« 猿ヶ島 | メイン | 道化の華 »

地球図

“ 猿ヶ島 ” 同様、楽しみやすい作品、とても悲しいお話だけど。


ようやく本願を成就する機会に恵まれるも、聞き捨てられてしまうのでは、絶望もひと塩というものだが、その後もめげずに自分の信じるところを伝え続け、牢獄で折檻を受けながら死んでいく。


なにがそこまでさせるのさ。と思うのだ。


将軍が主人公の処遇について、上、中、下のうち、“ 中策 ” を選ぶのだが、その、中を選んじゃうところと、主人公の死ぬ間際までも訴え続ける執念とが対比のようになっていて、主人公も悲しいが、中な将軍も悲しい。

2010年2月10日 00:56

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.bull-japan.com/mt/unkospam.cgi/2916

コメント

喜安さんおはようございます。モテモテ継続中ですか?楽しそう(笑)

シロオテの信念と周囲の温度差を感じる、この地球図という作品。色々考え楽しめました。
努力して日本の風習や語学を独学で学んだにもかかわらず、学んだ事が空回りし続ける残念さ。自分ならへこみます。

投稿者 りか : 2010年2月11日 10:14

お早うございます。浩平さん。
早朝とも言えない時間にすみません…。
地球図は読み終わった後にモヤモヤした気持ちになったのを今でもイヤって程覚えてます。
将軍はムカつくのに自分の中で何処か嫌いきれない。
…今思い出しても案外複雑。
最後まで諦めないこと、死の間際まで自分で在り続けること。
地球図を読んで凄く考えました。明日が当然来るだろうと愚かな事を考えてる私たちが持って居ない強さを主人公は持って居て、それって凄いことだと、改めて実感しました。
悲しい話だからこそ強く心奪われる作品のような気がします。

昨日は浩平さんにとってどんな1日でしたか?
今日が浩平さんにとって素敵な1日になるように願っています。

投稿者 良湖 : 2010年2月13日 04:32

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)