その41
2017年1月23日
テーマの一つ、「動物」についての考察と進捗
フォーティーワン篠原です。
I.我々41の作品テーマの一つに、「動物」が決まりました。3人に共通する、今興味があること。そこに「動物」があったからです。例えば、「人間とペットの関係について」例えば、「絶滅危惧種」について。例えば、「動物の習性や進化について」。
ここで永井の紹介した、回りくどい進化をする生物
「ロイコクロリディウム(カタツムリに寄生)」をご紹介します。
(以下wikiより)レウコクロリディウムとも。カタツムリの触角に寄生してイモムシのように擬態し、だまされた鳥がこれを捕食し、鳥の体内で卵を産み、鳥の糞と共に卵が排出され、その糞をカタツムリが食べて再びカタツムリに侵入する。
まわりくどかったです。
なぜ、こうなった?3人は薄ら笑いを浮かべ、途方に暮れます。
篠原は提議します。そもそも、これは種を残そうとしていること、として捉えるべきか。
それは、人間のフィルターを通して見ているかもしれない。種を残そうとしている、と人間が勝手に思っているのかもしれない。
喜安が言います。たとえば今みたいに誰かに動物を説明するとしよう。「こんな動物がいるんだよ」と話すこと。これは理系というより文系の分野に通じる。動物学うんぬんで話すより、何割かロマンが感じ取れるのではないか。
そう、我々は「ロマン」も大好物なのです。永井の目がキラキラしています。
「動物」、アリですね。
ということで動物をモチーフの一つにすることで三者は同意。
動物。それらは、我々が常に興味を持って止まない、「人とは?」…もっと言うと「宇宙とは?」を知るために重要なヒントになり得る。そう考えたのです。我々が表現するのはあくまで人です。では、「なぜ人は生まれてきたのか?」、「なぜ生まれてきて、さらには、その我々「人」についてを演劇という手法を用いて表現をしているのか」そういう哲学的なものにも興味がある我々には、とてもいいモチーフだと考えました。そう、我々は「哲学」にも興味がある欲張りさんなのです。
II.「哲学」「ロマン」からの「動物」
というわけで、ひとまずそれぞれが興味のある動物やその習性、その動物の興味深いエピソードなどについて調べてくることにしました。以下、そのメモ。
喜安
●ペットのクローン犬 韓国で 一匹一千万円 すでに800匹作られた 論文捏造の博士
サイエンス?ビジネス?
篠原
●アリ
働きアリは実はほとんど働いてない
2:6:2の法則
デス・スパイラル
死ぬまで仲間とぐるぐる回る
●ミノムシ
絶滅危惧種
中国から来たハエが原因
ミノの外からの生殖活動が切ない。
永井
●魚
魚は痛みを感じるか
他の魚が仲間の魚を助ける動画
人より劣ると思っていた動物が、実は意外と優しいのではないか
●カモメ
最近アザラシの子の目玉を狙う。漁の効率化。
話は昆虫や魚にまで及び、生き物のその途方もない世界にどっぷり浸かる我々。
さて、今後どの動物がモチーフに選ばれるのか。我々も楽しみです。
篠原のメモにも、あきらかに猫と思われる動物が。
「ぐへへ」と言っています。
(記録:篠原トオル)
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ブルドッキングヘッドロック Extra number
コンストラクション ダイアグラム・オーバー ザ ディメンション
~108の、建設と解体を繰り返す未遂の構想について~
2017年4月16日(日)~22日(土)
全12ステージ
@下北沢 小劇場B1
話し合い中に猫書いてるとは思いませんでした。
永井さんが「シュレーディンガーの猫」の話をした時に、参考までに描きました。「ぐへへ」は余計でした。
今や人気の猫ですね。
顔と足が良いです。