スケベの話とは?

「スケベ」をテーマに、あらゆる「スケベ」を嗜むシリーズ公演。2012年に、“女”をテーマに据え“女”を探求する、『女々しくて』シリーズの第3弾として企画されたが、どうも好評のような気がして、単独シリーズ化。『セイなる夜編』、『バットとボール編』、短編演劇フェスティバル「PLAYPARK2012」で上演した『PLAYPARK編』(『映画 スケベの話』としてDVD販売中)に続き、今回が第4弾となる。

あらすじ

《2016/3/18版》

物語の舞台は、とある国の軍部に属するサルマン中佐の邸宅。その、柔らかい日差し注ぐ静かな中庭。中佐の部下・シェパードの少佐昇進を祝う、ある日のパーティー。シェパードの同期であるワンダー大尉は、そこで謎めいた美しいメイド・タミナと出会う。

「このスイッチを君に預けよう。君を救うためのスイッチだ」不意に中佐が小さなスイッチを取り出す。中佐の懐には、たくさんのスイッチ・スイッチ・スイッチ…。ワンダー大尉のもとへ渡ったスイッチは、一体どこへ繋がっているのか。

その日から、退屈な毎日が軋みをあげて歪み始める。妻の不要なはずの華美な下着に、メイド達のたわいない雑談に、あらゆる事象に体が疼く。

スイッチだ。全てスイッチのせいだ…。そう困惑する大尉に、妖しく歩み寄るタミナ。その手には、また別のスイッチが握られている。

触りたい…押してみたい…ダメと言われたことをやってみたい!

友情、嫉妬、絶対服従。駆け引きが生む新たな欲望。深みにはまった男達の辿り着く先とは。タミナが抱く、真の目的とは。

緻密にして執拗。静かに穏やかに変態する、健全で卑猥な軍人達の会話劇。降り注ぐ陽の光は眩しく、こぼれた吐息が外に漏れることはない。 耳を澄ますと聞こえてくるのは、隣国のマーチか、それともモーターの微音か。

家族、権力、そして性欲の狭間で、おもちゃのように振れ動く、男達のおかしみと哀しみを目撃せよ!

  • 《初期版》

    物語の舞台は、とある国の軍部に属する将校の邸宅。その、柔らかい日差し注ぐ静かな中庭。タミナという名の、美しく謎めいた女を預かってくれと、旧友に懇願された将校は、女をメイドとして雇うことを約束する。

    タミナが増え、にわかに活気づいた将校一家の、ある日のパーティー。同僚の軍人たちとその家族が大勢訪れている最中、将校の上司が、不意に小さなスイッチを取り出す。上司はそれを緊張状態にある隣国へ向けたミサイルのスイッチだと言うが、いたずらにスイッチを押すと、なぜか傍で女性秘書が、吐息を漏らし、身悶え始める。

    将校のもとへ渡ったスイッチ。それは本当に隣国へのミサイルなのか。それとも別のどこかへ繋がっているのか。

    その日から、退屈な毎日が軋みをあげて歪み始める。娘の肉体の変容に、妻の不要なはずの華美な下着に、メイド達のたわいない雑談に、あらゆる事象に体が疼く。

    スイッチだ。全てスイッチのせいだ…。そう困惑する将校に、妖しく歩み寄るタミナ。その手には、また別のスイッチが握られている。

    触りたい…押してみたい…ダメと言われたことをやってみたい!

    友情、嫉妬、絶対服従。駆け引きが生む新たな欲望。深みにはまった男達の辿り着く先とは。タミナが抱く、真の目的とは。

    緻密にして執拗。静かに穏やかに変態する、健全で卑猥な軍人達の会話劇。降り注ぐ陽の光は眩しく、こぼれた吐息が外に漏れることはない。 耳を澄ますと聞こえてくるのは、隣国のマーチか、それともモーターの微音か。

    家族、権力、そして性欲の狭間で、おもちゃのように振れ動く、男達のおかしみと哀しみを目撃せよ!

