4月20日 ラストからの逆襲

なんだかお久し振りです!はしです!

平日ばかりの公演にも関わらず、皆様、会場にお越しいただき、ありがとうございます!!

ネタバレ飲み会でも、色々なご意見を伺うことが出来ました。

出来るのか上演…これは「遮光婦人」なのか…この作品は「喜安浩平とブルドッキングヘッドロック」といえるのか…私は何なんだ…寝ても覚めても「遮光婦人」、険しい道のりでした。

そして、ブルでこんなにストレートな会話劇も珍しく、その事でも不安になったり。

と、直前まで不安でもがいて、うらぁ!!って幕開けした感じなのですが、お客さんにちゃんと伝わって、面白かったと言ってもらえて本当に嬉しいです…!!

夫婦の生活とか、隣人のこととか、団地の構造のこととか、家族のこととか…ちゃんと受け取っていただけた…

 

前の記事で、岡山さんが試行錯誤試行錯誤と書き連ねておりますが、日々色々な気付きがあります。

タイトルの「ラストからの逆襲」ですが、私たちのクライマックスシーンは、かなりギリギリに決まりました。

ハチャメチャでした。

笑って稽古にならないくらいハチャメチャでしたが、喜安さんの演出で、しっかりとしたシーンになり、ラストに繋がりました。今は気持ちが繋がっていて、もっと早くに掴めていればと思ったこともあったけど、そんなこと言っても仕方ない、すぐ打ち消しました。

それで、ラストまでの流れが固まったあと、通し稽古をして全体像がみえてくるので、その後、今までやって来た前半シーンの修正をすることとなりました。

稽古で細かく、整合性を確認し直したのです。ハチャメチャ過ぎて笑っていたときは、笑いながらも、どうなっちゃうんだろう私たちは、という泣き笑いな心うちでしたが、喜安さんが粘って粘って役者たちも粘って、スタッフさんも見守ってくださり、「遮光婦人」になりました。

公演始まってからも気づきは沢山あります。センサーフル稼働で、終演後はとても一時間のお芝居をしたとは思えないです。

でも、喜びが沢山です。

わたくし個人的には、今回脚本に関わったので、あのシーン好きだった、とか聞けることも嬉しいですし、逆に、あそこは何でああなったの?と聞かれることもあり、いつもと違う刺激があります。

何回も何回も書き直している台本なので、裏話は山ほどあります。

と、振り返るのはまだ早い!22日(土)千秋楽まで、私たちの作品をお届けいたします。

あと、公演始まってから感じたのですが、今回の

ブルドッキングヘッドロック Extra number
『コンストラクション ダイアグラム・オーバー ザ ディメンション』
〜108の、建設と解体を繰り返す未遂の構想について〜

って公演は、とっても魅力的な公演だなと。「雪ロード埋没」「遮光婦人」「やさしい男」この3作品、なんて豊かなんだろう、って思いました。

いつもブルを支えてくださるスタッフさんも今回もギリギリまで粘って頂き実現しました。

書いていて、もう反省会みたいな気持ちになってきたので、明日の公演に備えます。

反省会は23日(日)、イベントページに詳細がございます。まだ少しだけお席あるみたいなので、よかったら、ご覧くださいませ。

桜はいつの間にか緑になっていますね。

コンスト終わったら私たちはどんな芽を発見するのでしょうか。発見…出来ますように。

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ブルドッキングヘッドロック Extra number

コンストラクション ダイアグラム・オーバー ザ ディメンション
~108の、建設と解体を繰り返す未遂の構想について~

2017年4月16日(日)~22日(土)
全12ステージ
@下北沢 小劇場B1