4月4日 「下見」で私たちは何を見たのか…

はしです。

ワークインプログレス「下見」前日の稽古前につぶやいた言葉は「地獄だ」でした。

実際の地獄はもっと筆舌しがたいものでしょうし、実際にあるのか分かりませんし、自分自身もっと「地獄」な状況を経験したことがあるので、この日つぶやくべきは「軽く地獄だね♪」だったのでしょう。

お芝居やってる方なら一度は見たことがある悪夢、

「今から開演なのに台詞おぼえてないよ~」

「台本出来てないのに、もうお客さん来ちゃってるよぉ~」

が、現実となったかのように思ったからです。こんな悪夢見たことあるなぁ・・・と思ってました。

実際は“ワークインプログレス”つまり公開稽古なので、今現在の過程をありのままの私たちをお見せするという前提があるのですから、そいういう悪夢とは違うのですが、でもやっぱりさぁ、お客さんがいらっしゃったらさぁ、そうなるじゃん、と出演者は思いますよね。ゲストのお二人は文句ひとつ言わず一緒に挑んでくださり、感謝しかありません。

劇団初の試み。

みんなはどうだったかしら。

私は、こんな前置きをしておいてなんですが、まったく緊張せず、稽古場の通し稽古よりもむしろリラックスして終えました。なんでだ。

演じ終えての感想・・・何にも「地獄」じゃなかった。

ぎりぎりに書き上げ、通し稽古をして見えたもの・・・「これじゃない」

良く分かりました。これじゃなかった。すぐさま脚本会議を開き、台本を直したい!しかし“ワークインプログレス”は二日間あります。これがつらい。すぐに台本を直したいんだぁ!と言いますか、喜安さんと話したい。喜安さんがあと二人ほしい。我々と一緒に会議してほしい。

 

このような状態の我々を見守ってくださったお客様には本当に感謝です。

脚本会議へ向けてヒントとなる感想もいただくことができました。

今回の企画は、なんだかわからねぇ、と言う状況になりがちなのですが、分からないなりに、前進しているのだと、前向きに考えて、作品作りにまい進したいと思います。

お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました!

「下見」が終わったら、メンバーと共になべ底からひっくり返してやろうと思います。美味しいシチューが出来ますように!

この現場記録をシェアする

ブルドッキングヘッドロック Extra number

コンストラクション ダイアグラム・オーバー ザ ディメンション
~108の、建設と解体を繰り返す未遂の構想について~

2017年4月16日(日)~22日(土)
全12ステージ
@下北沢 小劇場B1