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さて、次は

今日はブルの物販ミーティング。先日まで行われていた『不確かな怪物』の劇場販売を中心とした精算と、今後の展開について話し合う予定です。


Tシャツも多数ご予約をいただきましたし、バッジもあいかわらず好評、西山のサントラや、永井のよくわからないグッズなども並んで、おおいに賑わった前回公演でしたが、ご来場の皆様におかれましてはどうでしょうか、お楽しみいただけましたでしょうか。


無名の劇団が物販て。演劇頑張れよ。という自分の中の自分がモンモン言うとった時期もありましたが、自分らで金出して作ってんだからなにやったっていいんじゃないの?と思うようになれたら意外と楽なものです。もちろん金出してる以上、売れてもらわな困るわけですが、しかし売れるも売れないも自己責任。だったらせめて作って楽しいもの、作りたくてうずうずするものを作ろうと思っとるわけです。それがこれまでにも、私のTシャツだったり、西山のCDだったりという形で具体化されてきたのですけど、とくに今回、永井のよくわからないグッズが、公演の趣旨とも関係なく、本人が作りたいと思っている以外にまったく動機も根拠もない代物でありながらとても好評だったことで、その心がけがより明確になったのでないかと思うのです。


そこにあるのは、なによりも本人のモチベーションです。それは衝動とも言えるでしょうが、なんせそれしかない。でも好評だったのは、むしろそれしかないという潔さによるもので、そのシンプルさが、お客様になにかを伝えたのではないでしょうか。もちろん売れそうな絵が描けるという技術的なこともあるでしょうが、それが大きな問題でないことは、例えば劇場で販売したトートバッグなんて、最終的にはたまにしか絵を描かないような役者が手描きしたものまで売られ、それがなぜか知らんが売れていくという状況があったことが証明しています。そこにあるのは技術でなく、作りたいという衝動だったのです。ということはお客様に伝わったなにかというのも、衝動以外には考えられず、だとしたらトートバッグはもはや商品ではなく作品だった、ということではないかと思い至るわけです。へたくそだとしても、思いつきだとしてもです。これはもう、物販ていうか何かしらの表現です。なるほど、やっぱり無名の劇団が物販頑張ったっていいじゃない、と思いますわね。うん、正当化してみました。


というわけでこれからも肩の力を抜いて皆様になにかを提供させていただきます。おす。

2007年8月26日 16:00

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コメント

劇場での販売楽しかったです☆
CDを買い、ふと顔を上げると小島サンが笑顔で

『ありがとうございます!』

と紳士的な感じでおりました。びっくりしながら挨拶させていただきました。さっきまで舞台で役者魂輝かせて子供演じていた方が販売で紳士的にお客の接待。アットホームな本当にステキな劇団だなぁ………って思います。


販売の方もこれからも楽しみにしてます。でわっー_ー )ノ"。。。

投稿者 ゆかりどん : 2007年8月26日 18:24

あの素敵なトイレットペーパーを買っとけば良かったと、今更ながら後悔しております。

投稿者 まぁ : 2007年8月26日 23:09

仕事でこんな時間になりました…もう限界なんで寝ます(泣)

物販で夢を販売。素敵な事ですよね(^-^)

おやすみなさい…

投稿者 トモ : 2007年8月27日 04:13

名があるとか、ないとか関係ないと思います。
道端の花は意味があろうがなかろうが美しいし、
美意識や伝えるってことが生きるってことだと
私は思っています。

物販でもブルの皆さんの個性がありありと
それはもうカラフルに表れていて
表現以外の何物でもないと思いました。

ブルのお芝居が骨太でサービス精神があるからこそ
物販までもちょっとおかしみがあるのは
豊かな感じと愛嬌があって素敵だと思います。

長々とすみません。
これからも微力ながら応援しています。

投稿者 のの : 2007年8月27日 15:08

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