その38
2017年2月12日
2月9日10日のMTGで炙り出されたワード
今回9日10日と連日MTGを勃発しました38チームのレポートします。竹内です。
ちなみにこの二日間は深澤さんがその38の現場調査にいらっしゃいました。
まず9日 、この日は前回に各々が出したあらすじ案を更に掘り下げ、登場人物の設定、エチュードを試験的に行うにあたりやってみたいエピソードを確認し合う。その後
台本にすべく話のベース、柱を決定する。
4Kイベントのレジュメ項目だし を目標に始まりました。
結果から言うと上記の目標は一つも達成せず! 我々38チームはそれぞれのやりたいイメージは割とはっきりしているのだが、相手のイメージにあまりピンと来ていない。
なので誰の作品でいくか?というより自分以外の誰かの作品の中で、何にグッとくるか?心動かされるかを拾い上げ、そのワードがなぜ心動かされるか?という作業にシフトしていくよう。喜安総監督に促される。
写真は目的を達成出来ず二の足を踏む38チーム。もやっとしてますね。
9日に促された作業を10日に行う。
つまり最初のタイトル決めの時に、なんとなく全員が、えあ、や(マンハッタン団地)って音、響きイイよね!で始まった感覚を大事にするという事。のようだ。
で、各々のエピソードの中から気になるワードを挙手して洗い出したワードが以下です。
赤で丸したものが多くみんながグッと来ているワードで特に グッと来ているのが 妊活 であった。
青が次点。
最多得票の妊活 というワードにも各々のイメージが全然違うことが分かった。妊活自体をポジティブに捉えるか否か、不妊治療と妊活は別の概念?など、突き詰めると置かれる立場。生活で妊活に対する意識が違う、面白いと思った。
話は夫婦にまで広がり、一日にどの位パートナーと顔を合わせているか?夫婦の財布事情、割り勘? 食生活は相手の趣味が混在してくる。部屋の模様など、夫婦の数だけ夫婦の型がありとても興味深かった。
きっと登場人物設定にこういう話は活きてくる。インパクトも必要だが、リアリティも必要だ。
外人 というワードはマンハッタン団地にグッと来た時以来のドヨメキがあったのだが、多分みんなの中にある、団地、夫婦縛りの設定に対するフラストレーションがあったからなのではないかとも思った。
確かに新しい価値観を団地内に持ち込むには分かりやすいやり方だ。が、本当に外人を呼んで芝居をするというのもリスクが高い。
そもそも呼んだはいいが今回は建設と解体を繰り返す作業であり、外人を呼んでしまうとせっかくの自由度が落ちる。
そして手紙 だがこれは猪爪さんが提案してくれたエピソードからで出来たワードである。
団地内のあるおばあちゃんが亡くなった後にで出来た遺書でもあり、とある個人(のんちゃん)に対する生前の恩返しの手紙でもある。
この手紙に挙げられた名前の主ははっきりせず、とにかく遺産が転がり込むとの事で三人の、のんちゃんが現れるという話である。
この場合の手紙は送り主は亡くなったおばあちゃんで、送られるのは三組の夫婦と仮定する。
送り主が誰だかわからないのも、面白いよねと誰かが言った事で更に転がり、最後まで誰が送ったか、わからないパターンもありだし、そもそも送り主が三組の夫婦の中にいてもサスペンス感が出るよねとなった。
面白くなってきたわけなんです。
お互いの出した案を凝縮して更にポンと何か産まれてきたんです。
という事で4Kに向かう中、一本の柱が出来ました。『手紙』である。
次回は (誰が)、(なぜ)、『手紙』を(送って/掲示板でも)、(〜)をする話である。を
()内を各々案を出し凝縮させる事になった。
写真は話し合いが何周かして、ようやく先に一歩出たかもしれないを実感した38チームです。ついにこの日終電逃しました。
(記録:竹内健史)
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ブルドッキングヘッドロック Extra number
コンストラクション ダイアグラム・オーバー ザ ディメンション
~108の、建設と解体を繰り返す未遂の構想について~
2017年4月16日(日)~22日(土)
全12ステージ
@下北沢 小劇場B1