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美少女

太宰さんが甲府に住んでいた頃の話。


嫁さんに連れられて湯治場へ行き、混浴風呂に入ったら、そこに目を見張るような素晴らしい体の、一粒の真珠のような少女が浸かっていて、目を奪われちゃった。で、真夏になって、暑くて耐えられんつって散髪屋に行ったら、そこにその美しい少女がいて、あ、ここの女の子だったのね、と嬉しくなり、思わず少女に微笑みかけちゃった。そしたら無視されて、でもやっぱり嬉しかった。


そういう話。


“ コーヒー茶碗一ぱいになるくらいのゆたかな乳房。” コーヒー茶碗という響きがおかしい。コーヒー茶碗にねじ込まれる、女性の乳房を想像する。あ、ごめんなさい。


風呂入って、目の前に16〜18歳くらいの女の人がいて、その子がなかなかに瑞々しく、あげく、どこも隠さず手をぶらぶらさせてその辺を歩かれたら、まあ男は恋をするかもしれないね。と思うよ、太宰さん。

2010年3月16日 21:29

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コメント

美少女を読んだ最初の感想は「あー…やっぱり女の人大好きなのね。」でした。
でも、男の人って大抵の人はこんな感じなんだろうな…。
コーヒー茶碗って言い方、私も大好きです。
ちょっと可愛くて笑っちゃいました。

女には男の人の感覚は解りづらい部分があるんですけど、でも太宰氏と思ってみてみれば普通に受け入れられるから不思議です。

投稿者 良湖 : 2010年3月19日 21:13

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