相関図

相関図

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作・演出

喜安浩平コメント

我々もいいかげんいい大人です。遊ぶにしたって大人っぽく遊びたいと思う昨今。次作もそんな気分で臨めればと思案していましたところ、遊ぶといえばオモチャだなと、ビコォンと閃いたものですから、素直に、大人とオモチャを足してみましたら、偶然「オトナのおもちゃ」というタイトルになってしまい、今、自分でも大変びっくりしています。

私としましては、軍人たちと、人妻とメイドと女学生と愛人と、そのあたりの関係をただ弄んでやろうというつもりでおっただけで、まあ、それをして、スケベだね♥なんてはにかむような、そんな、オトナの小イキな会話劇を想像しておりましただけで、まさかそこにオトナのおもちゃなどという、言わば「兵器」が入り込んでこようとは、想像もしていなかったのです。

ただ、私の自宅にだって未使用とはいえオトナのおもちゃがひっそりと仕舞われているくらいですから、誰も教えてくれないだけで案外そこかしこに在るのかもしれない。そう思えば、ムックリなにかがたち上がってくる気もしましたので、イケるかな?イケるよね?なんて自問自答を経て、まずは参考までに自宅のおもちゃを手にしてみましたところ、不思議なことに、自分が軍人にでもなったような、そんな心強い気分になったのです。やってやる。今はそんな心持ちです。こういうことでしょうか大人とは。

喜安浩平

音楽

西山宏幸

映像

猪爪尚紀

出演

寺井義貴
西山宏幸
篠原トオル
喜安浩平
永井幸子
津留崎夏子
葛堂里奈
鳴海由莉

竹内健史 髙橋龍児 橋口勇輝
平岡美保 山田桃子


木乃江祐希(ナイロン100℃)
安東信助
外村道子(ECHOES)
角島美緒

スタッフ

舞台美術:長田佳代子
照明:斎藤真一郎
音響:水越佳一(モックサウンド)
舞台監督:田中翼・伊藤新
衣裳:小原敏博
演出助手:陶山浩乃
音響操作:照山未奈子
映像協力:篠原トオル・神林裕介

宣伝美術:オカイジン
宣伝写真・スチール:高倉大輔(casane)
宣伝ヘアメイク:鷲見星奈
宣伝イラスト:永井幸子
WEB:寺井義貴

制作協力:リトル・ジャイアンツ
制作:足立悠子・福富遥・石川愛野・藤原彩花

協力:株式会社フィグライト KNOCKS,INC. 株式会社バウムアンドクーヘン ECHOES ANORE INC. krei inc. 株式会社クィーンズアベニュー ナイロン100℃ capital inc. 三鷹市山本有三記念館 三鷹フィルムコミッション 株式会社メッセ
企画・製作:ブルドッキングヘッドロック

タイムスケジュール

4月
9日(土)19:00
10日(日)16:00
11日(月)14:00/19:00
12日(火)19:00
13日(水)休演日
14日(木)14:00/19:00
15日(金)19:00
16日(土)14:00/19:00
17日(日)13:00/18:00
18日(月)19:00
19日(火)14:00/19:00
20日(水)13:00/18:00

※当日券の販売開始は開演の60分前、開場は開演の30分前です。

★4/12(火)19時の回終演後、
下北沢某所にてネタバレ呑み会を開催します!

お客さまの質問に、作・演出の喜安浩平と出演者が答えます。力の抜けた雰囲気で『1995』でも好評をいただきました。→前回の模様(YouTubeへ)
開催場所は当日劇場で発表。入場無料(ワンドリンク制)です。

ザ・スズナリ

〒155-0031
東京都世田谷区北沢1-45-15
TEL:03-3469-0511
FAX:03-3468-0080

アクセス
小田急線・井の頭線下北沢駅南口より徒歩5分

チケット発売日

一般=2016年3月12日(土)

ブルドッキングヘッドロックの
メールマガジン「BHL HEADLINE」
購読者を対象に、先行予約を行います。

先行予約受付日時:
2016年2月20日(土)0時~21日(日)24時まで

チケット料金

  • 前売券(自由席)/3,600円
  • 前売券(指定席)/4,200円
  • 当日券(自由席)/3,900円
  • 当日券(指定席)/4,500円
  • グループ割引(指定席・3名以上でのご予約でお一人様)/3,900円※
  • U-18割引(18歳以下対象・枚数限定・前売当日共・公演当日要身分証明書)/1,800円※

※ブルドッキングヘッドロックのみ取り扱い
・自由席は整理番号付

チケット取扱い

問い合わせ先

ブルドッキングヘッドロック制作部
〒180-0006 武蔵野市中町2-5-20-106 phone 070-5590-1731(受付時間12:00~20:00)
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