2月18日  公開脚本開発会議前日 焦り、追い込み、一番絞り

いよいよ公開脚本開発会議前日です。

明日というか今日のプレゼン資料作りでかなりテンパってます。猪爪です。

そんな真夜中現場感が満載な、ついさっきの出来事をUPします。

 

まずは、今まで保留になっていたゲストさんについて話しました。

現状、候補に挙がっている最後の一人に声をかける事になりました。

時間的にもギリギリなだけにラストになるかもしれませんね。

詳細は後日。

 

その後、「なぜ要素」の検証。

 

しかし、前回のカナダ人映画監督とドキュメンタリー要素の「なぜ集められたのか」が納得のいくものが出てこない。

やはり、ここが思考の幅を狭めてしまったのではと・・・

急がば回れということで、昨日のカナダ人映画監督の要素をリメイクしたストーリー要素を元に再検証。

 

A案

自治会委員に任命するという手紙を受け取った主人公が、団地内で侵入者や覗きといった問題に直面し、住人たちの喧騒に巻き込まれる話

 

B案

カナダの芸術家が、日本の団地を題材にした取材を行うため、高報酬を記した協力依頼の手紙を送って、二組の夫婦らを撮影する話。

 

C案として、前回の時点のストーリー案だった「ノンちゃん案」も立ち返って検証要素に入れました。

 

時間はない。焦り。焦り。焦り。

三つの案を再度それぞれ検証、検証、検証。

 

みんながA、B、C案でここが弱いかもねって話をひたすら検証しました。

ここでその時の様子を動画でPLAY BACK!!! (PART2の方が個人的には好きです)

 

急がば回れ。急いてはことを仕損じる。

改めて、過去のホットワードを洗い出し、本当に自分たちがやりたいこと、

こんな役がやりたい、このメンツで面白いと思うことなどを根底から考え直しました。

 

ふと、それぞれの話の要素を検証しているときに、

「それぞれが軽い気持ちで、お互いのドキュメンタリー撮ってみたら面白いよね。団地の掲示板を見て誰かが投稿して、撮りあっているうちに他の団地住人たちも参加しだしてお互いにカメラを向けながら会話なんかしたりして。内容も価値観の違いとか格差とか思わず、携帯のカメラを向けているうちに直面したりして、思わず他の住人たちともめたりして、喧々諤々したりして、それならこういう役とかもやってみたいよね。」

などと新たにD案が誕生しました。

 

もともと、団地住まいの夫婦前提で会話劇をしたい我々はシンプルな設定に立ち返ることになりました。

 

手紙→掲示板ポスター

「団地の短編ドキュメンタリー募集」賞金15万程度の規模。

1(起):ある夫妻がポスターをみて参加しようと、

2(承):団地内の別の夫婦に参加しようと話を持ちかける。

3(転):ゆがむ(30 分)・・・また別の夫妻がやってくる(妊婦とか?)撮影の段階になりそれぞれの夫 婦の差からゆがみが生じる。格差・お金・写っちゃいけないもの、etc…

4(結):未定

 

このような産まれたての一番搾りが出来上がりました。

毎日プランが変わって建設と解体を繰り返して、我ら自身が喧々諤々している様子を是非とも

公開脚本開発会議『ブループリント~設計図~』にて!

 

というわけで、あと数時間後に迫る公開脚本会議の議題はこちら

「誰のどういったテーマを追いかけるのか(ドキュメンタリーの題材)」

「なぜの要素、どうして歪んでしまうのか」

「結果どうなるのか」

について話していこうと思います。

 

 

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ブルドッキングヘッドロック Extra number

コンストラクション ダイアグラム・オーバー ザ ディメンション
~108の、建設と解体を繰り返す未遂の構想について~

2017年4月16日(日)~22日(土)
全12ステージ
@下北沢 小劇場B1