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人と腕

昼:トマトパスタとキーマカレーのプレート、サラダ、アイスコーヒー
夕:コーヒー、パンケーキ
夜:ほうれん草のクリームパスタ大盛り


ナイロン100℃の、三宅弘城先輩が出演した、『「落語初心者、大歓迎!」寄席』を見に(聴きに?)、天王洲の銀河劇場へ。先輩が、人生で初めて高座にあがる瞬間を目撃するためだ。


三宅先輩は、三宅先輩のまま、見事に落語をやり通した。すげえなあと思った。もちろん、本職の方の腕というか凄みというか、それは言わずもがなで、それに匹敵するのかと言えば、そりゃあきっと先輩自身も、とんでもない!とおっしゃるのだろうが、それでもなんせすげぇかった。観客を楽しませるためには、「人」と「腕」、どちらも過不足なく必要なのだ。あらためて思った。


『亀の気配』の稽古は休み。なので、昼間は休みらしく過ごし、結果、なんかろくでもない食事パターンになってしまったが、明日から立て直す。いいんだ、休みの日くらい。


寄席にいらしていたマギーさんと、『亀の気配』の稽古の状況について話し、いろんなアドバイスをいただく。ほんとにいろんな。気にしていただけて、こんなにありがたいことはない。


寄席の後は打合せ。ブルの制作ミーティング。勢い余って大盛りを頼み、普通盛り程度の量を食ったところでフォークが止まる。そうなのだ、もはや胃が大盛りを受けつける胃ではないのだ。これこそレコーディングの成果なのだ。もったいないが残す。

 
打合せでは、12月に向けて、あるいはその先に向けてのいくつかの話が進む。その先かぁ。常に先を考えなければならないのは、手探りもいいところで、果てしなく難しい。難しいが、そうやっていかないと、世間と折り合いがつかないらしい。世間はどうやら、ずいぶん先を求めているようだ。作る側がそれにおくれをとってはならない。嫌でもなんでもとにかく手探るのだ。我々が、それ相応のなにかを持ってさえいれば、きっと、なにかをキャッチできるはずである。それ相応のなにかとはつまり、「人」と「腕」ではないかと思うのだ。

2010年8月30日 23:59

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