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雨に唄えば(WEST MOUNTAIN Mix)

 冷え込んできた。夜はさすがにパンツいっちょでいられませんね。昼なら良いのかという話でもありませんが。

 『パンク~』終了から早一週間が経ち、それまではあまり気付く余裕すらなかった季節の変化にも少しづつ目がいくようになって参りました。いいですね、余裕。仕事はたまっておりますが。

 楽日、おもくそ打ち上げて迎えた朝、ほんの少しの睡眠で体を休ませインターネットラジオの収録へ。番組で共演中の声優さんがパーソナリティをやっておりますラジオに呼んでいただきました。途中で眠たくなってきて、どうも変なテンションではなかったかと後悔してももう後の祭りです。

 で、次の日はサッカー少年として声を吹き込みまして、次の日はスネークマンの収録に参加し、テニスも当番なのでけっこう喋り、いつも喋らないので緊張したのですけど、まあそういった諸々のお仕事の合間を縫ってブルドッキング反省会。

 毎回公演終了後に、公演中や稽古中などで見つかった改善した方がいいだろうことを話し合う、バカな芝居やってるやつらとは思えぬ真面目ーな会合です。

 で、いつもしっとりした集まりになる反省会なんですけど、今回は終盤に差し掛かったところで西山宏幸から思いもかけぬ粋な計らいがありまして、って、これ書こうかどうか迷ったけどここまで書いたから書きますけど、『パンク~』のオリジナルサウンドトラックを作ってみんなに配ってくれたのでした。しかもパンキースのステッカー付き!一枚一枚西山ちゃんの手作り!パンキースつっても見てない人にゃアレだけど、そういう人達が出てきたんですね、『パンク~』には。太っ腹だよ西山宏幸。

 『パンク~』の音楽は、全て西山宏幸が作曲したものです。あ、一曲は名曲「雨に唄えば」のアレンジですが。でも全てだな。・・・すごいよ。西山ちゃんはすごい。マジ閃くからね。閃くの。閃くんだから。すごい集中力で作ってきてくれます。今回執筆でいっぱいいっぱいでなかなかスタッフワークに意識を持っていけなかった中、西山ちゃんが音楽を作ってくれたことがいろんな意味で私を救ってくれました。この場を借りて、ありがとう。

 以前の公演『青空と複雑』も彼が中心となって、楽団のメンバーで曲を作り、生演奏してくれました。もはや欠かせない勢いです。これからも西山ちゃんの生み出す独自の調べに注目してください。

 と、いつの間にか『パンク~』のことを話し始めている私。なんというスムーズな話の展開。前回申し上げましたとうり、これから少しづつ『パンク~』を振り返っていきますのでね。

 私は雨がそんなに好きではありません。どちらかと言えば、あっぱれピーカン日本晴れ!!みたいな方がいいです。・・・バカみたいですけどね。バカじゃありませんからね?
 
 でもなぜか私の書く作品には雨降りのシーンがよく出てきます。『大回転』も降らせたし『青空』も降らせたし、『ゆっくり』は降らなかったけど霧でしっとり、みたいなイメージから生まれた作品ですし、なんか雨、降らせるんですよねえ。なんだろう、今回も西山ちゃんに音楽を発注する際に、雨のシーンがあってそこで音楽を流したい、と伝えたんですけど、その時にも思ったことなんですけど、なぜ雨なのか。

 心理学的な解釈ができるかもしれません。篠原あたりに聞いたら、本当なんだか適当なんだかよくわからない解釈をしてくれるかも、と思います。ですが私自身はあまり難しい意味を持っておらず、雨の降る時の音と光り、空気がなんか、ありかもなあと思うだけなのです。舞台に現れる色がなんか綺麗だと思うのです。・・・もっとあるのかしら深いなにか。

 いずれ解明していきます。私と雨降り。で、今回も雨が降るということで、私の中で「じゃあちょっと意識的になってみようじゃないか」という思いが湧き起こり、だから「雨に唄えば」というまんま真正面な感じの曲をアレンジしてもらうことを決めたのでした。

 汗臭い男達が繰り広げた騒がしいシーンの直後、一服の清涼剤のように流れる「雨に唄えば」。リズムにあわせて現れる女優陣。曽我部が傘を開いて佇んだ時、なぜか寂しげな絵が出来上がる。今回の中でもかなり好きな瞬間の1つです。

 音楽に関しては他にも、オープニングのレビューや、各シーンをつなぐために用いられた、ある意味メイン的な短い楽曲まで、いろいろあるので、また別の機会で触れていきたいですね。

 今日はここまで。長い文章書けないのよ。疲れたし。また今度。女優陣のことにも触れたいし、パンキースも語りたい。いろいろあるな。いろいろ書きます。じゃ。

2002年10月29日 00:07

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