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今日は先日のKANAさんの質問に答えます。

 ブルドッキングヘッドロックの旗上げは2000年の4月。旗上げメンバーは、キヤスを言いだしっぺに、篠原、藤原俊一、永井、寺井、小島、金田、小笠原、鈴木の9人。実際の旗上げ公演は同年の11月だったから、準備に半年以上かける過剰に慎重な集団でありました。

 旗上げの連中は全て大学時代に私と一緒に芝居をしたことがあった人たちで、私が前年にナイロン100℃に加入する事になって上京した後、それぞれ芝居の道を志して東京への道を歩もうとしている所を誘ってみたのでした。99年にナイロンに参加し、一年たって少しずつ生活の基盤もできたところで、じゃあ自分のやりたいことも少しずつやってこうかな、と思って、で、それはやっぱり芝居だから一人では出来るはずもなく、だから一緒に楽しさ共有できる奴が欲しくて、だったら一度でもオレと芝居した事がある奴で、とくに面白いと思える奴、信用できる奴を頼ったわけです。よく集まってくれたと思っています。鈴木は、いずれは教師になる、と宣言して上京してきて、3年間凄まじい貢献を果たしてくれた末に、昨年10月、円満退団しました。今は教師になるべく勉強を再開しております。

 で、当時オレはまだバイトこつこつやってかないと生きていけない貧乏演劇青年でして(今でもあんまり変わらないけど)、だから某デパートで早朝の清掃業務をやってたんですけど、そこで西山、稲垣と出会うことになります。2000年の夏の事でした。だからまだ旗上げ公演もやってない頃ね。んでもって、まあ、毎朝会うわけですよ二人と。そしたらさすがに話すんですね、それぞれのやってること、やろうとしてることを。西山はバンド活動、稲垣はお笑いコンビとしてコント制作。早朝のバイトですから、そういうまっとうでない道を選んだ人ばっかり集まってくるんです。ワンダフルツアーの舞台美術をやってくれた長崎さんもそこで働いてて、それ以来の縁で仕事をお願いしたんですけど、彼は漫画家です。もうそんな奴ばっかり。で、お互いの活動に興味を持った我々は、それぞれのライブだとか観に行くようになりまして、そしたら西山も稲垣もブルの空気を気に入ってくれまして、それぞれから、参加してみたいという言葉をもらったので、私としてはなるべく演劇以外の血を積極的に入れていきたいと考えていたので、喜んで迎えましょうっつうことになり、晴れて西山、稲垣の参加が決定したというわけです。そしたら稲垣の相方であるところの村田も演劇に興味があるという話しをしてくれて、だったら一度関わってみませんか?と誘い、そしたら快く参加の意志を示してくれて、村田も参加する事になったのです。

 さらに同時期、やはり大学時代に一緒に芝居を作っていた関家がもう一回芝居に関わりたいと言ってきてくれて、私は関家の事をとても素晴らしい女優さんだと信じておったので、これは願ってもないっつうことで第2回公演から参加してもらうことになったのでした。

 さらにさらに、やはり大学時代に芝居を一緒にしたことがある矢野裕美もキヤスの芝居に出たいと言ってくれて、これまた私的には、永井、関家とは違う芝居をしてくれる女優なので、すごくアリだと思ったので出演を決定。

 さらにさらにさらに、永井がとあるワークショップで知り合った高橋という女性が、ブルに出てみたいと言ってくれてることを聞きつけ、女優の駒を増やしたいと考えていた私なので、さっそくアプローチ。そしたらすんなりと互いの合意が得られ、これまた参加決定。

 さらにさらにさらにさらに、寺井がやはりとあるワークショップに参加し、そこで知り合った女性の友人が演技に興味を持っているということで、旗上げ公演の手伝いをしてもらえないかしら?と頼み込み、んで手伝いに来てくれたのが馬場。寡黙でクールな男は、しかし腹にすげえ熱いものを持ってまして、まったく未経験にもかかわらず、第2回公演に参加したいと意思表示してくれて、ならば!というわけで参加を決定しました。

 さらにさらにさらにさらにさらに!篠原づてでブルの旗上げ公演を見た男性が、演技のキャリアを積むために参加したいと自らアプローチしてきてくれて、それが石飛だったんですけど、これまたそれまでにいた男優とは明らかに違う「今」を感じさせる男だったので、私、即オッケイ出しまして、んで、これだけの新メンバーを加えて第2回公演「彼方の塵、クズ」を打つにいたったのでした。

 ふう。いっきに書いたから文章変だったらごめん。

 それ以降、夏の番外公演では、西山経由鈴木推薦によって山口が、第3回公演では、やはり私と大学時代に共演経験があった曽我部が、第4回公演では、第3回公演を見て自らブルに加えてくれないかと飛び込んできた古川が、第5回公演ではナイロンつながりで出演してくれた藤原よしこと野原が、で、前回の特別公演では、作家志望なんですっつって現れた宗像が、メンバーとして加わってくれたのでした。

 ごめん。全てを事細かに書いてるときりがなかったので後半ははしょった。細かいエピソードは今度語る。

 そして今回の「骨」において、男21歳、猪爪尚紀君が参加してくれる事になったのです。まだお互いに何もわからないから、いきなりメンバーとして加わってもらうわけではなく、一緒に作品を作っていく中で、継続した関係を築けそうだったらメンバーになってもらうことになっております。新鮮な風を楽しんでいただけたらと思っておりますよ。

 というわけで、それぞれの参加の馴れ初めは微妙に違いまして、でも、共通してあるのはブルの味、空気を気に入ってくれて自ら首を突っ込んできてくれた所。やる気さえあれば、まずは一緒に何かやってみようよ、というのが今の私のスタンスなので、これからも魅力的でやる気に溢れた奴がいたらどんどん関わってもらおうと思っているわけです。

 興味のある奴はどんどんかかってこい。迎え撃つ覚悟あり、ですので。どう?KANAさん。わかった?

 もっと知りたい事あったら聞いてください。答えられることは出来るだけ答えます。こうやってこのコーナーも、読んでくれてる皆さんとつながっていきたいですから。

 じゃ。寝ます。

2003年5月 2日 03:23

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