『文・週』第十回~橋口・鳴海・葛堂編~

こんにちは。編集長の鳴海です。

 

先日、〆切を過ぎても何の連絡もなく放置し続けていた橋口勇輝を〆てしまいました。

〆切の翌々日に「すいません!すぐに!」とLINEが来ましたが、その後、さらに放置。

注意喚起すると、「あと清書するだけなんで!」「タスクが溜まっていくぅ…」と呟き、放置。

ついに先週公開の『文・週』の記事を編集するのにもう間に合わないタイミングになってしまった時点で、みんなの前で、橋口くんを〆ました。

台本を執筆している浦嶋くん高橋くん、他のスタッフワーク業務を担っている女子メンバーも〆切を守って原稿を書いて提出してくれているので、橋口くんだけ〆切を守らず、連絡もせず、然るべき理由もなく、放置して、公演を楽しみに現場ブログを見守ってくれている方へ、私たちのことを知ってもらおうと毎週お届けしてきたこの企画をポシャらせていい理由も特権もないからです。

私の父は所謂、亭主関白で、「しつけ」と称して理不尽に怒鳴り散らすことが希でないひとでした。

幼い頃から、父の説教が終わるまで、正座して黙って怒号に耐えていなければならない環境で育ったので、その反動で、私は怒るのも怒られるのも本能的に本当に本当に嫌いです。
嫌いだから一層、怒ったり叱ったり伝えようとすることにとてもエネルギーが要る。
つうかなんで劇団員としては後輩だけど同い年の男を「〆切は守ろうね!」なんて当たり前のことで叱らなあかんねん。

しかし、こればっかりは私が言わねばなるまい。だって企画が間に合わないもん。みんなでやりたいねってなって、頑張ってる企画だもん。

そして、稽古場で先に着いていたメンバーに軽く相談というか宣言した後、稽古開始時間のギリギリにやって来た橋口くんを〆ました。とても汚い言葉で。

怒ってみせていることでこの先、「鳴海さんすげえキレてる」「鳴海さんはすげえ怒るひとだ」ってレッテルを貼られるかと思うと心臓が裂けそうでした。

動画を撮っておいてもらわなく本当によかった。

 

余談が長くなりましたが、こんなドキュメンタリーを経て、ようやく橋口くんが原稿を提出してくれたので、今回は『雪ロード埋没』本編で高校3年生を演じる3人の原稿を公開いたします!

テーマは【好きな科目/嫌いな科目】です。

 

【橋口 勇輝】

~メンバーより~

起立してまで起きて授業を受けようとする気合い…その心意気見習わねば(二見)

やべえやつだな。何がやべえって、眠い事を伝えたって事だ。(高橋)

忍耐じゃなくて世界史を生徒に教えろよ吉峰。(鳴海)

私もカタカナが苦手で世界史逃げました・・。少しは勉強しておけばよかったな。(葛堂)

君はよくやったよ。(浦嶋)

授業に立ち向かってるね!なんでそんな頑張れたの?(平岡)

眠気と闘った橋口さん、まじ勇者です。(山田)

 

【鳴海 由莉】

~メンバーより~

九九を暗唱。。。皆が通る道かもね。(平岡)

数学!苦手です!六の段以降が怪しいのは意外!(葛堂)

私も数学の面白さがわかりません。(山田)

XとYと√が出て来た時の衝撃が忘れられません。(高橋)

中学までは数学=パズル=遊びだったのに、段々覚えゲーになってきた数学は高校でお別れした。(二見)

父、スパルタや!(浦嶋)

その頃からその発想…!僕は九九を覚えた時大人たちに向けたドヤ顔を未だに覚えてます。(橋口)

 

【葛堂 里奈】

~メンバーより~

最初絵を見て進撃の巨人について書いてるのかと思いました。いつもこの感想書いてる気がしますが、、、葛堂さんらしいです。(高橋)

学校の屋上で観測するのって、なんだかロマンチックですね。(山田)

素敵な学びの場ですね。絵が…すごい…。ティコさん!!(平岡)

蓄積の“積”が“績”になっているのと細かいのだけど多分襟の字がころもへんじゃなくてしめすへんになってる…(二見)

へー、ティコねぇ。なかなかやるね、ティコ。(浦嶋)

文章を書くにあたって具体例を出す時の接続詞は「まず」→「次に」→「そして」→「最後に」って使うと説得力が増すよ。(鳴海)

天文学者って絶対変人ばっかりですよね。ちなみにうちの父親の専攻が、たしか天文でした。(橋口)

 

今回はここまで!

橋口くん、原稿もコメントもセンスあって面白いのになぁ。。

 

前置きでも原稿でも父のこと語ってしまって、今更だけど怒られそうで恐怖がわいてきました。

娘たちが巣立って離れて暮らしている今、両親は私の出演する公演の都度、観劇の為に上京してくれて、父はとても不器用に私を心配して甘やかしてくれている、昔の東映映画に出てきそうな良い顔をした父親ですよ。

 

来週もどうぞ、お付き合い願います。m(__)m

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