日はサッカー少年として声を吹き込みまして、次の日はスネークマンの収録に参加し、テニスも当番なのでけっこう喋り、いつも喋らないので緊張したのですけど、まあそういった諸々のお仕事の合間を縫ってブルドッキング反省会。
毎回公演終了後に、公演中や稽古中などで見つかった改善した方がいいだろうことを話し合う、バカな芝居やってるやつらとは思えぬ真面目ーな会合です。
で、いつもしっとりした集まりになる反省会なんですけど、今回は終盤に差し掛かったところで西山宏幸から思いもかけぬ粋な計らいがありまして、って、これ書こうかどうか迷ったけどここまで書いたから書きますけど、『パンク~』のオリジナルサウンドトラックを作ってみんなに配ってくれたのでした。しかもパンキースのステッカー付き!一枚一枚西山ちゃんの手作り!パンキースつっても見てない人にゃアレだけど、そういう人達が出てきたんですね、『パンク~』には。太っ腹だよ西山宏幸。
『パンク~』の音楽は、全て西山宏幸が作曲したものです。あ、一曲は名曲「雨に唄えば」のアレンジですが。でも全てだな。・・・すごいよ。西山ちゃんはすごい。マジ閃くからね。閃くの。閃くんだから。すごい集中力で作ってきてくれます。今回執筆でいっぱいいっぱいでなかなかスタッフワークに意識を持っていけなかった中、西山ちゃんが音楽を作ってくれたことがいろんな意味で私を救ってくれました。この場を借りて、ありがとう。
以前の公演『青空と複雑』も彼が中心となって、楽団のメンバーで曲を作り、生演奏してくれました。もはや欠かせない勢いです。これからも西山ちゃんの生み出す独自の調べに注目してください。
と、いつの間にか『パンク~』のことを話し始めている私。なんというスムーズな話の展開。前回申し上げましたとうり、これから少しづつ『パンク~』を振り返っていきますのでね。
私は雨がそんなに好きではありません。どちらかと言えば、あっぱれピーカン日本晴れ!!みたいな方がいいです。・・・バカみたいですけどね。バカじゃありませんからね?
でもなぜか私の書く作品には雨降りのシーンがよく出てきます。『大回転』も降らせたし『青空』も降らせたし、『ゆっくり』は降らなかったけど霧でしっとり、みたいなイメージから生まれた作品ですし、なんか雨、降らせるんですよねえ。なんだろう、今回も西山ちゃんに音楽を発注する際に、雨のシーンがあってそこで音楽を流したい、と伝えたんですけど、その時にも思ったことなんですけど、なぜ雨なのか。
心理学的な解釈ができるかもしれません。篠原あたりに聞いたら、本当なんだか適当なんだかよくわからない解釈をしてくれるかも、と思います。ですが私自身はあまり難しい意味を持っておらず、雨の降る時の音と光り、空気がなんか、ありかもなあと思うだけなのです。舞台に現れる色がなんか綺麗だと思うのです。・・・もっとあるのかしら深いなにか。
いずれ解明していきます。私と雨降り。で、今回も雨が降るということで、私の中で「じゃあちょっと意識的になってみようじゃないか」という思いが湧き起こり、だから「雨に唄えば」というまんま真正面な感じの曲をアレンジしてもらうことを決めたのでした。
汗臭い男達が繰り広げた騒がしいシーンの直後、一服の清涼剤のように流れる「雨に唄えば」。リズムにあわせて現れる女優陣。曽我部が傘を開いて佇んだ時、なぜか寂しげな絵が出来上がる。今回の中でもかなり好きな瞬間の1つです。
音楽に関しては他にも、オープニングのレビューや、各シーンをつなぐために用いられた、ある意味メイン的な短い楽曲まで、いろいろあるので、また別の機会で触れていきたいですね。
今日はここまで。長い文章書けないのよ。疲れたし。また今度。女優陣のことにも触れたいし、パンキースも語りたい。いろいろあるな。いろいろ書きます。じゃ。
不肖キヤス
ただいまあ。
戻ってまいりました!どうも!喜安です!・・・やっと、・・・やっと!・・・やっと!!更新することが出来ました!!全国ウン万人とも言われるム゛ゥップス読者の皆様!おまんたせ!!待ってねえって?!ンのヤロー、かかってこい!!キャー!!
