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雀こ

“ 井伏鱒二へ。津軽の言葉で。” という文章で始まる。


どういうことだろう。井伏鱒二に師事していたことは知っている。意外とややこしい関係だったという説があることも、小耳に挟んではいる。なぜこの作品を井伏鱒二へ、としたのかは、やはり太宰さんを知る上で気にしなければならないだろう。


太宰さんの命日に行われる桜桃忌で、毎回朗読されてた作品だそうだ。津軽弁で朗読すると、そのリズム、メロディがとても心地よいらしい。残念ながら、「Do!太宰」は桜桃忌よりも前に行われるので、朗読を聞けないのだが、どうなんだろう。


子どもたちの残酷さが、澄んだ情景の中で、より鮮明に浮かび上がる。そんな作品。

2010年2月 7日 18:54

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コメント

雀こを読んで、初めて会った時、何を言ってるのか全然解らなくて、解らないままそのリズミカルな会話に惹かれ、理解したくて一緒にいるうち、すっかり仲良くなった青森の友人を思い出しました。
彼女いわく、青森の方言はファンキーなんだそうです。(笑)
作中に出てくる橡の木の花言葉は博愛、天分、天才だとか。
なんか太宰さんぽいですね。

投稿者 りか : 2010年2月 8日 13:44

こんばんは。
迷惑極まりない時間にすみません…。
私は雀こは読んだことがまだありません。
何故か今までに一度も。
次にお休みが貰えたら読みます。
話はまるきり変わりますが浩平さん。

余寒お見舞い申しあげます。
立春を過ぎたと言うのに寒い日が続いてますがお変わりなくお過ごしですか?
梅見月と言うくらいですから、東京の方では梅がちらほら顔を出して居るのでしょうか。
初花月と言う名がつく月なのだから1日も早く花が顔を出してくれると嬉しいですね。
まだ暫く寒い日が続くと思います。
お風邪を召される事のありませんように、どうぞご自愛下さい。

今日は浩平さんにとってどんな1日でしたか?
明日が浩平さんにとって素敵な1日になるように願っています。
長文失礼しました。

投稿者 良湖 : 2010年2月 9日 03:50

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