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まぶたの重たさについて

 寝過ぎ。昼過ぎまで寝てしまった。いかんよ、いかん。やることはいろいろある。

 どうも最近まぶたが重くてダメだ。目が開かない。開かない、と言われても「あーそうですか」と答えるしかないでしょうけど、そうなんです。なんだろうなあ、凄い起きたい気持ちマンマンなんですけど。でも目だけが。開かない。

 今日も一度目を覚まし、カーテンを開け、テレビをつけ、扇風機を回し、とかやるんですけどこの時点でまだ目は開いてない。開いてないのによくこんだけの事できたなと思うんですけど、これができるんだから不思議だ。しかし今はそのことを考えている時ではない。目が開かない不思議だ。で、扇風機を回した後、それでも目が開かなくて、意識が朦朧とするので、とりあえずもう一度ふとんに横になる。横になりながら、目が開かないなあ、目が開かないなあ、と思う。ここでこのまま寝てしまったらまた寝過ぎてしまう、寝てはいけない寝てはいけない、と言い聞かせる。しっかりとした意識、裏腹なまぶた。しかし、やがて、目の前の暗闇は私の意識をも暗闇へと引きづり込んでいくのであった・・・。

 であった、とか言われても「あーそうですか」としか言い様がないでしょうけど、そうなんです。で、こうやって書いているうちに、ひとつ問題があることに気付いたわけだが、皆さんもお気付きでしょうが、何故私はもう一度ふとんに横になってしまったのか。

 横になるなと言いたい。横になるから。横になっちゃっちゃあ、だ。ここに寝過ぎ改善への大きな課題を見つけたわけだ。

 しかし全く安心できないのは、「まぶたの重さ」が解決されてないと言うことだ。だからきっと新しい問題を生むことになるだろう。

 例えば目を覚ましたとする。で、再び寝てはいかん、と思いふとんには向かわず、まあ、じゃあ、がんばって部屋の掃除でも始めるとする。始めるとするのだが、先ほどから申し上げているとうり、当然私の目は開いてないわけだ。いくら私が目を開けずにカーテンを開けたりテレビをつけたり扇風機を回したりできる人間だとしても、今からやるのは部屋の掃除である。部屋の掃除は大変だ。まず、テーブルを片付け、椅子を片付け、出しっ放しの本を棚にしまい、掃除機を持ち出して床に転がる埃を吸い上げるといった具合だ。これを試しに全て目を閉じた状態でやっていただきたい。うまくいくわけないじゃないですか。

 テーブルは風呂場に置かれ、椅子は本棚にしまわれ、行き場の無い本たちは台所で煮込まれ、掃除機はなぜか大家さんの髪の毛吸い込んでフガガッガーッとか言うことになるのだ。大家さんは言うだろう。「喜安さん、あなた、どう言うおつもり?!」

 どう言うつもりもこう言うつもりもない。掃除だ。ただ、人と違うのは、目を閉じてやろうとしたその無謀さだ。

 どうすればいいというのか。きっと大家さんに相談したところでろくな答えは帰ってこないだろう。「ラジオ体操がよろしくてよ。」うん、さすがにそんな時間には起きないから。ラジオ体操の時間に起きれるやつが寝過ぎで悩まないから。「やっぱり朝食が大事なんですって。」だからそういう問題じゃないよ大家さん。だって、掃除ですらうまくいかないんだから、そんな朝食なんて、火とか包丁とか、危なくって出来たもんじゃないよ。「顔でも洗ったら?」だいぶ投げやりになってきた大家さんである。そりゃそうだ。大家さんにとって私のまぶた重い重い病なんて所詮対岸の火事だ。いきなりな例えだが。

 で、まあ、これを書いている。書いてるうちに目が覚めてきた。だとしたら、このコーナーもまんざら役に立たないわけではないと言うことだ。

 よし、飯にしよう。ご心配なく。もちろん目は開けて食う。

2002年8月31日 15:26

コメント

最高ですね!私も同じことで困ってます…今朝お母さんが『あんたみたいな子産んで悲しい』と言われました(笑)けど私の体わ動きませんでした゜・(ノД`)・゜
http://xmbs.jp/kazue1306happydays19/

投稿者 和恵 : 2006年2月24日 12:28

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