『役に立たないオマエ』公演を終えて

永井幸子

永井幸子

「公演を終えて」

よく泣く女の子の役でした。私だけじゃなく、舞台上では女子がよく泣いておりました。ラストは男子が号泣して終わりました。青春だなあ。わたしはあんまり泣かない高校生だったので、青春を取り戻すかのごとく思う存分泣いてみました。

でも絵が無くなって泣いちゃった女の子も、先生の想像を絶する悪意を持った発言には笑うしかなく。そのあたり、個人的に痛快です。いいぞ!やれ!松山先生!と思った大人はたくさんいたんではないでしょうか。どうなんでしょうか。

舞台上で実際に筆を持って、油絵を描いてゆくのは楽しかったです。大学時代の絵の具と筆が役に立って良かったです。使えるもんですね、10年押入れに眠っていても。あと私も。10年前の技が役に立って良かったですほんと。