2/4 《おなか》篠原トオル

トオルです…。

最近、友達から「おじいちゃん」と呼ばれることが多くなったとです。

トオルです…。

ありきたりの稽古日誌にしたくない、と最初言ってたわりには、振り返ると案外普通の稽古日誌だったとです。

トオルです…。

おもいっきりせきをしたら、突然腰がぬけたとです。

トオルです…トオルです…トオルです…(闇の中へフェードアウトするトオル。)(さようなら、トオル。)

しかしなんだろう。やってしまった。ギックリ腰。今日のオレは、さすがにブルー。やっぱりハードボイルドな一日だったとです。もうハードボイルドはええとです。

なんでだろ?今あれなのかな?アンラッキーな星の下?なにかの警告なんでしょうか?

あー、いつもは適当に見てるけど、今日ばかりは江原さんにオーラみてもらいたい。

腰に爆弾を仕掛けられたみたいだぜベイベー。やれやれだぜ。よしこが「気を付けてね。腰は男の命だよ、むふふふ」と意味深な事を言っていたぜ。歩くたびに激痛だぜ。よちよちブックオフの前を歩くオレ。よちよち改札をぬけるオレ。よちよち。よちよち。ゆっくりね。無口なオレの出来上がり、ってわけさ。
無口はもういいよ!

稽古にひびくのはごめんだ。さっそく接骨院へ。健康オタクのさちんに教えてもらいました。評判がいいらしい、人気のスポット。その場所とは、『ケッズ接骨院吉祥寺』!すごいね。ていねいにほぐしてもらう。あんなに痛かったのに四十分で歩けるようになった。すごくていねいで大満足。
ありがたい。

そういえば前回の口の中のナイフ、歯科に行ってしっかり治してもらったんです。治った時、先生に心からありがとうと言った。ほんとにありがたかったよ。

健康は失って初めてわかる、ってのは、そりゃわかってるつもりにはなれますよ。でも、完全にはわかりっこない。だってなってみないと本当にはわからないから。健康体がどんなに言ってもその人健康だから。どんなに不健康な状態をシュミレーションしても、100パー健康のありがたみをわかるのはむずかしい!いつかあんなつらかった怪我も病気も、すこしづつ記憶から薄れていく、これは、しかたないことなのかな。忘れることも健康の効能なのかな。それならせめて今だけは、できる限り、覚えてる限り健康であることのすばらしさを、ああもう噛んで噛んで噛んで噛んでいつまでも噛み続けていたい篠原でございます。


みなさんのご来場をお待ちしております。ではまた。