3月13日 和田ちゃんとサシ飲み

こんにちは、今年40歳になる藤原よしこです。
女40ってほんと厄介な年齢です。
結婚するのかしないのか、子供を生むのか生まないのか。
男性だって色々あるだろうけど、女性はやはり男性よりリミットが短い分より切迫感があります。
今日の稽古後客演の和田瑠子ちゃんとサシで飲みました。
アラフォー女子二人飲み。
作品の事、プライベートの事、沢山おしゃべりしました。
今回の作品はほぼ実年齢の現代日本の女性を演じる分、素の自分と役の自分とどうしても重ね合わせて考えてしまい、心の旅に出てしまう事もしばしば。話す機会ができた友人・知人には結婚や人生についてついついインタビューしてしまう近頃。そんな中で私がおや?と小さな発見をしたのは「執着」した女が勝っている、という事。そもそも結婚や人生に勝ち負けなんてないと思いますけど、一時「負け犬」なんて言葉が流行ったとうり、やはり「結婚=勝ち」という価値観が今の日本ではまだまだあるように思います。私が身近で発見したのは「相手の男性に執着した女が勝っている」という事実。男友達に「なんで奥さんと結婚したの?」と聞いたら「一番俺に固執してたから。」という回答。当時付き合ってる女性が複数いたそうですが、それがバレてモメた時に「他の女は捨てて私を選びなさい。」というような事を言われたそう。また女友達に長年付き合ってた彼氏との結婚のきっかけを尋ねたら「一度別れた時もあったけどヨリを戻したくて頑張って、時間はかかったけど、コイツをもらってやれるのは俺ぐらいしかいないな…と思ってくれてプロポーズしてくれた」そう。ホラ、彼氏に執着した女が勝っている。私だったら女が複数いた時点でサヨナラしてしまうし、一度別れてしまったらそのまま別れてしまうと思う。
私も男性ではないけど若い時に執着したものがありました。だけどその願いが叶わなかった時心のバランスを大きく崩してしまって大変な事になってしまった経験から何かを強く望む事に臆病になってしまいました。
執着には強い精神力がいる。「遮光婦人」の主人公・林田くみ子も鳥人間コンテストに出場するための団地内サークルに執着する女。私達その38チームはくみ子に前向きなラストシーンを用意したいと思っている。それは人生の大きな選択や決断を迫られる年代の私達が今後の自身の人生を応援してくれるような作品にしたい、という願いを知らず知らず込めようとしているのではないだろうか。

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ブルドッキングヘッドロック Extra number

コンストラクション ダイアグラム・オーバー ザ ディメンション
~108の、建設と解体を繰り返す未遂の構想について~

2017年4月16日(日)~22日(土)
全12ステージ
@下北沢 小劇場B1