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近況を長々と

先日はありがとうございました。あ、ファフナーの感謝祭の件。最後にいいお知らせがあったおかげで、というか、あったせいで、というか、全部持っていかれてしまった感はありますが、なんせいいお知らせでよかったです。自分で言うのもなんですが、私みたいな限られたアニメ出演しかしてない者が、長ぁいお付き合いな作品ばかりに恵まれていることは、本当に幸せなことです。


「毒と微笑み」をしゃかりきに作っているのはもう、もちろんです。観ていただくしかない。観ていただく以外にこの作品の良さを伝える方法など無く、当然、後にDVDにするために映像収録はいたしますが、残念ながら「映像で見ても面白い作品」ということは想定しておらず、やはり劇場で、生で見てこその面白さだけを想定しているので、できる限り観に来てほしい、と申し上げるしかありません。当然ですが、今までのどの作品とも異なるさじ加減の作品です。そしてやはり、私の本性はここでしか観られない、と、出来上がりつつある作品を見てニヤリとほくそ笑んでおります。まさに毒と微笑みです。


他にも幾つかの締め切りやらなにやらを抱えていて、これも我ながらよくやっていると思う今日この頃です。締め切りを一つ目の前にするごとに気が狂いそうになり、クリアするごとに往来の真ん中で小さくガッツポーズをかます、そんなギリギリの毎日です。結果、頭をおかしくしてしまいそうですが、しかたがありません、全て自分が望んでそうしていることばかりです。望んだ仕事ばかりというのは、贅沢極まりないと思います。だから、一つも手は抜けません。


幾つか抱えていて、結局告知できずに終わってしまったものは、津田健次郎さんの誕生日イベントの一人芝居の脚本。まあこれは私ごときが告知せずともツダケンファンでびっちり埋まるわけですから問題なかったと思うのですが。いい本が書けたと思います。すげえ本気で演出してもいいし、ちょっと適当にやるくらいでもいい。どちらにも転がせられる脚本、というのは、とても柔らかくていいことだと思うのです。津田さんの芝居を客席後方で拝見しましたが、うん、こうしてくれたらいいなぁと思っていた通りにやってくれました。さすが、と思いました。失礼、おこがましいですね。


川本成くんの、時速246億『グレイトフルデッド』は、これからか。珍しく稽古の序盤には脱稿して、すっかり現場にお任せ状態になっているのですが、どうなんだろう。楽しんで稽古していただけていたらなによりです。私の一番楽ぅな筆致を許してくれる(とても良い意味でね)、とても素敵な座長と現場なのです。


甲斐田ゆきさんとUZAさんからお話をいただいた、『おやまぁ!あれまぁ!おやま遊園地』というイベントにも、コントを何本か書き下ろさせていただいております。当日販売されるCDの中に収録される予定です。残念ながら稽古で動けないので、収録には立ち会えず、だから結果どんなことになっているかは、CDを聞いてみる以外確かめようがないのですが、出演者はみな立派な人たちばかりです。どれだけくだらない内容だとしても、立派なくだらなさになっているはずです。どうかお楽しみに。


それから今日、ちょっとした締め切りをクリアしたものもあります。これはもう、1年以上取り組んでいるのではないか、という超持久戦になっています。それだけの価値と意義のある仕事だと思っています。ぜひ、ぜひ早く告知したい。しかしこればかりはなかなか。来年になるかもしれません。大変な仕事があるもんです。関わってくださっている方々を心底尊敬いたします。いずれまたこれについては。


もう一つ。先日のファフナーの感謝祭で、よくわからない告知をさせていただいた、天才喜安プロジェクトです。まさか自分で天才と名乗るはずはありません。そこだけはしっかりお伝えしておきたい。プロデューサーがかたくなにそう言い張ってくださっているだけです。この、よくわからない企画、しかし、このよくわからない状態を保ったまま、よくわからない面白さだけがみるみる膨らんでいき、よくわからないまま見事なよくわからなさになろうとしています。よくわかりませんね。これももう、1年以上前から取り組んでいる企画です。ファフナーで世話になっている石井真くんや松本まりかさんにも全面協力をいただいていて、こんな素敵なことになるとは!と興奮しきりです。ライフワークにしたいくらい思い入れの深い仕事になりそうです。これももっと具体的になったらちゃんとご紹介いたします。


あと、ブルではないところへ提供するための舞台脚本も書いています。というか書き終わりまして。公演はいつなんだろう。これもまだ情報解禁になっていないので、いずれ。ざっくりしたことしか言えず恐縮ですが、だいぶ面白い本が書けてしまった気がしています。自分で演出もしてみたいくらいの。たぶん、かなりの大作です。でも自分では及ばない種類の発想を持った、とある先輩演出家に全幅の信頼とともに託しましたので、いずれだいぶ面白い作品として世にお目見えすることでしょう。これもまたいずれ。


いずればっかりだな。作家の仕事は情報解禁のタイミングが難しい。


というわけで、ねえ?アホほど忙しいわけですよ。そしてそれらのほとんどが「書く仕事」であるために、ブログになにかを書く余力が無いわけですよ。申し訳ない。今年の後半はナイロンがあって、役者として舞台に立てるので、この永久筆地獄は夏過ぎまでだと思っておりますが、それまでに力尽きぬよう、それなりにテキトウにアレしたいと思っております。


夏ですね。好きです、暑いの。

2011年7月13日 20:59 | コメント (10) | トラックバック

夏の感謝祭

久しぶりです。ブログを書かない、あるいは書けない件についてはまたいずれ詳しく。たいした理由ではありません。アホほど忙しいのです。


ところで今日はよろしくお願いします。ファフナーの感謝祭です。ありがとうございますを言いに、僕も駆けつけます。


更新しない間もコメントをくださった皆さん、ありがとうございます。


ではまた!

2011年7月 9日 09:28 | コメント (7) | トラックバック