創作に迷う、鳴かず飛ばずの芸術家(有馬自由)がいた。齢六十を過ぎ、名もそこそこに知れた彼は、大金と僅かな名声に飛びつき、うっかり新しい依頼を引き受けてしまう。しかし製作は一向に進まず、なのに依頼主の御曹司(佐野大樹)は、いくら待たされても挫ける様子がない。手付金も使いきり、切羽詰まった芸術家は、街の片隅に「芸術家入門」の看板を発見、うっかり足を踏み入れてしまう。そこには一人の先生(永井幸子)が。その優しさに乗せられ、うっかり先生に入門する芸術家だったが…。一方、紀元前。地中海に巨像の建設を命じられた芸術家集団がいた。恋!友情!天変地異!若人の入門!誰かの死!幾多の障壁が彼らを阻む。巨像は果たして…。
先生&重大な過去を隠した芸術家の迷走の日々と、時空を越えた悠久ロマンの芸術的邂逅。不条理で壮大、深遠で矮小。芸術家志望の男、喜安浩平がお送りする芸術家入門の決定版。ただし、そこに芸術はない。
出演
【出演者 藤原よしこ 降板のお知らせ】
この度、ブルドッキングヘッドロック第30回記念公演『芸術家入門の件』に出演を予定しておりました、劇団員の藤原よしこが、体調不良のため降板することとなりました。
元より本人は出演に前向きで、事前の広報活動などにも進んで参加しておりましたが、今月に入り本人から自身の不調について報告があり、稽古の状況などを鑑みながら熟慮を重ねた結果、まずなにより体調の回復を優先すべきと判断し、今回の降板を決定いたしました。
楽しみにされていたお客様には、心より深くお詫び申し上げます。
降板に際し、藤原よしこの代役は立てず、残る劇団員でその不在を補い合い、加えて7人の客演の皆様のお力も引き続きお借りして、変わらずおかしみ溢れる豊かな公演になるよう善処してまいります。
公演は予定通り2019年5月18日(土)に開幕いたします。引き続き『芸術家入門の件』をよろしくお願い致します。
既に予約されているお客様で、キャンセルをご希望の方は、info@bull-japan.comまでご連絡頂きますようお願い申し上げます。
ブルドッキングヘッドロック主宰
喜安浩平
タイムテーブル
第30回公演を記念して、5月18日(土)19時の回にご来場の皆さま全員に、本作の上演台本をプレゼント!
5月19日(日)15時の回終演後は、作・演出 喜安浩平と劇団員が作品のウラ話をざっくばらんにお話する乾杯イベント!ノンアルコールでも大丈夫!会場は当日発表!
平日19時の回終演後は、ゲストをお招きしてのトークショー!
5/20月
高羽彩さん(演出家・脚本家・役者)
早稲田大学在学中にプロデュースユニット『タカハ劇団』を旗揚げ。以降、タカハ劇団で上演された全ての作品で脚本演出をつとめる。
日常に普遍的に存在するちいさな絶望、人間の些細なあり方を笑い飛ばしながらすくい取る。
近年では舞台作品以外に、ドラマ、アニメ、小説など、ボーダレスに活動の幅を広げている。
5/21火
片岡香さん(川崎市岡本太郎美術館 学芸員)
川崎市岡本太郎美術館に準備室時代から勤務し現在にいたる。美術館では岡本太郎をはじめ幅広いジャンルの企画展に携わる。
美術館の開館20周年を迎える今年は、7月から来年1月まで開催する岡本太郎美術館20周年記念展「これまでの企画展みんな見せます!」を準備中。
5/23木
菅良太郎さん(お笑い芸人・パンサー)
1982年東京都生まれ。お笑い芸人。 2003年にNSCに9期生として入学。2008年、尾形貴弘・向井慧と共にお笑いトリオ「パンサー」を結成する。
TBS「王様のブランチ」やNTV「エンタの神様」、NHK「天才てれびくんYOU」などに出演中。
5/24金
川本成さん(時速246億主宰)
欽ちゃん劇団1期生として在籍。’94年“あさりど”結成。TV「笑っていいとも!」9代目いいとも青年隊、「王様のブランチ」他、その後もTV・ラジオ・舞台に多数出演。舞台では“男子はだまってなさいよ!”、“ブルドッキングヘッドロック”、“月刊「根本宗子」”等、話題の劇団に多数出演する他、自らも演劇ユニット“時速246億”を主宰。毎回様々な演出家を迎えジャンルにとらわれない作品を精力的にプロデュースしている。昨年「バクステ」にて初の演出を務め、3月には自身が初の脚本・演出を手掛けた時速246億「ラビトン-rabbit on-」を上演し、好評を博した。
チケット(全席指定席)
【劇団HPでのチケット購入について】
GWの為、4/27〜5/6のお振込は5/7よりご入金確認、発送手配をいたします。今しばらくお待ちください。
また、劇団での事前発送チケットは5/7までの受付、5/8〜は当日精算予約となります。
イープラスでは公演前日まで事前決済でご購入いただけます。
会場
スタッフ
舞台美術:長田佳代子 音楽:西山宏幸 照明:斎藤真一郎 音響:水越佳一(モックサウンド) 映像:猪爪尚紀・神林裕介
衣裳:正金彩 舞台監督:田中翼・伊藤新 演出助手:陶山浩乃 音響操作:堀江潤
メインビジュアル:宇野奈津子 宣伝美術:細谷修三 宣伝写真・舞台写真:保坂萌 WEB:寺井義貴
広報協力:深澤冠 制作協力:リトル・ジャイアンツ 制作:足立悠子・藤原彩花
協力:
株式会社フィグライト ノックス ECHOES イマジネイション 株式会社フィット 株式会社CLEO バウムアンドクーヘン
ラ・セッテ レプロエンタテインメント P.P.C. イトーカンパニー krei inc. ナイロン100℃ *pnish* 劇団子供鉅人
クロムモリブデン 扉座 capital inc. 青年団 ムシラセ
企画・製作:ブルドッキングヘッドロック
助成:アーツカウンシル東京
(公益財団法人東京都歴史文化財団)
公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団
お問い合わせ
ブルドッキングヘッドロック制作部
〒180-0006 武蔵野市中町2-5-20-106
Phone 070-5590-1731
(受付時間12:00~20:00)
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ブルドッキングヘッドロックとは
2000年結成。「グロテスクな日常に、ささやかなおかしみを」をテーマに、不安、悪意、狂気といった現代の人間が抱える様々な生き苦しさを描きつつも、その生き苦しさ故に発生してしまう、ささやかな”おかしみ”に着目した舞台作品を作り続けている。 現在、20代~40代の経験と若さ入り混じる21名(休団者1名含む)が在籍。