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いわきナイト

いわきに入ったのである。新潟からバス移動。3時間半。ああ、これだけの時間、お客さんは客席でじっと芝居を見ていなければならないのね。しんみりとそんな話もする。


すっかり旅のテンションも落ち着き、バスの中で誰かが歌いだすような、そんなはしゃぎ方は一切しない。


で、到着すると、ホテルの前から延々1㎞以上、屋台が軒を連ね、笹飾りがきらめいているではないか。いわきの街がめっぽうはしゃいでいるのだった。七夕なのね。ヤンキーっぽい子ほど可愛いのは、どの町でも同じか。


というわけで何人かの出演者で連れ立って、昼間からビール片手に祭り見物。(ナイロン100℃のブログ参照)盆踊り会場で、ちょっとした賑わいに飲み込まれそうになったので、後ろ髪引かれながら祭りの中心部を脱出。


乗ったタクシーの運転手さんが、見事な福島訛りで、人だかりを横目で見ながら、「なに?有名人来てんの?」と聞く。「わかんないんですよねえ。」ととぼける谷村美月。「木村拓哉。」と重ねる小出恵介。「木村拓哉?なにしにきてんの?」と運転手さん。「舞台、かな?」と私。「ええ?そんな器用なことできんの?」と運転手さん。「わはははは。」と我ら。


夜23時頃だったか。再び街を歩くと、すっかり人の気配がなくなっていた。いわきの夜は早い。

2010年8月 6日 23:05

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