« 半分でも総会 | メイン | そろそろ稽古が始まる »

どこまでも通る声で

乞局の「汚い月」、KAKUTAの「甘い丘」と、立て続けに演劇を鑑賞。(各劇団様、敬称略で申し訳ございません。)いいぞ、動いてるぞオレ。


久しぶりに、関係者がいるから観に行くとか、そういったしがらみ抜きで演劇を観ました。と言っても乞局には、「オマエ」と「とける」でひときわ異彩を放ちまくってくれた、軍沢こと佐藤幾優さんが出演していたので、厳密には全くの無関係劇団さんというわけではなかったのですが。佐藤さん、ここでも印象的なお芝居をなさってました。


どちらの公演も、それぞれの劇団さんの個性がはっきり反映されており、おかげさまでいろんな思考のきっかけを与えていただきました。どちらの作品も女性を中心に据え、女性を描くことに踏み込んだ作品でした。当然、見て思ったことが「黒いインクの輝き」に反映されたりされなかったりすることになるのでしょう。なんせ結果として、どちらの作品とも違う女性の描き方になる予定です。


いやしかし目の前の公演のためという理由に限らず、もっといろいろ観なければなと思う。いや、見る、か。鑑賞するというよりは、見る。そしてなにかに気づき、なにかを考えねば、ということでしょう。


勢い、劇場に行くともらえる雑誌並みのチラシの束から気になる公演チラシを抜粋。やってるなあ。もう、星の数ほど演劇ってあるじゃないですか。


こんなにあっちゃっちゃ、私が少々、「面白いんで観に来てねー」なんつったって、見知らぬだれか様にちゃんと届くのでしょうか?と不安にもなる。チラシッてどんだけ意味があるの?と疑ってみたくもなります。


まあ、声だって、出さないよりは出した方が相手に届くのでしょうから、チラシも作らないよりは作った方がいいのでしょうよということで、作るんですけどね、精一杯。この無数の紙の束を見つめても、やはり考えなければならないことはあるように思います。


少しでも通る声で、明瞭に、あるいは繊細に、時にはトリッキーに、皆様めがけてなにかを訴えねばなりません。思考を巡らせねばなりますまい。


ん。だいぶブルの作・演出の思考回路になってきましたここ数日。


で、すでに、ブルは1月の「黒いインクの輝き」のその次の公演の打ち合せに入っています。昨日はチラシの打ち合せ。「黒いインク〜」のDMもお届けしていないこの時期、気の早い話と思われるかもしれませんが、余念無くことを進めてまいりたいわけです。まだまだ情報公開は先の先ですが、なにをどうすれば皆様に我々の声がしっかり届くのか、じっくりと練り上げていこうと思っています。

2009年11月 8日 23:37

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.bull-japan.com/mt/unkospam.cgi/2834

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)