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去年の話

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これ、去年末の私。


ちょっとよくわからんかもしれませんが、左手を手術して、包帯でぐるぐる巻きにされております。あと術後のため酸素を吸っています。顔が異様なのは生まれつきです。ほっといてちょーだい。


そろそろ話してもいいのではないかと思いまして。忘れもしない、てかつい最近、昨年三軒茶屋で行われたナイス・エイジ。12月7日、初日を間近に控え、劇場での場当たりに励んでいる最中でした。ふとした、ほんとふとした拍子に、私キヤスは左手と左肩を舞台装置で激しく強打するはめにあってしまいまして、結果、左親指を脱臼してしまったのです。私自身脱臼は初めての経験だったのですが、場当たりの最中、しかも自分の出番のシーンで、強打直後すぐに舞台袖にはけられたものの、間もなくまた舞台上に出なければならなかった私は、すんごく痛えなあとは思うものの、とりあえず指さえ動けば何とかなると思い、場当たりを止めようとはせず舞台袖で指の感覚を確かめようとしたのでした。


が、動かない。・・・え、しびれてる?つか、やばくない?と思い、暗がりで指を見てみると、そこにはなんか、ちょっと見たことない方向を向いた親指が。


んん?


思いました。これほんと。で、なんでしょうね、そういう時ってなんですか、アドレナリンですか?出てるんでしょうね、親指握ってキュッとやって、親指、元に戻してしまいまして。コキっていいました。よく覚えてる。で、私の出番になって舞台出てって、なんやかやとあって場当たりは予定の場面まで進んで小休止。周りのスタッフさんたちが騒然としているのを見て、初めて脱臼したんだということを理解した私は、舞台監督にそのことを伝え、場当たりを抜けて救急病院へ向かったのでした。


それから数日間、私の左腕は肩から上に上がらず、左親指はパンパンに腫れ上がりました。お医者さんからはすぐに手術、的な話もされました。けど24日までは降板でもしない限り手術もギブスも無理と踏んだ私は、そのままテーピングとアイシングとシッピング(湿布)でなんとかやりくりしていこうと判断したのです。


でまあ公演も進むにつれ少しずつ肩も指も痛みは引き、なんとか違和感なくやれるようになっていったので、なんと言いますか、不幸中の幸いとでも申しましょうか、ええまあ良かったのですが、それでも指の不自由は続き、MRI検査を受けてみるとやはり指のじん帯が断裂しているとのこと、やはり公演後には手術を受けようと決めまして、で、千秋楽を無事終え、打ち上げの次の日、晴れて私は、晴れて?わかんねーですけど、入院することになったのでした。


で、冒頭の写真。


親指にはちっちゃいボルトが入ってるとのことで、あらまあ、小さい頃、骨の弱くなった曾じいさんが足の骨を折った時にボルト入れたんだっつう話をわけもわからず聞いてたことを思い出しましたが、まあなんせオレの左指、チタン入ってますんでっつう話です。


怪我をしたことはなんだか恥ずかしいことで、しかもなんかかわいそうに思われたいみたいだし、だから公演中はもちろん公演後も今後も公に話すことはないかなとも思ったのですが、これ話さなかったら自分の身に起こる多くのことが話せなくなるなとも思い、それはそれで書き手としてもったいないと思いまして、でさくっとお話しさせていただきました。


今はもう元気です。ギブスはしてますが。むしろ手以外の部分はギンギンです。困っちゃうくらいです。一応しばらくはおとなしくしておかなければならないとのことで、じゃあまあ執筆に専念しましょうよということになりますから、ブルメンバー的には良かったんじゃないですかね。良かった良かった。良くねえ良くねえ。


というわけで12月はバッタバタしてました。もちろんそれだけではなく、追い打ちをかけるようにいろんなことが私に襲いかかってきて、12月の私はどうにもこうにもパッツンパッツンだったのですがそれについてはまた次回。皆さん、お体には十分お気をつけ下さいまし。


で、これ、この更新、macでやっております!!そう、今まではwindousでした。メロンマークはなんの考えもなくです、すいません。


mac!!!ビバmac!!!


