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亀の気配

朝:冷やしラーメン
昼:グリーンカレー、サラダ、スープ、ライチ茶
夜:ビール、焼酎、サラダ、きのこのバター焼き、イカ焼、唐揚げ、豆腐、あとなんか


朝の冷やしラーメンはクソまずかった。もう食わん。昼のグリーンカレーは最高。LOVEカレー。夜は、「亀の気配」の出演者たちと。


そう、「亀の気配」の稽古が始まっているのである。


ブルドッキングヘッドロックとも、ナイロンの本公演とも違う、奇妙な緊張感。まあ、ブルならば、多くの出演者は10年来のメンバーであり、そこにはまた別のプレッシャーはあるものの、きっとわかってくれるだろうという安心感があるのは、否めない。それに比べると今回は、ナイロンの若手たちがすっかり理解してくれるという保証は無く、なんだったら「なんだこの本、ププ。」、なんて思われる可能性も全く無いわけではないのだから、そりゃあ緊張もするというものだ。そういえば「リンダリンダラバーソール」の時もそうだった。この、いつまでたっても初心者な心持ちをどうにかできないものか。相手は後輩である。


そんな緊張感を持ったまま本読みを始めたわけだが、出演者がほぐれてくると、じゅうぶん面白く聞かせてもらった。もとは5年前の作品、つまり彼らのために書かれた本ではなかったものである。それを、頭をひねりひねり書き直したのが今作なのだが、うまく融合しない可能性もあった。だがそれは杞憂だったようだ。よかった、頭をひねった甲斐があったと思える、読み合わせだったのではないか。


KERAさんからも、いくつかのアドバイスをいただく。後ろにもう一人演出家が控えていてくれて、しかもその演出家がケラリーノ・サンドロヴィッチなのである。こんなにも楽しげでこんなにもひきしまる環境はなかなかない。出演者は当然だが、私もまた、それでもなおノビノビと作品作りに邁進できる、そういう心持ちでなければならない。


『亀の気配』初演をご覧いただいた方にも、そうでない方にも、ぜひお越しいただきたい。お待ちしています。

2010年8月16日 23:22

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