それぞれの眼差し

葛堂里奈です。

金曜日担当ということで。

こちら時を遡って、最初のミーティング時に書きなぐったノートです。

いろいろ書いてありますが要約すると、どんなことがやりたいかのアイデアを出し合いました。

我々の体験談を元にする(二見)、夜間高校(平岡)、男子校もしくは女子高が共学に(浦嶋)、ときメモ(橋口)、シェアハウス、教習所、短期バイト、代行バイト・・・

途中ときめきメモリアルの話でとても盛り上がったのですが、「桜の木の下で~」とか「葉月くんが~」とかいう言葉にピンとくる人とこない人がいたりする。そんな雑談のような話でも、突き詰めれば高校時代の過ごし方が垣間見えるようで、なかなか愉しいですね。

ちなみに葛堂は恋愛シミュレーションゲームはやったことがありますが、ときメモをプレイしたことはありません。でもときメモって常識じゃない?というポジションであります。

*

「高校生の作品」で思い浮かぶ作品も人それぞれ。浦嶋くんは以前から映画『桐島、部活やめるってよ』が大好き。『Another』(綾辻行人)のような驚きの展開がやりたいのは二見さん。『金田一少年の事件簿』を例に上げたのは鳴海さん。葛堂はと言えば、映画『リンダ リンダ リンダ』の空気感や高校生の描き方が堪らない。とひそかに思っていました。

*

喜安さんからのアドバイスでは、この人数で短い上演時間では、恋愛は真ん中に置くテーマにはならない。また、我々のチームのメンバーにはものすごく違和感があるような人がいない分、設定などで当たり前じゃないものを取り入れた方がよい、ということでした。

大きな枠で捉える眼差し。脚本家の目線と俳優の目線はやはり違うものなのだろうか。更に言えば演出家の目線、制作の目線、お客様の目線、スタッフの目線、などなど無視できないさまざまな要素が組合わさった上で、演劇という作品は生まれてくるのかもしれない。

まだまだ、我々の作品は、卵の中でもがいてます。

  1. はしいくみ より:

    色を変える機能を使いこなしている葛堂。
    私は、太字に設定したのに、なぜか反映されません。
    あ、眼差し、写真とマッチして素敵ですね。

  2. 葛堂里奈 より:

    太字は反映されないですね。
    他にもいろいろやってみたのですがどうも反映されないものも多く、ついつい色を多様してしまいます。
    わ、ありがとうございます。

この現場記録をシェアする

ブルドッキングヘッドロック Extra number

コンストラクション ダイアグラム・オーバー ザ ディメンション
~108の、建設と解体を繰り返す未遂の構想について~

2017年4月16日(日)~22日(土)
全12ステージ
@下北沢 小劇場B1