『役に立たないオマエ』公演を終えて

佐藤幾優(boku-makuhari)

佐藤幾優(boku-makuhari)

「公演を終えて」

軍沢拓哉役のboku-makuhari佐藤幾優です。

この一年ほど前の『とぐろ』といふ作品以來、再度bullの舞臺を蹈ませていただくことができました。
お客さまの數も1000人を超え、目にし耳にする感想も相當のご好評をいただき、ご來場のみなさまには大變感謝してをります。
それだけの成果をおさめられたといふのも、ひとへに戯曲、演出、各出演者ならびにスタッフワークの總體であり、さうした皆さまにもありがたい氣持ちで一杯です……どうも自分はそれをいいことにおんぶにだっこしてしまってゐたのではないかとも反省しつつ。
私事ではありますが、このひとつ前、『東京』といふ自分にとって非常に意義深い公演がございまして、前囘のこの『役に立たないオマヘ』がその後の第一作にあたったといふのは身に餘る幸運であったと思ひます。

今囘、それにしても。尋常ではない疲れ方でした。なんでせうかこれは。歳か。實働以上の消耗感。
いまは次の舞臺の本番一週間前くらゐです、ひきつづき疲れてをります。歳か。遠泳したくなるくらゐに眠いです。

なにかほかに言ひたいことがあったやうな氣がしてならずしかしなかなか思ひ出さずそんなこんなでぁあいま思ひ出すことができました、また連作、秋の方には出させていただけるものか。微妙です。今週中あたりにはわかるかもしれず。どきどきです。

『とぐろ』か『不確かな怪物』かどちらだったか、相内さんが「〜を終へて」のコーナーで疲れた眠いを連発してた記憶があります。あーいま自分が完全にそれだ。やべぇ頑張らう。頑張って寝やう。