いろいろ苦戦はしておりますが、なんせフレッシュなマシーンに心湧き踊ります。もうね、なんかを書き倒すぞおっと!!

2007年1月 3日 21:27

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コメント

ええっ!

喜安さんすごい!そんな辛い状況にありながら…最後まで舞台をやり遂げたんですね!

感動!
尊敬!
そしてさらに大好きになりました(*^▽^*)

術後1年は身体をいつも以上に大事にしてくださいね☆そして無理だけはなさらないで…お願いですから。喜安さんはきっと、病をおしてでも前進あるのみって感じがするので…心配です(>_<;)
でも私も無理しちゃう方なのでわかります(笑)
身体に気をつけて、充実した2007年にしましょう☆
では、おやすみなさい(^-^)

投稿者 トモ : 2007年1月 4日 00:01

喜安くん、今晩和。 お久しゅうのかぁのんです。 軽い怪我程痛がり…重い怪我程なんら普通…。 私めもフードプロセッサーのご案内時にカッターで指を切り(軽い?)出血した指を押さえながらご案内をし続けた経験ありますよ。後、棚の角に激突して頭部から血が…。とか通路で滑って正座のままお客様の居る前でスライディング…。とか にゃ~恥ずかしぃわ…俺。 でもそんなことよりも心の怪我が一番…辛いなー…なんてね(遠い目) 思う今日この頃です(苦笑;) 喜安くんの強さそしてど根性…見習わねば…です(u_u) 頑張れ、俺! 幻聴なんかに負けるな! つーことで、喜安くんがお元気でしたら何より(^_^) 今年1年、喜安くんが幸福あるように…心から。

投稿者 かわのかよ : 2007年1月 4日 00:35

喜安さぁぁああああああん!!!!!!!!!!!!今は大丈夫らしいのですが大丈夫ですか?!?!?!?!?!?!そんな大変なことになっていながらも、平常心を保ってあんなにも素晴らしい演技が出来るなんて、本当にすすすすごいですね!!!!!!!!役者魂!!私も感動しました!!でも、なんでしょ、まだあの画像を見る前に日記を先に読んだのですが、すんごく切なくなってきてしまいまして、涙がポーロリー♪と出てきました。左親指とはいえ、大事な身体ぢゃないですかぁ!!本当の本当に喜安さん、無理のしすぎはほどほどにして下さいね。何事もほどほどがちょうどいいですよね。あーなんかジメジメしちゃった書き込みでホントすみません!!でもでも、画像の喜安さんを見たら、正直痛々しくもあったのですが、さっすが喜安さん!茶目っ気も忘れないんだな♪と安心しました!!いまは元気そうなので良かったです!!これからも、陰ながら応援させて頂きます。イエーイ。

投稿者 まぁ : 2007年1月 4日 01:39

喜安さん 今晩は。大変でしたね。今まで手術などに無縁の生活を送ってきた私には 喜安さんがとても痛々しく見えます。包帯をグルグルのお姿が そして笑顔が 涙なしでは見られませんでした。今は お元気だと言う事ですが 本当に無理をしないでくださいね。早い全快をお祈りします。

投稿者 コデマリ : 2007年1月 4日 20:24

ギャーーース!!!
ページ開いたら包帯ぐるぐるでびっくりしましたよぉ。゜(゚´Д`゚)゜。
酸素マスクがなんとも痛々しいです~。
でも今はだいぶいいみたいで安心しました。

てか今までそんな指でブログ書いてたんですね。
タイピング大丈夫ですか~?
私は左手の親指でスペースキー押すので
親指使えなかったらやっぱ不便かな。
うっかり使っちゃわないように気をつけてくださいね。

ニューマックいいですね。
使い方が分からないのさえも楽しいですよね。
いっぱい書いていっぱい読ませてください☆

投稿者 ユウキ : 2007年1月 4日 21:53

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