悔しいし、嬉しいし、

悔しいし、嬉しいし、やっぱり悔しい。

20代チームの話し合いが煮詰まっているとき、いつも道を切り開くのは喜安さんの言葉だ。

喜安さんから出てくる言葉はやっぱり面白いし、話し方が上手いから強烈に惹きつけられる。

なんでそのアイディアが自分たちの中から出てこなかったのか、と悔しくなる。

昨日の髙橋の記事にもあったように、1月11日のミーティングで、「学生」「駅」ともう一点のキーワードをみんなで出し合った。

僕たち8人の頭の中は、それはもうバラバラだ。

特に葛堂や二見が考えていることは、僕とは違いすぎる。同期として3年一緒に活動してきたから、そんなことはまぁわかっちゃいたけど。

葛堂の「地底人」とか、二見の「妖怪」というキーワードに僕は全くと言っていいほどピンとこないし、たぶん僕の「もやしを見ないフリをした」てやつにあの二人は全然ピンときてないはずだ。

このバラバラ具合が楽しい一方、僕らだけでは話し合いがまとまらない。

そこで、喜安さんから出てくる言葉で、一気に動き出したりする。

「感動が前提になっていない方がいい」

「シチュエーションよりも人にフォーカスを当てた方が」

「ストーリーではなく、生きざまのような」

「不毛であればあるはど真理をつく」

そして、「女子が男子を〇〇しようとする話はどう?」と喜安さんが言った瞬間、「面白そう」という空気になった。

喜安さんはすごい。

悔しいし、嬉しいし、やっぱり悔しい。

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ブルドッキングヘッドロック Extra number

コンストラクション ダイアグラム・オーバー ザ ディメンション
~108の、建設と解体を繰り返す未遂の構想について~

2017年4月16日(日)~22日(土)
全12ステージ
@下北沢 小劇場B1