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ダアアア!!

寝て見る夢が「ケモノミチ」のことだったりすると、寝覚めが重くていけないが、その重さこそ手応えだとも思うわけで、だからどんな夢を見ようとひとまず寝る私なのだ。


今回、私がデザインさせていただいたTシャツの背面には、


OK, go the unknown way
if I eat and sleep and am up
and take a deep breath.
It's all right.


という文字がプリントされています。「メシ食って、寝て起きて、深呼吸したらさあ行こう、見知らぬ道を。きっと大丈夫。」


猪木さんの詩ではありません。あれは「行けばわかるさ、行くぞー!1、2、3、ダー!!」です。


しかしまあこの背面プリント、まるで今の自分を現すようです。今、ひたすら毎日私はメシ食って寝て、起きたら稽古場出かけて、うんうん唸り続けております。大丈夫とはなかなか思えない日々ではありますが、大丈夫と言い聞かせ続けて、ひたすらジリジリを繰り返しています。


客演陣は本当に素晴らしい人たちです。真摯に稽古に取り組んでくださる。さらに、演出が手を加えることをためらうほどの、「それぞれ」を持っている。出ていただいてほんとに良かったと思うにはまだ早い。早いが、それでもうっかりそう思う瞬間があるからこそ、私は稽古場へ向かえるのだ。


もちろん劇団員もまた、今回も粘り強く闘ってくれている。特に今、スタッフワークと役者を兼ねている彼らの気力体力の消耗は著しい所だろうが、通し稽古の際にはそのことに甘えない演技を見せてくれている。


あとは私だ。


ケモノミチは、文字通りウネウネと曲がりくねりながら小さな細道を作るような感覚の作品です。それは個人的な感覚のもので、内容はいたって直球であると思います。が、物語の綴り方、主題の捉え方、そこにブルドッキングヘッドロックらしさがなければならず、らしさを伴って歩もうとすると、その歩みはすぐふらつきます。我々が歩いた後にできるケモノミチはどんな姿をしているのか。皆様にもぜひ確かめていただければと思います。


いつも長いと言われる上演時間(ゴールデン街劇場の時ですら、1時間半の予定が1時間50分になりました。)今回もちょい長いです。ごめんなさい。今それをどう削るか、必死に考えています。それはただ時間を短縮する作業ではありません。なんと言うか、輪郭をシャープにする作業です。それとは別に、あるいは同時に、ちょい長くても耐えられる内容に仕立て上げようとしています。まさに佳境。佳境です。


劇場でお会いできることを楽しみにしております。辿り着けたらね。辿り着けるけどね。

2009年7月 4日 09:39

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コメント

Tシャツ欲しい!!

投稿者 やや : 2009年7月 5日 19:13

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