下見を終えて、『雪ロード埋没』へ

こんにちは、その25『雪ロード埋没』チームの葛堂里奈です。

 

先日は、ワークインプログレス【下見】にたくさんのご来場、誠にありがとうございました!

 

 

直前まで、とても胃が痛かったです。みんな口々に「あー」だの「緊張する」だの、不安を口にしていました。当日の朝にラストの部分の台本に目を通し、直前まで確認に余念なく・・。

 

 

当日、3チームの中で一番手に開演した私たち。初めて「人に見てもらう」ための通しを行いました。

 

緊張して固くなっていたり、ノリがよくなっていたり、稽古とはいえ演者それぞれが「あ、ちょっといつもと違うな」という若干の空気感の違いを感じながら。

 

 

しかしお客様は暖かかった。

 

私たちが意図したことが、「あ、伝わるんだ!」という確かな手応えを感じました。

 

逆に、「ここはまだまだ詰めないとだめだな」という部分、もちろんたくさんありました。

 

まるっと含めて我々にとって、とても有意義な時間になったと思います。ひとまず何がなんでも通しをやることによって、何が必要で何が足りないのか、いろんな面で沢山の発見をすることができました。

 

結果的には、今まで徐々に積み重ねてきたものを、まるごと皆さまにお見せするという、この【下見】の目的は達成できたのではないかと思います。脚本的にも芝居的にも、ある程度固まっているところ、不安定なところ、変更する必要があるところ、など全てをさらけ出して、また建設と解体に向き合えるきっかけとなりました。

 

個人的にも、葛堂演じる「戸ヶ谷華」というキャラクターが、一回解体されたような心持ちだったり。そしたらあとは建設あるのみ!本番までにどうなるかな。

 

まだまだ面白くなります。

 

今までは何となく「その25チーム」みたいに呼んでいたお芝居が、【下見】を経てようやく『雪ロード埋没』という作品になったような気がしています。

 

どうか見届けてください。

次は本当に劇場!待ってます!!

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コンストラクション ダイアグラム・オーバー ザ ディメンション
~108の、建設と解体を繰り返す未遂の構想について~

2017年4月16日(日)~22日(土)
全12ステージ
@下北沢 小劇場B1