3月6日 言葉の引力

先行予約多数のご応募ありがとうございます!
その38期待に添えますよ。

こんにちは、現在プロット担当してます猪爪です。
あっ、猪爪尚紀です。
いつも短尺の映像ばっかり作ってるので、一時間の舞台の脚本プロットは楽しくて禿げそうです。
このレベルでハゲてるようでは、きっと世の中の物書きさんは全員スキンヘッドになってしまうので、きっと僕のスペックが追いついていないのでしょう。まぁこれからです。
前回の稽古終わりに様々な疑問点や弱い要素が出てきたので、それを元に再度ストーリーやあらすじ、伝えたいことの内容を再度確認。

3/2の稽古後に主語の確認・・・主人公を決める

3/3に深夜にファーストフード店で冒頭のシーンの確認、登場人物の仮あて、人物名、他の住人に対しての感情などを決める。

そして8人目の登場人物の再設定!

以前は、「単身赴任中の夫(物語の中盤か終盤で帰ってくる)」「遮光婦人の息子」など様々な案は出ていましたが、
3/3の段階では「鳥人間コンテスト」の番組ディレクターというポジションにしました。
その時は、これなら色々と面白くなりそう、外部からの人間だからかき乱しそう、「外部からの取材」の案は昔話した映ってはいけないものとか出てきそう、などと結構な勢いで満場一致。

そして、序盤が固まったところで終電タイムアップ。

さて、それではプロットにしたためてみようと思ったものの、全然話が進まない。
まてまて、ヒントは今日の会議にある!!!

「ストレス」「産婆」「ポジティブ」「翼の修理」「ダイヤグラム」「関係性はモチベーション」「嫌な気持ちにならないラスト」
「ある夫婦に焦点が合わせられるのは段取りっぽい」「B妻の」「誰かのため」「客観で出来事」「遮光婦人を代弁する人」

前回の現場サイトを見ての再確認。

3/4には上げるよと、意気揚々と言ってみたもののいきなり全員にオーディエンスとテレフォンを使いたくなる状況。
とりあえず、脚本を書くはしいくみに冒頭のプロットと新たな人物設定を送り直す。
そこからプロットの中盤から後半への大事なストーリー展開。
あの時あの人がこう言ってたなぁ〜とか、こんな案もあったなぁ〜なんてことをしながら無理やりにつなげていく。
3/6の今日のAM3:00にとりあえず完成、現状のプロットを持って稽古場に行く。

あまいあまい。

結局、いろんな言葉に引っ張られて根幹がグラグラですよ。
なんでと問われても、面白い理由がつけれていない。
まだまだ、色んなワードに引っ張られてるんですよ。
上手く使いきれていないのか、そのことから逃げているのか・・・
本日の問題点
「遮光婦人」の使い方が明確でない、どうしたいのかわからない。そもそも提案をしようという流れで決まった鳥人間サークルに引っ張られている。決まった「産婆」の設定の入れどころがない。曖昧なまま無理やりねじこもうとするからその結果、ミステリーやサスペンス要素を引きずってしまっている。
8人目の登場人物の「団地外部から」ということに「なぜ」の要素とその作用。
ディレクターは主人公の味方なのか、敵なのか。カメラに撮られるという行為が特異性を持っているのにそこで秘密の会話ができるのか。
そもそも夫婦の話にするのではなかったのか?
コメディーがやりたいのかも?

まだまだたくさんありますよ。楽しみはとっておきましょう。

これからのスケジュール
3/7までに、8人目の登場人物「TVディレクター」のプロフィールを作る。
それらを、その38チームで共有。添削修正。

その後、8人目の作用が変わったところで新しく冒頭のプロットを考え直す。
新しい人物設定ができたところで、次回脚本のために、はしいくみに冒頭プロットを送る。

その後の続きの展開を考える。
きっと、一人だとまたハゲてしまうので信頼できる「アイディアウーマン津留崎」と一緒に考える。
その38チームで共有。

できたものを喜安さんに添削してもらう。

 

今までに書いたいくつものプロット、みんなが書いてきたストーリー案、そして今書いているもの。すでに建設と解体は繰り返されている。
最近、寝る前に一本の映画を見ている、脚本のストーリーを考え出してから見方が変わった。
考え事をしながらルービックキューブをいじるようになった。一面と一段目までしかできない。

3/9の稽古には、より強固になった脚本とプロットを稽古場に持っていけると信じている。

 

 

 

 

 

 

この現場記録をシェアする

ブルドッキングヘッドロック Extra number

コンストラクション ダイアグラム・オーバー ザ ディメンション
~108の、建設と解体を繰り返す未遂の構想について~

2017年4月16日(日)~22日(土)
全12ステージ
@下北沢 小劇場B1