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西山宏幸はフリーウェイを迷走したそうだ

 どうもだめだ。風邪なのか。調子が悪くていかんです。家から出ずに安静にしとりました。

 昨日は「獄門島」、それから一週間前に見たテレビ版金田一耕助シリーズの「真珠郎」のことを思い返しながらいろいろ考えてみた。考えてみたと言ってもまだまだ断片的だ。思考は様々に飛ぶ。飛んで散らかった思考の断片がいずれつながって1つの作品になっていく。慌てることはない。と、言い聞かせ、なるべくダラダラと垂れ流されるままに考えていきたい私です。

 テレビ版の方が、荒い。なんだろう。当然テレビと映画ではカメラが違うんだが。ていうか予算が違うんだが。

 ただ、テレビ版の荒さは好きだ。画面の荒さ、作りの荒さが味わいを生んでいる。と思う。なんかね、映画版は上品。石坂浩二だから?おぼっちゃんだから?その点古谷一行はダメな人って感じがする瞬間がある。ダメ人間好きの私としてはやはり一行さんだ。そういえば一行さん、あの「失楽園」のときもテレビ版で出演されてましたね。映画版は役所さんでしたね。一行さんが川島なお美と野原を全裸で歩いている映像を覚えている。あの時も、ダメだろって思ったなあ。金妻の一行さんもダメな人だったし。
 
 「真珠郎」に限って言うと、主演の原田大二郎と中山仁のキャラがなかなかおもしろい。とくに中山仁は、凄まじく傲慢な男を演じていて、一昔前の漫画に出てきそうなデフォルメ感は笑った。いや笑っちゃっちゃ。怖い話を期待してたのに。でもいいのだ。そういう発見はいいじゃないですか。

 今度テレビ版の獄門島借りて見てみよう。なんかすっかり金田一シリーズ観賞が目的になってしまっているが、まあいいんじゃないですか。いろいろみつかるさ。

 音の入れ方は、もっとたくさんの作品を見て学ばなければならないと思っている。やはり音は重要だ。常日頃からSEの使い方がうまくなりたいと思っている私ですが、BGMにもこだわらなければ。知らなければならないことが多すぎる。がむばらねば。

 しかし6月公演のことばかり考えているわけにはいかないのです。3月のナイロン準劇団員による自主公演、「スクラッチ」の台本を書かなければならない。まずいなあ。いつものことながら筆が進まない進まない。そろそろケツに火が着くぞ。

 スクラッチに関してはどこまでネタばらししていいのかまだ分からないので、この場でどの程度書いていいのか難しいんですけど、とにかくバカバカしくいきたい。
もともと言いたいことなんて1つもない私ですからね、なんだそれ、みたいなことにしたいんですけどね。まだ肩に力が入ってる。し、先が見えてない。やりたいことをもっと整理しなければ。4本立てのオムニバスなんで、一本当たりの持ち時間が短いんです。20分が目安。20分って難しいですね。長いようで、しかしやはり短い。削って削ってそぎ落として、引き締まった作品にしなければならないのです。ただ、ギャグの羅列だけにはなりたくないけど、物語を書き込む気はさらさらない。目的はあった方がいいんだろうけど、それに縛られるのはいやだ。作品を作る時、難しくて、ついつい単純な作業にしたくなってしまうんですけど、なるべく複雑なことにしていきたい。それは2時間でも20分でも同じだ。まずはもう一度骨組み、つまり構造について見つめ直さなければならないだろう。そこがはっきりしなければ、先には進めない。今さらなに言ってんだ。とか言うな。仕方ないだろう。ケツが燃えないとダメなのです。

 足は昨日より痛みが和らいできた。安静にしててよかったがこのまま痛みがひいたとして、そのままでほんとにいいのだろうか。変なふうに固まったりしないのか。それは骨の場合か。台本は書けないし、風邪だし、一歩はそろそろ終わるし、不安は尽きない。西山宏幸がアメリカから帰ってきたので、おもろい話でも聞かせてもらおう。

2002年2月24日 01:08

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