2月19日 4K当日の大ニュース

こんばんは!津留崎です。
先日19日に”公開脚本開発会議(略して4K)『ブループリント~設計図~』”をおこないました。
ご出席くださった皆様、気にかけてくださった皆様、本当にありがとうございました。
一日お天気もよく、お互いに元気で会議を終えられたことに感謝申し上げます。
この日は「作:喜安浩平とブルドッキングヘッドロック」のうちの
喜安浩平さんのほうがお誕生日を迎えました。昼と夜の2回お祝いしまして、
喜安さんは苦笑いでしたけれど、ハッピーなお祝いは何度やっても嬉しいですね!

会議を終えた38は、顔合わせ前にもう一度集まることにしたので
その日まで各々進めております。そんな報告の前に、
記録をもとにこの日の会議を振り返ってみたいと思います。
書記を担当してくれたのは深澤さんでした。コンストには出演しませんが、
何度か会議にも来てくれています。深澤さんのかっこいいところは、
面白い/面白くない、好き/嫌い、を角も立たせずにはっきり言えるところです。
私も、ああ、そっかあ!と発見を貰うことも多く、この日も名言を色々
残してくださいました。ありがとうございました。

では、まいります。
0219ブループリント本番
・これまでの経緯を壁に投影し説明(猪爪)
・遮光婦人のあらすじは『ドキュメンタリー募集の貼り紙を目にしたある夫婦が、
他の夫婦を誘って作品撮りを始め、互いの本音や秘密があらわになり、歪みが生じる話。』
・今日の議題は『誰のどういったテーマを追いかけるのか(ドキュメンタリーの題材)』
『なぜの要素、どうして歪んでしまうのか』『結果どうなるのか』を考えよう。
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喜安:その掲示を出したのは誰なの?
猪爪:そこを謎にしたい。
喜安:団地の中を撮り合うの?それだとそれほどビジネスの感じがしない。
ドキュメンタリー、団地、手紙を作った人と手紙を作ったその意図は?それを決めよう。
《注釈》ここで議題に入る前の問題点が見つかります。「そういえば…」が広がります。
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猪爪:インターポールの犯人捜し
藤原:団地をかかえる町の町おこし
喜安:意図が劇的であればあるほど、主軸は手紙を書いた人になるんじゃないか。
岡山:主軸は夫婦達でありたい。
喜安:そもそも団地って?
《注釈》ここでお客さまより、URについての重要な情報をいただきます(ありがとうございました!!!)。
後日ご連絡もくださり、資料のご協力を賜ることになりました。劇団よりお返事をさしあげております。
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猪爪:具体的な例、光が丘団地は団地だらけの地区。
喜安:そういうマンモス団地を選んでしまうとそれは「今」ではない。単なるノスタルジーになってしまう。
どういう団地なのかということが絞られると、キャラクター云々出ない部分で生活レベルや、それに時間をか
けられるのかということがはっきりする。物語の歯車だけでは、設定が決まらない。
手紙の意図とドキュメンタリーの内容と、団地の様相。どういう団地なのか。
「主催者が団地住人に」と視点を変えてみると、自ずと何かが見えてくる。
津留崎:実際にあるURの団地で、同じ建物でも家賃に倍の開きがあるところも。
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岡山:投稿サイトがあり、どうしても撮りたくなってしまう
竹内:ある夫婦が別の夫婦を撮る、という場合に一方の夫婦が単純に映像作家だった、とか。
法外な手段でとある夫婦が勝手に撮りだすというのも、あり。

★この3つは確定にしよう
1.マンハッタン団地
2.ドキュメンタリー募集
3.ある夫婦
この3つのリアリティを決めることで設定をしっかりさせる。

はし:団地の建て替わり、のためにその変遷を残すためにドキュメンタリーに残すというのはロマンがある。
津留崎:空き家に悩む団地は増加しているらしい。
そこに住まう人が減れば、団地内あるいは近隣の商店街にも影響があるだろう。
また住人らの中にもそこで働いている人がいたとしたら、商店街と一緒に盛り上げようという
動きはあるかもしれない。高齢者中心の団地に学生を住まわせて交流をうみだす取り組みもあった。
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以上!です!お付き合いありがとうございました。
ここまで読んでくださったかたに渾身の投げキッスを捧げます。

その後41チームの会議にも参加しました。
自分たちのことでいっぱいいっぱいでしたけど、先輩たちの向き合い方に
刺激を受けました。何より一緒に考えられて楽しかったです。
「やさしい男」も、そして「雪ロード埋没」も、わくわくするメンバーと作品です。
どうか三作ともお楽しみにしていてくださいね。
私はというと、さっそく翌日にとある団地を取材してきました。
お住まいのある場所ですから、行って大丈夫なものか緊張しましたが
どうでもよくなるくらい広くて、とにかく広くて、360度団地という迫力に
ドドーンとやられました。まとめた資料に載せた図解はこんな感じです。

あとで知りましたが、この中のとある場所は有名な心霊スポットなのだそうで。
この日はとっても風が強く、揺れる木々がホラー映画みたいだなあと思っていました。
もっと報告したいけれど、長々と語るのはやめにします。
もう一つ言わせていただきたい大事なことがあるからです。
実は4K当日の朝、私たちにとって運命的な出会いがあったのです。
出演者欄に『他』と記されていた、あの秘密が明らかになります。
そのお知らせは【2月24日金曜日】におこなう予定なので
どうかお楽しみにしていてくださいませ!

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ブルドッキングヘッドロック Extra number

コンストラクション ダイアグラム・オーバー ザ ディメンション
~108の、建設と解体を繰り返す未遂の構想について~

2017年4月16日(日)~22日(土)
全12ステージ
@下北沢 小劇場B1