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みんなは元気か?

 やはり風邪だ。鼻水が止まらない。まいった。

 夜、チラシのデザインを請け負っていただいているオカイさんに会う。まだまだ私の中でイメージが断片的すぎて、オカイさんには非常につらい思いをさせてしまって申し訳ない限りである。それでもあきらめずに話し合いを進めていくうちに、ジリジリとアイディアが固まっていく。ひらめいた瞬間はとっても嬉しい。オカイさんと私の中でイメージが1つになっていくのも。しかしやはり難しいのはホラーとギャグの共存。微妙なさじ加減をどうやって紙面で表現するか。なんせ私の中で固まってないんだからねえ、そりゃ無理ってもんですよねえ。それでもね、とっかかりはつかめましたよ。チラシのデザインだけじゃなく、作品そのもののイメージを固めるのにも役立ちそうで、有意義な時間だったんではないでしょうか。仕上がるのはまだ先の話しなんでアレなんですけど、早く皆さんにお見せできるようがむばりますので、もちょっとお待ち下さい。

 さてと、最近、足の痛みだとか風邪だとか重なってどうもテンションの上がらない私であります。一週間くらい前はスゲエいい調子だったのに。浮き沈み、ありますね。ビデオや映画を見るのと並行して本を読もうと思い、ガルシア=マルケスの短編を買って、今まさに読んでいる。前から一度読んでみたいと思っていた。「百年の孤独」が有名だが、初心者なので短編から。読みきれないといやだから。「予告された殺人の記録」である。

 どうでもいいことなのかもしれないが、その本の最後に訳者のあとがきが掲載されていて、そこに、「ガルシア=マルケスの作品に絶えずつきまとうのは、崩壊感覚と、表現は不適当かもしれないが、冠婚葬祭である」とあった。冠婚葬祭と聞いて、うちの役者の藤原俊一を思い出した。以前、このホームページの企画で彼にインタビューをしたことがあるのだが、その時、今興味があるものは?という問いに彼は、「アジア各地の冠婚葬祭」と答えたのである。・・・なんだそれ。なぜパスタ屋でバイトに明け暮れながら、でも早朝トレーニングを欠かさないという噂もある彼が、冠婚葬祭に興味を持っているのか。しかもアジア各地の。各地って、広いぞおアジアは。どういうことなんだよ。答えたその時につっこまなかった私も私なんだが。今でも興味があるのだろうか。あったとして具体的にどういった行動を起こしているのだろうか。本かなにかで調べて、調べて、どうするんだろう。私はそんな彼に興味がある。とても魅力的な役者である。と、少なくとも私は思っている。なんとか
もっと大勢の方々に彼のおもしろさを伝えていきたい。マルケスの本もそこそこにそんなことを考えている私であります。そういえばもうずいぶんメンバーに会ってないなあ。会うのは寺井くらい。寺井とばっかり会ってもなあ。寺井はほんと。寺井だけは。寺井。イーテラ。私達は稀に寺井のことをイーテラと業界っぽく逆さにして呼びます。なんと意味のない文章か。寝よ。

 しかしよくよく考えてみれば、アジア各地の冠婚葬祭っておもしろそうですね。

2002年2月25日 01:44

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