酔ってるわけではない。ちょっと元気がいいだけです。すぐ使い果たして低いテンションに戻ります。
はい。えー、まずは、BBSにも書いたんですけど、前回公演「パンクの園」に御来場いただいた皆様に感謝の言葉を。本当にありがとうございました。ほんと、ほんとにね、皆様のおかげです。まだまだ力不足なために、いろいろと不備があったりなかったりしたとは思うのですが、主宰である私がこの程度の人間なので、少しずつ少ーしずつ改善、改良、進化を遂げてまいりたいと考え、もう早速反省会なんかも行っておりますので、今しばらくおつきあいください。作品のことはね、私自身の思いもありますし、毎回違うことにチャレンジしていこうとしてますから、ま、その都度いろいろあるとも思うのですけど、システム的なところ、とくに客席のことは、さらに考えを深めて、よりより環境を提供するよう心がけてまいりますので、どうぞよろしくお願いします。
しかし、今回もきつかったなあ。書くのはな。ほんときついなあ。それでもそのきつさをはるかに凌ぐ充実感があるのでまったく辞められないというか、辞める気はさらさらないんだけど、やっぱりきつかった。小屋入りする前の一週間なんて、ガムとアミノサプリしか口にできなくて。おかげで痩せました。5・。トイレに行っても水しか出ないのな。きたねえ話ですが。そして今リバウンドが始まっておるところなんですが。
もうね、こういうことは言うまいとも思う。毎回きついのはもう分かったからね。他のメンバーもみんなきついんだしね。もうね、やれるだけのことやります。それだけよ。
パンクのことは少しづつ振り返っていきます。そして振り返り終わった頃には次の公演のことを。2月。やるよ。ひっそりやばいお祭り騒ぎが、下北の某自由空間でまきおこりますので!皆様どうぞ、どうぞお見知りおきを!詳細はねえ、11月に入ったらリリースできるかなあ。すでに作品的な部分では進んでいるところがあるのですが、ま、機が熟した時に!
あと私個人としましては12月にナイロン100℃の公演に出演!メンバーなのになんと2年ぶり!!ひっさしぶりに役者やれる興奮が今から滲み出てしかたがありません。役者くさーい感じの体臭でまいりますので、よろしくお願いします。ブルの次回公演の準備が、この12月頃、水面下で行われることになるのです。
あと、当日のパンフにも書きましたが、うちの小島(前回はタオルの男)と金田(前回はナメカワ)と曽我部(前回ベティ)が、我々と以前から交流のある「罠」に客演!!早速稽古に入ったそうで、やつらもまったく休む間もなくよくやっております。12月だそうで、ナイロンの公演前だから私行けるかどうか怪しいのですけど、皆さんお時間ありましたら見に行って私に報告してください。小島が少しでもぬるいことやってたらギャッとやってやりますので。ええ。小島、最近書き込んでないぞ、書き込め、なんか。
あとそれからなんだろうなあ、ホームページ、ホームページもね、充実させていきます。日誌最終回。公演終了報告。ラジオ。その他諸々。今ちょっと止まってますけど、すぐにね、盛り上がってまいりますのでどうぞ御期待ください。
さてと、他にもここでお話できることがちょっとずつ水面下で動いてるんですけど、それらはまた折を見て。
次回はパンクの園について書こうと思います。メインテーマと裏テーマ。楽しみ方はいろいろあるから解説にはいたしません。説明しっちゃっちゃあアレなんで、振り返ってみて思うことを中心に、ポツポツと。それ読んでいただいてさらに理解を深めていただくもよし、観に来れなかった方は想像を膨らませるもよし、ふざけんなと反論するもよし、なんでもよし、で参りたいとおもいまーす。よろしくどうぞ。
では。これからしばらくは書き続けられれますように。キヤスでした。