« 2011年12月 |
メイン
| 2012年5月 »
新年のご挨拶
遅ればせではございますが、あけましておめでとうございます。
昨年もたくさんお世話になりました。なんとかこっちがお世話する側になりたいと、毎年思ってはいるのですが、なかなかお世話する側になれず、未だ自分のいたらなさに嘆く日々です。
今年こそはと、気分を新たに邁進いたします。
昨年は、一昨年の大晦日まで「嫌な世界」の公演を行っていた興奮冷めやらぬ中、気づけば「テニスの王子様」で武道館に立たせていただいたり、敬愛する山下敦弘監督の演出する舞台に演出協力という形で関わらせていただいたり、津田健次郎さんの40歳を祝う脚本を書かせていただいたり、時速246改め時速246億の脚本を書かせていただいたり、ブルのワークショップを久しぶりに開催させていただいたり、映画の脚本を書かせていただいたり、エンリコ・イリソギで尊敬する先輩方にコントをやっていただいたり、「蒼穹のファフナー」の感謝祭でたくさんのファンの方にお会いできたり、「毒と微笑み」というとても大切な作品を作らせていただいたり、「テニスの王子様」の劇場版が公開されたり、そのおかげで久しぶりに青学9人を揃えていただいたり、源氏物語を初めてちゃんと読ませていただいたり、その脚本を書かせていただいたり、「ノーアート・ノーライフ」で全国を回らせていただいたり、ドラマの脚本を書かせていただいたり、ライフワークになりつつある我らが皆城総士の誕生日を祝っていただいたり、そしてまた大晦日を迎えていたりと、そんな年でございました。
いよいよ自分が何者なのかわからなくなる、そんな多岐に渡る奇妙で痛快な体験をさせて頂きました。本当に本当に感謝の思いは尽きません。もちろん他にも関わらせていただいたお仕事はたくさんあって、その全てが私を生かしてくださっています。“絆”という言葉をたくさん耳にした昨年でしたが、私のごとき人間の周りにもたくさんの尊い“絆”があるのだと、振り返ってあらためて胸に沁みます。
謙虚に誠実にと思いながら、どうにもならず、がっかりさせてしまったこともたくさんあります。いつまでたってもと思います。もがくことに疲れそうになることもあります。
それでもどこかに、いまに見ていろ(良い意味で)、という熱は確かにあって、その熱を頼みに踏ん張ってまいりましたし、これからも踏ん張ってまいる所存です。
いただくばかりでは申し訳ない。なにかを差し上げられるような、だいそれたことは申しません、ほんの少しの目映いなにかを差し上げられるような、そんな年になるよう努力を再び、と心に期して、これをしたためております。
ささやかではありますが、どうかともに喜びを。
皆様に、明るい毎日が訪れますよう。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。